100均の草刈り鎌でも家庭菜園ならコスパ十分?高級鎌の菊松との違いは?
春になるといよいよ家庭菜園シーズンとなってきますね。
冬の間は雑草は枯れてしまったりして、おとなしくしてくれているのですが、
春の訪れとともに、いよいよ息を吹き返してきます。
そして、気温の上昇とともにあっという間に雑草は大きく成長していきますけれども、
家庭菜園をたのしむ人にとっては、草刈りという手間が増えてしまいます。
大変な草刈りの手間を省いてくれるのが、草刈り鎌ですけれども、
100均でも購入ができますし、農家さんが利用しているような
高級な草刈り鎌も存在します。
100均で買えるような安い草刈り鎌は、すぐダメになるとよく言われますけれども、
長く使える高級鎌とどちらがコスパが高いのでしょうか?
100均の草刈り鎌と高級鎌との違いはどこに?
100均の草刈り鎌は安くて最高だって買うときは思うんですけれど、
使っているうちに、切れ味が鈍くなるのがよくわかります。
一方で、高級鎌は研いで使い続けられるという点で
購入するときの先行投資は高くつくのですが、
切れ味が長持ちしてくれます。
そして、家庭菜園をするために、雑誌「やさい畑」(2021年4月号)を眺めてみると、
竹本鎌製作所の高級ブランド鎌「菊松」のことが紹介されていました。
竹本鎌製作所の鎌と100均の鎌との違いは?
やさい畑の竹本鎌製作所の取材記事では、なんと、100均の鎌との違いまでコメントされていました。
詳細は「やさい畑」(2021年4月号)を見てほしいのですが、
要するに、
- 鋼材の質
- 焼き入れという熱処理の製造方法
といった点が大きく違っているということです。
ちなみに、焼き入れという熱処理の方法は、
800度という高温に熱したものを水で急冷して、
鋼を強くしていく製造方法で手間がかかります。
製造コスト重視の100均商品では、
おそらく、マネができない製造工程です。
竹本鎌製作所の製品については
をご参照ください。
高級鎌=菊松を家庭菜園なら一生使える?
100均の草刈り鎌を家庭菜園で利用して、一生涯利用しようとする人はいないですよね。
あくまでも、最初に購入するときの価格が魅力だから、
ダイソーで草刈り鎌を購入するのであって、
1年使ったらそれでいいという感覚がありますよね。
でも、竹本鎌製作所の高級鎌ブランドの「菊松」を家庭菜園で週に1~2回程度の頻度で
利用するなら、一生涯使えるのではないかと「やさい畑」の
メーカーへの取材記事でコメントされています。
安くはない高級鎌への投資は、当初の切れ味がいいだけではなく、
切れ味が長い期間にわたって継続してくれるという恩恵を
もたらしてくれるというわけです。
短期間で使い捨てをしなければならない100均の草刈り鎌と比較しても、
長期間利用していくことで高級鎌のほうがむしろコスパは高かったということにも
なりえるのです。
家庭菜園での草刈り鎌は100均のもので十分か?
高級鎌を長く使っていくか、100均の低価格の鎌を頻繁に買い替えて使っていくかのどちらが
結果的にはお得なのでしょうか?
高級な鎌の場合は、研いで使っていくことが可能です。
竹本鎌製作所の鎌であれば、日々、砥石で研いでいくことで、
薄っぺらになってしまった草刈り鎌でも切れ味は変わらないという
長所があります。
一方で、値段が安い鎌は、刃先だけしか焼きを入れていない場合があるので、
ある日突然、切れなくなります。
家庭菜園で高級鎌を長持ちさせるには、メンテナンスが必要
家庭菜園で使う鎌だから安い商品でいいという感覚では、
鎌を大切にメンテナンスしていくという行動が伴わないかもしれません。
高級鎌を購入して長期間使い続けるためには、
購入して使用するたびにメンテナンスが必要です。
具体的には、
- 使用後は水洗いをして水気はしっかりとふき取りさびを予防する
- 保管する前には機械油なのど塗ってさらにさびを予防する
といった日頃の手入れが長持ちの秘訣となります。
まとめ 高級鎌と100均の草刈り鎌どっちがコスパがいい?
高級鎌を購入しても、使用後の手入れができない場合は、
高級鎌でもさび付いてしまい、研いでも切れ味が回復しなくなってしまうので、
割高な商品になってしまいます。
草刈り後の手入れができない場合は、100均の安い草刈り鎌を
使い捨てながら使用していくほうが結果的にコスパがいいといえます。
逆に、しっかりと鎌を洗浄したり、椿油を塗ったりして、研磨をほどこしつつ
手入れができる人は、切れ味が継続する高級鎌のほうが
むしろ安い買い物になる可能性があるといえます。
草刈り鎌用の砥石がない場合は、準備しておきたいですね。