地震に強い土地を探すには地名で液状化しやすい軟弱地盤を避ける!



地震に強い土地を探すには、消去法的に、

震度5以上の地震が発生した時に、

 

液状化しやすい土地や、軟弱地盤である「地震に弱い土地

を避ける必要があります。

 

よく、昔は川だったところ(旧河川や旧河川敷)

に注意をするなどの助言がありますが、

 

知らない土地では簡単に判別できないものです。

 

その土地は大丈夫なのかという注意をするべき土地としては、

地名で判別する方法があります。

 

具体的には、(川)、、沼、田などの地名がついている場所があったときには、

調査をするか建物の施工会社に地盤改良なりくい打ちの施工について

十分な配慮がなされているかを確認する必要があるでしょう。

 

 

熊本地震で液状化したことがある地名に「河」があった!

液状化しやすい土地はかつて川だった場合が多いといいます。

現実には土地探しをする場合には、昔河川だったなどの情報は

乏しいです。

 

しかし、地名に「河」という名称がついているようなら

注意をすることもできます。

 

現実に地名に「河」がついていて、熊本地震で液状化した

場所の具体例として、

 

熊本市南区土原町では、液状化によって噴砂がおこり、電柱が傾いたり、

浄化槽が浮き上がっています。

 

南阿蘇村河陽地区では断層の亀裂

南阿蘇村河陽地区では、熊本地震によって複数の断層の亀裂が発生して、

家屋が倒壊しました。

 

」という文字が地名に使われています。

 

 

新潟地震では、地名に「川」がついている県営アパートが傾斜!

地名に「川」という文字がつく場所としては、1964年の新潟地震で川岸町の

県営アパートが液状化を起こしてゆっくりと建物が転倒してしまいました。

 

 

横浜ではマンションが傾斜した場所は地名に「池」という文字があった!

横浜市でマンションが傾斜してしまった

「パークシティLaLa横浜」の所在地は、

神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-13です。

 

  • 傾斜した理由には、工期が短かったこと、
  • 地盤調査が十分ではなかったこと
  • くい打ちの工法が適切ではなかったこと
  • 地盤が悪い場所であったこと(くい打ち工事はしっかりとした施工が必要であったこと)

 

 

などが指摘されています。

 

一般のマンションの購入者が注意する点としては、

地名が「池辺町」で「池」が地名についている点です。

 

池や沼がつく地名はかつて低湿地であることを示していると

言われます。

 

横浜のマンション傾斜問題では、

「池」という文字がある地名が危険である可能性が高い

事例になってしまいました。

 

まとめ:地震に強い土地を探すには、地名に注意!

地震に弱い土地を除外することが、地震に強い土地を探すことに

つながります。

 

⇒熊本地震の液状化現象に学ぶマイホーム新築時の土地探し軟弱地盤に注意を!

 

地震に弱い液状化しやすい土地を避ける意味でも、

地名にどんな「漢字」が使われているかによっても

ある程度、注意を払うことができるでしょう。

「地名は警告する 日本の災害と地名」という本は、

地名と災害があった歴史を解説した土地探しの参考書とも

言えるかもしれません。

 

 





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