新築する土地や中古住宅探しの注意点は断層と川沿い!熊本地震の護岸崩壊を教訓に
新築マイホーム建築にあたって、
いい立地の土地を探したり、
既に立っている中古住宅を探すときに、
共通の注意点として
熊本地震で震度7を記録した益城町の
断層や川沿いの護岸崩壊や道路の亀裂が
教訓になります。
新築をするときの土地探しや中古住宅探しの
注意点についてみていきましょう。
熊本地震で益城町馬水地区では川の護岸が崩壊し道路にも亀裂!住宅は無傷でも水の被害の可能性が
熊本地震で震度7を記録した益城町では
住宅の倒壊が相次ぎました。
益城町馬水地区でも古い家は全半壊していますが、
築年数が新しい住宅は倒壊することはありませんでした。
馬水地区では川の護岸が崩れる、側道が陥没するなどの沈降が発生しています。#熊本地震 #がんばろう熊本 #熊本支援 #益城町 pic.twitter.com/s7pDRb2Rj4
— しんいち@震災復興支援 (@shinsaimashiki) 2016年4月20日
ところが、馬水地区では近くに木山川、秋津川やその支流が流れている
場所があって、川の護岸が崩壊して
川沿いに走る道路にも多数の亀裂が入っています。
熊本県上益城郡益城町馬水に住む知人に連絡とれない(>_<) 震源地そばだし、アパートも凄く古く、目の前が小川だから心配だ…
— love fishing hiro (@lovefishinghiro) 2016年4月15日
川の護岸が崩壊した場所の近くに住んでいる人は
水災の危険性があるという警告が出て、
家には被害がなくても引っ越しを余儀なくされた
例もあります。
川の氾濫リスクは地震による護岸の崩壊も!断層の有無を確認することが中古住宅や新築の土地探しの注意点!
新築の土地選びや中古住宅探しでは熊本地震で
白川沿いの護岸崩壊や、益城町を流れる川の護岸の崩壊を
教訓にして気に入った土地や中古住宅が川の近くで見つかった時には
川の近くに断層がないかをチェックしましょう。
あなたのお住まいの街で活断層を確認する方法としては
⇒マイホーム土地選びで妥協したくないポイントは断層を避けること!
をご参照ください。
川や小川に近い、隣接する土地や中古住宅で断層以外の注意点は?
川が流れる土地は高台ではなくて比較的地盤も強くない
傾向があります。
参考記事⇒熊本地震の液状化現象に学ぶマイホーム新築時の土地探し軟弱地盤に注意を!
地盤が軟弱かどうかは地震の時に心配になる注意点です。
川沿いの土地や小川沿いの土地の注意点としては
湿気が多い傾向がある点にも注意が必要です。
どうしても小川が流れるような場所は土地が
低いですから高い土地から水が流れて
きやすい傾向にあります。
湿気が多い場所に家を新築すると、
床下の湿度が高いままになりやすいです。
結果として湿気を好むシロアリ被害のリスクも高まります。
べた基礎であればある程度は湿気は防げるでしょうけれども、
べた基礎も地震などの影響で亀裂が入れば、
亀裂部分からシロアリは侵入してきます。
地震による護岸崩壊の水災リスクがなくても、
住宅の寿命を縮めるかもしれないリスクです。
水を外部に逃すような施工をしたり、
するなどの工夫が必要になるので
既存の中古住宅探しや新築の土地選びの
注意すべきポイントとして参考にしてください。
河川の近くにあった家が地盤沈下のため傾いている事例も!
河川の近くにある家が傾いているものを見たことがあります。
川の近くだから傾くとは簡単には言えませんが、
見るからに軟弱な地盤である雰囲気がある住宅でした。
リフォームをしてジャッキアップを施しては見たそうですが、
その後も地盤沈下が止まらず、また傾いたという事例です。
家が傾いた状態では耐震性は十分に発揮されないだけではなく、
軟弱地盤であることで揺れやすい地盤になり、
地震の時の倒壊リスクは高まりますので注意が必要です。
河川、小さい川の環境に惚れて家を新築したり、中古住宅を購入するような
時には、傾きがないか、過去にジャッキアップした経緯はないか、
建物の基礎の部分の状態が良好かどうかを
確認する必要があるでしょう。