薄毛の原因 17型コラーゲンの分解か?白髪や脱毛の予防法とは?
東京医科歯科大学のグループが薄毛、脱毛の原因が
「17型コラーゲン」とうたんぱく質にあることうを突き止めたと発表しました。
老化によって皮膚のコラーゲンが減少することで薄毛・脱毛になることが分かったのは
成果ですが、いまのところ、コラーゲンの分解を阻止する物質の発見は
されていません。
コラーゲンの分解という点に注目して白髪や脱毛のといった老化現象予防法を考えてみます。
老化現象はコラーゲンの分解!白髪や脱毛だけではなく皮膚のシワも増える!
老化するということは止められません。
人は特に顔をや手を中心にして露出した部分については
老化現象としてシワが多くなります。
女性では目じりに小じわができるなどです。
額にシワができるのも老化現象の1つです。
これらのシワができるのはコラーゲンが分解されているからです。
しかもシワができる場所は顔が中心である点であることも
ユニークです。
背中や胸にシワはできません。
シワができる現象の要因の1つが紫外線の影響があるからです。
手に老化現象が出やすいのも手が露出しているからですね。
顔と同様に紫外線を浴びるからこそ老化が目立ちます。
女性が男性に比べてシワが少ないのは化粧など、
日焼け止めの利用が多いから
コラーゲンの分解が抑えられる分だけ
シワが少なくて済むのでしょう。
コラーゲンの分解はシワだけではなく白髪や脱毛へも影響していた
そして、白髪や脱毛、薄毛という現象も、髪の毛が生えている
頭皮の部分にある毛包部分における「17型コラーゲン」の分解が
影響していることが分かりました。
年を取ると薄毛になるのは、毛穴の奥にあるコラーゲンがなくなり、
毛になる細胞が働かなくなるからだとする研究を東京医科歯科大学のグループが5日、
米科学誌サイエンスに発表する。コラーゲンが過剰に出るようにしたマウスの実験では薄毛が抑制された。
新たな脱毛治療薬の開発につながる可能性がある。
毛穴の奥の毛包(もうほう)のなかには「毛包幹細胞」があり、分裂を繰り返し、毛になる細胞へと変わる。
マウスでも年を取ると毛の本数が減って薄毛になる。薄毛になったマウスの毛包幹細胞は、
毛ではなく、皮膚になる細胞となって、最後ははがれ落ち、アカになることがわかった。
やがて、毛包全体が縮み、毛が生えなくなる。
研究チームは、毛包幹細胞の周辺にあり、
分裂にかかわる「17型コラーゲン」というたんぱく質に着目。
薄毛マウスでは幹細胞が分裂したときにこのコラーゲンも分解されてしまうことがわかった。
遺伝子操作でコラーゲンが過剰に出るようにしたマウスでは、 同じ年齢の薄毛マウスより毛包の縮小などが抑えられた。
人間の皮膚組織でも老化に伴ってコラーゲンがなくなり、毛になる細胞もなくなる傾向がみられた。
同大難治疾患研究所の西村栄美教授は「コラーゲンがなくなるのを抑え、
脱毛を防ぐような治療薬を5~10年で開発したい」と話す。
出典:朝日新聞社
以上の発見からだけでは、白髪や脱毛、薄毛を解決する方法は
見当たりせん。
コラーゲン分解を阻止する物質を発見するという視点ではなく、
コラーゲンが分解するような老化現象を防ぐ方法を考えてみます。
コラーゲン分解という老化現象を予防するには紫外線をできるだけ浴びないことを頭皮へも応用
コラーゲンの分解によって顔面や手など露出した部分にはシワができやすいことが
知られていました。
老化現象の進行は長年に渡って紫外線を浴びることによって
コラーゲンが分解されてしまうと解釈することもできます。
勿論、紫外線だけがすべての原因ではありませんが、
服を着ていて露出していない部分にはシワができません。
同じようなことが髪の毛にも言えるのではないでしょうか?
頭皮は髪の毛があるために隠れているようにも見えます。
ところが、紫外線は突き抜けて頭皮まで到達しています。
その結果として頭皮にあるコラーゲンが分解されると
考えることもできるでしょう。
これは顔にしわができるのと同じメカニズムです。
紫外線によって頭皮にはシワができるという現象ではなく、
脱毛や白髪ができると解釈してもいいかもしれません。
白髪や脱毛をしている人でも、わき毛などは
黒々としていて、白髪でも脱毛でもないことが多いのではないでしょうか?
頭皮と皮膚のつくりが違うからというだけではなく、
単純に服を着ているから脇の下は紫外線に当たりづらいので
コラーゲンが分解せず脱毛も白髪も発生しないという仮説をたてることも
できるような気がします。
つまり、脱毛や白髪を予防する方法の1つは
紫外線をできるだけ避けるような対策をとるということに
なるかもしれません。
紫外線を浴びないようにする方法は
室内であれば紫外線をカットするような対策を
窓に施すことや、遮光カーテンの利用などが考えらえます。
南向き超高層マンションのデメリットは紫外線の強さがあるので北向き物件に住み替えることにメリットがあります。
車で移動するときも、車のガラスが紫外線をカットするような
硝子になっているかを気を付けること。
外出時にはできるだけ帽子をかぶったり、日傘をさすなどの
努力によって紫外線を予防するとができます。