阿蘇大橋 俵山トンネル崩落は布田川断層帯至近!地図上で熊本地震 危険地域は?
阿蘇大橋が2016/4/16の熊本地震 本震で崩落しました。
阿蘇大橋が崩落することになったのは
近くにある「南阿蘇村立野地区」
の地滑りが原因です。
さらに、地滑りの原因となっていたのは
阿蘇大橋付近に布田川断層帯が走っていたことが
地図上で明確になっています。
布田川断層帯が走ってる地域を確認すると
崩落した俵山トンネルも通過していることが分かりました。
南阿蘇村にある阿蘇大橋の場所を地図上で確認
南阿蘇村の阿蘇大橋の地図を見ています。
阿蘇大橋のある場所は国道57号線と国道325号線を
繋ぐ位置にあることがわかります。
地図上でもわかりやすい特徴なのでよく覚えておいてください。
地域名としては南阿蘇村立野地区から黒川地区(東海大学がある周辺)
にかけて阿蘇大橋がかかっていました。
熊本地震を発生させた布田川断層帯を地図上で確認!阿蘇大橋との位置関係は?
次には、熊本地震の原因にもなった
活断層が走っている様子を地図上で見てみましょう。
益城町の南西部にある嘉島町を通る
九州中央自動車道の「嘉島JCT」
付近からスタートして
北東方向へほぼ直線的に布田川断層帯が走っていることが
視覚的に理解できます。
布田川断層帯の北東方向の終点がちょうど、
阿蘇大橋付近です。
ですから阿蘇大橋が地滑りが起きたために崩落したのも
布田川断層帯のずれが予知できたなら
当然の結果といえるのです。
大変危険な場所に阿蘇大橋がかかっていて、
南阿蘇村への交通が寸断されることになりました。
もし今後、阿蘇大橋を開通させるとしても、
断層付近から外れた場所からアクセスするようにしないと
大変危険であることが分かります。
国道57号線と国道325号線を交差させる位置を
断層の位置からずらすように設計しなおさないと、
またいつか断層のずれが発生して地震が発生すると
同じくらいの被害になりかねません。
布田川断層帯が走っている具体的な地域を地図で読み取ると熊本地震の甚大被災地がわかる
地図を見れば視覚的にはどのあたりを走っているのかは
わかりますが、
布田川断層帯が走っている地域がどこなのかを
確認します。
布田川断層のスタート地点は
嘉島町井寺付近からです。
井寺古墳や九州中央自動車道嘉島ジャンクションがあるあたりです。
嘉島町井寺をスタートして北東方向に地名を見ていくと、
益城町小池⇒益城町下砥川⇒益城町中砥川⇒益城町上砥川
⇒益城町赤井⇒益城町木崎⇒益城町南⇒益城町福原
⇒益城町下陣付近⇒益城町上陣付近⇒益城町堂園⇒益城町杉堂
⇒西原村小森⇒西原村田切畑⇒西原村桑鶴⇒俵山トンネル入り口付近
⇒南阿蘇村阿蘇長陽大橋付近
へと繋がっていきまして、阿蘇大橋付近まで到達しています。
以上、布田川断層帯のルートをみて危険だと感じるのは
途中国道が走っている場所や
俵山トンネル入り口付近を布田川断層帯が通過している点です。
熊本地震で俵山トンネルも崩落していた!南阿蘇村の孤立の原因に
布田川断層帯が通過している俵山トンネルは
熊本地震で崩落していました。
西原村から南阿蘇村に抜ける俵山トンネルの崩壊と
阿蘇大橋の崩落の為に、
南阿蘇村が孤立してしまいました。
今後の復旧も一時的な修復をすることの他には、
中長期的に考えて布田川断層帯をうまく避けるように
トンネルや橋をかけていく必要はあるでしょう。
被災された方もそうでない方も
熊本地震の影響で住宅探しにはより神経質になりますね。
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