益城町 布田川断層帯付近に全壊集中!活断層マップを確認しマイホーム購入失敗の回避を!



マイホームを購入するときに中古戸建を買う場合や

建売物件を購入するときに注意をしたいことは多くあります。

 

マイホーム購入が失敗にならないように注意すべき点として、

平成28年熊本地震で震度7を記録した

益城町や西原村で被害が集中した地域にヒントがあります。

 

 

 

益城町で全壊被害が集中した理由は布田川断層帯のある活断層が走っている

場所であるという点でした。

 

活断層マップの存在が今後は重要視されるでしょう。

 

 

益城町で全壊、半壊が多かった建物の特徴とは?

益城町で全壊した建物をみると老朽化した建物で

屋根が瓦屋根の住宅が多いです。

 

昭和56年以前に建築された古い物件は旧耐震基準ですから

現状の建物よりも耐震性が弱いので全壊しやすいことは

 

阪神大震災で経験済みでした。

 

また、屋根が瓦であることで建物の重心が上の方になるために、

地震の時に不安定になりがちです。

 

トタン屋根やスレートなどよりも瓦は恰好がよく

見栄えもする反面、地震には弱いというデメリットもあります。

 

では、新しくて瓦屋根でない住宅は倒壊しなかったのでしょうか?

答えはNOです。

 

比較的、築浅な物件ですら大きく傾いています。

 

つまり地震によって全壊、半壊しやすい建物は

昭和56年以前の旧耐震基準だからという

 

だけでは説明がつきません。

 

築古物件でも築浅物件でも

活断層付近に住宅が建っていたことが

 

全壊、半壊の原因になりました。

 

平成28年熊本地震で益城町で全壊、半壊した地域は布田川断層帯が走る活断層付近に集中!

熊本地震で二階建ての住宅がペシャンコになって

全壊している様子が映し出されていましたが

 

一部の地域に集中していることが分かります。

 

被害にあった益城町の住民の方は

以前からこの付近には活断層が走っていると

聞いていたと話しています。

 

現実に被害が集中した益城町のなかでも

布田川断層帯や日奈久断層帯が走る付近の住宅街でした。

 

 

 

全壊など益城町で被害が多かった地域とは?

全壊する建物が多かった地域の1つには

益城町惣領地区がありました。

その他は

益城町広崎、馬水、木山、寺迫などで

大きな被害がでました。

 

地盤は比較的安定している台地上にある地域ながらも

活断層があったために被害が大きい地域となりました。

 

地盤が悪くて地震発生時に瓦が良く落ちている

地域もありますが益城町については

当てはまらないようです。

 

2016/4/16日の本震によって益城町 田んぼに露出した布田川断層帯

益城町の田んぼの表面に凡そ長さ約50m、段差20~30cmにわたって、

活断層が露出するとう現象まで起きました。

 

田んぼに露出した活断層は布田川断層帯であることが

衛星写真との照合などで確認されてます。

 

国土地理院が益城町下陳周辺の農地で発生した

断層の動画です。

断層が走っているのがリアルにわかりますし、

断層付近には住宅も立っています。

 

今後、活断層マップの精度を向上させることが

大切になるでしょう。

 

マイホーム購入で失敗しないために平成28年熊本地震から学ぶことは?活断層マップの地図上で確認!

熊本地震で益城町の特定の場所に被害が集中していた現状を

踏まえて、マイホームを中古、新築、どのような方法で

こうにゅする場合でも、失敗しないための教訓は次のようなものです。

 

活断層が走っている付近でのマイホーム購入は失敗する

 

いかに物件価格が安いとしても、

命はお金で取り戻すことはできません。

 

活断層マップのチェックが大切!

布田川・日奈久起震断層 地図

布田川・日奈久起震断層 地図

 

布田川・日奈久起震断層の地図を見てください。

 

布田川・日奈久起震断層に沿って被害が出ていることは

明確です。

 

マイホーム購入にあたって建物が綺麗にリフォームされているとか

日当たりが良さそうだとかは二の次です。

 

⇒マンション選びの注意点=渡り廊下分断リスクと平成28年熊本地震についてはこちら!

 

 

マイホーム探しでは活断層がどのあたりに走っているのか

という点にも注意を向けていくべきでしょう。

 





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