益城町 倒壊率高い地域の特徴は傾斜地で古い造成地!熊本地震を教訓にマイホーム探しを!



震度7を記録した熊本地震でも益城町は布田川断層帯が走っていたために

地震の揺れが大きくなってしまいました。

 

家屋の全半壊など倒壊状況も熊本市よりも倒壊率が高い状況です。

益城町では旧耐震基準の古い家が倒壊してるだけではなく、

 

昨年新築したばかりの新耐震基準で建築された家が

地面が崩れて傾いてしまいました。

 

どんなハウスメーカーで建築しても地盤が悪ければ、

震度6以上の揺れでは傾いてしまうリスクがあることは

教訓としなければなりません。

 

特に益城町で地盤が崩れて倒壊率が高く被害が集中した場所は

緩い傾斜地であることや古い造成地であること

わかっています。

 

 

益城町で全半壊が集中した倒壊率が高い場所と被害が少なかった地域の違いは傾斜地か平坦地かの違い?

京都大学防災研究所のレポートでは

多くの倒壊した住宅の写真が掲載されています。

 

数百枚もある写真を見てわかることは、

益城町で全半壊が集中した倒壊率が高い地域の特徴の1つが

 

緩い傾斜地にあったということでした。

 

ジャーナリストの津田さんが掲載した道路の写真を見てもわかる通り

緩やかな坂道なっています。

 

益城町で倒壊している画像を見ると

よくよく見ないと気づかないですが、

 

緩傾斜地となっていることが分かるかと思います。

 

家が倒壊していなくても基礎部分への亀裂が入るなど、

地盤の揺れの影響がでています。

 

一方で秋津川沿いにある地域は軟弱地盤であるリスクがありながらも

傾斜がなく、平坦な場所であることが特徴で、

 

傾斜地に建っていた住宅ほどには大きな被害にはなっていないことも

報告されています。

 

傾斜が多い山の方が一般的には平野部よりも地盤が強く

地震に強いと言われてきました。

 

闇雲に平坦な場所より傾斜があっても高台や山の方が

地震には強いとは言い切れない事例です。

 

益城町安永地区で傾斜地の築1年の物件が傾いた!古い造成地か新しいかの違い?

益城町安永地区は傾斜地が多く、古い造成地にあった

築1年の住宅が傾きました。

 

家自体は耐震性があって地震に耐えていたとしても、

巨大地震の揺れで崩れてしまうような地盤では

家が傾いてしまう事例です。

 

一方で同じ地区にありながらも近年に

新しく造成された場所では傾くようなことがなかったという点も

 

注目すべき点です。

 

傾斜地へ家を建築するためには平坦にするために、

盛土や切土などの宅地造成工事が絡んできます。

 

古い造成地と最近の造成地で技術レベルの違いから

地震の揺れに対して地盤への被害が起こりやすいという

リスクも考えられます。

 

 

益城町の傾斜地での被害を通して熊本地震を教訓にすべき最大の都市は横浜市か?

傾斜地が多い場所は益城町に限ったことではありません。

 

全国どこでも傾斜地はありふれています。

 

最も人口が多い都市として注意すべきなのは

横浜市ではないでしょうか?

 

 

 

家がきれいで新しいというだけで選ぶのではなく、

地震の揺れに対して地盤は強いのかどうかという点も

 

マイホーム選びには欠かせない視点です。 

 





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