漢方生薬シナモンに薄毛予防と育毛効果!リアップと同じ仕組み!
サプリメントというと効果については今ひとつ疑問符がつく物も多いのですけれども、
漢方薬としても利用されるシナモンは
生薬の名称を桂皮(ケイヒ)と呼ばれる
薬効のある生薬です。
シナモンは一般には胡椒として広く使われていますので、
サプリメント代わりに
食事をするたびに軽く食べ物に
ふりかけて利用することができます。
サタデープラスでは薄毛予防や育毛効果が期待できる食材として
シナモンが紹介されています。
どうしてシナモン=桂皮は育毛効果が期待できるのでしょうか?
育毛効果があるリアップの成分は血流をよくする効果がある!
ドラッグストアなどで販売している育毛剤として
販売されたときには爆発的なヒットになったのが
大正製薬が販売するリアップです。
いまでもパワーアップされながら、
販売が継続しています。
リアップX5プラスは、「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」を
効能・効果に持つ男性用発毛剤(第1類医薬品)です。
すでに世界約90ヵ国で使われている有効成分ミノキシジルを配合した、
壮年性脱毛症における男性用発毛剤です。
リアップの発毛効果がある主成分はミノキシジル(minoxidil)というもので、
血管を拡張させる作用があります。
つまり、頭皮の毛乳頭の部分の毛細血管の血流をよくすることで、
血液によって栄養分を頭皮に運ぶ力をパワーアップすることで、
発毛や育毛を促すという仕組みです。
リアップは頭にふりかけて利用するものですけれども、
日常の食材として、
毛細血管の血流の流れをよくするものがあれば、
発毛や育毛、薄毛予防に役立つのは
理屈の上では同じです。
漢方生薬シナモン=桂皮にも薄毛予防効果?サタデープラスで紹介!
サタデープラス(2017/1/28放送)ではシナモンに薄毛予防効果が期待できることが
紹介されています。
なんとシナモンには毛細血管の老化防止効果と
頭皮の毛細血管を強くする作用があるために、
薄毛予防が期待できるというのです。
シナモンに薄毛予防効果がありそうだと紹介しているのは
大阪大学高倉伸幸教授ですので信憑性が高そうです。
そもそも、高倉先生は発毛の専門家ではなく、
血管の研究家としてがん予防の創薬開発などの
研究を行っています。
健康を維持するには正常な臓器の活動が必要で、
そのためには血管が全身に張り巡らされて
活性化していることが非常に重要であるという
基本を重視されています。
病気にかからないようにするためにも、
血管の血流がよい状況であることは必要ですし、
薄毛になったり抜け毛が発生するのは、病気と同じで、
頭皮の毛細血管の血流が悪い状況になっているという
解釈ができるわけです。
では、高倉先生が紹介しているシナモン=桂皮には
本当に血流を良くする効果があるのでしょうか?
シナモン=桂皮の薬効と桂皮が含まれる漢方薬とは?
体は冷えると気血水の流れが悪くなると漢方では考えています。
漢方薬の生薬として利用される桂皮には、
血行をよくして体を温める作用があります。
また、気持ちの上でも元気が出て興奮性を増す効果も
あるとされています。
冷えによる痛みにも効果を示すのは、
血流が悪化したことによる痛みが桂皮によって
解消するからです。
ですからシナモンは頭皮の血流をよくするだけではなく、
体全身に効果があることが理解できます。
毛細血管の専門家もシナモンを老化予防として推奨
ハーバード&パリ大学 根来教授の特別授業 「毛細血管」は増やすが勝ち!
という著書で知られる、
医学博士の根来秀行氏は老化は毛細血管の劣化の進行と指摘しています。
根来博士は毛細血管のゴースト化(劣化)を予防するためにも、
適切な運動
食べ物
によって予防することができるとしています。
そして、食べ物として毛細血管を正常化する働きがあるものとして
シナモンを推奨しています。
髪の毛も体の一部ですから、体全身の老化予防を心がけることが
育毛にもつながっていきます。
桂皮を含む漢方薬の特徴はうつ病にも効果があるか?
桂皮を含む漢方薬には
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
などがあります。
この2つはノイローゼ、神経症、不眠症など
うつ病的な症状に効果を発揮しています。
うつ病にまでならなくても心配事があったり
精神的なプレッシャーやストレスで
円形脱毛症になる人たちが男女問わず
います。
メンタルヘルスが悪化することでも
頭皮の血流が悪化して
部分的に薄毛になるとも考えられます。
桂皮は血液循環を良好にして体を温めるだけではなく、
精神的な部分で、気のめぐりも良好にしてくれる働きがあることで、
育毛、発毛、薄毛予防の効果を発揮してくれているのでしょう。
シナモンの摂取量には注意を
シナモンの摂取量は高倉教授によると、0.6グラム/日が適量で
取りすぎると肝臓に負担がかかるといいます。
300グラム入りのシナモンなら、独りで利用するなら
500日分であることがわかります。
1日あたり、10円もかからずに血管の血流を良好に維持できるなら
非常に安く、お買い得な買い物といえるでしょう。
スパイスとして活用しながら健康を維持して、
髪の毛もフサフサでいたいものですね。