益城町役場 耐震改修しても震度7に耐えられず!地割れやマンホール浮上に理由が?



熊本地震では宇土市役所が旧耐震基準である庁舎であり、

建て替えを検討している状況の中で4階部分が潰れました。

 

益城町役場についても旧耐震基準であったために、

震度7強の地震に耐えられるように

新築建て替えではなく耐震改修を完了していました。

 

実際には熊本地震の発生で

益城町役場は使用不能な状況まで

 

破壊されてしまいました。(使用禁止)

 

町役場周辺にある断層や地震でできた地割れ

マンホールの浮き上がり現象がみられたことから、

 

益城町役場を教訓にするべきことを考えてみました。

 

 

益城町役場は耐震改修を完成していた点は高評価?

益城町役場では国が耐震化率を90%以上に高めるという

方針に沿って、益城町全域にある

 

公共性の高い建物については耐震改修を進める方針を

平成23年から公表して実行に移していました。

 

 

益城町役場は30年以内の震度7クラスの地震発生確率は0~6%と推測していても耐震改修は進めた

益城町役場では町の耐震改修を進めるにあたって

布川田断層帯があることを前提に

 

震度7クラスの大地震が来ることを想定して

アナウンスはしていました。

 

但し、30年以内に震度7クラスの大地震が発生する確率としては

0%~6%と推測をしていました。(平成23年~平成28年3月において)

 

0%や6%の数字を見るとまあ、熊本地震など発生しないだろうと

考えてしまいます。

 

備えあれば憂いなしといいますから、

大地震発生確率が少ないけれども

 

益城町役場の耐震改修については

断層があること、国の方針があることなどから、

耐震改修を実施した点は英断だと思います。

 

残念なのは益城町役場は実際には震度7の

熊本地震には耐えらえず使用禁止なった点です。

 

罹災証明書の発行についてもデータが別の場所へ移管してあったから

良かったのですが手続きが遅れてしまいました。

 

耐震改修工事を行ったにも関わらず

役場が震度7に耐えられなかったことには

今後も調査が必要です。

 

益城町役場や周辺で地割れとマンホールの浮上が特徴!

益城町役場の被害状況を見ると、

建物だけではなく、入り口付近の階段の亀裂がひどいことが分かります。

 

建物には亀裂が入り、窓ガラスは空かない状況ですから、

傾いてしまったことが分かります。

 

恐らく基礎部分にも亀裂が入っているでしょう。

益城町役場から少し南方向にある

断層のすぐ近くにある益城町総合体育館付近の

 

マンホールが浮き上がっています。

 

マンホールの隆起は道路の交通の妨げになるので問題です。

 

益城町役場周辺道路も地割れが入っていて、

マンホールが隆起するのは無理もありません。

 

地面が地割れするような場所では耐震改修をしても

益城町役場は震度7に耐えらえなかった

といえるのかもしれません。

 

過去の地震では新潟中越沖地震で液状化現象が酷かった

山古志村の道路の地割れを連想します。

 

益城町役場が耐震改修しても被災して使用禁止になったことの教訓

大地震があっても使用禁止になるようなことは許されない施設が

役場機能です。

 

その意味では建物の耐震化だけではなく、

今後新築する場合には今の場所でいいのかという

 

検討も必要です。

 

地盤がより強固な場所である必要があるでしょうし、

断層がある場所もおおよそわかっている状況です。

 

地割れを発生させるような場所に新庁舎を新築することは

注意深く行うべきでしょう。

 

益城町では地割れをした断層付近の土地、中古住宅は注意を

 

マイホームの土地探しでは、

⇒益城町 倒壊率高い地域の特徴は傾斜地で古い造成地!熊本地震を教訓にマイホーム探しを!

の記事も参考にしてください。

 

一般の方にしても同じで、益城町の町内で

地割れを起こしていたり、

 

マンホールが浮き上がっているような

場所での新築建て替えはよくよく注意をして

 

工事をするべきでしょう。

 

これから新たに益城町で中古住宅を売買する時には、

断層に近い場所ではないのか

よく確認をしましょう。

 

断層付近の土地が危険すぎて買手がつかないような場合は、

投資という視点では、

 

住宅ではなく、太陽光発電に活用するなど、

利用法を考える必要があります。

 





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