ダイソーの水性ニスはフローリングには使える?油性床用ニスと比較



フローリングの床は紫外線があたりつづけたり、人が歩いたりすることで

ダメージを受けて劣化していきます。

 

本来ならダメージがない段階からワックスやニスなどをフローリングに

ほどこして、

床を長持ちさせるようにすればいいのですが、

 

私の場合は床がボロボロに白く劣化してから

しっかりとニスなどでケアしておけばよかったと

気がつきました。

 

本来ならフローリングを上張りするなどして、

床材を新しく張り替えてしまえばいいのですが、

外注すれば費用がかかりますし、

自前でやるには電動ノコギリなどの道具が必要です。

 

というわけで、遅まきながらフローリングにニスという塗料を使って床を保護することで、

ツヤを取り戻して、さらには、紫外線からのダメージを予防する方法を

実行してみました。

 

ダイソー水性ニスなら費用的には手頃(てごろ)でいいなと最初は思ったのですが、

結果的には油性床用ニスを使ってフローリングを塗装することになりました。

 

ダイソーの水性ニスも屋内の木部に使って、床用ニスと仕上がりを比較してみて、

本当にフローリングに100均のニスが使えないのか検証してみました。

 

 

縁側の床(フローリング)は紫外線で劣化!

まずは、ニスでフローリングを保護してやりたいと思った動機ですが、

自宅の縁側のフローリングが太陽光がよく当たり続けたために

ぼろぼろになってしまっていたからです。

 

紫外線で劣化したフローリング

画像を見てください。ニスを塗る前の劣化してしまった床です。

 

ツヤ(光沢)はなく、細かい亀裂が多数入ってしまい

新築当時のきれいな床の面影はなく、白っぽくなってしまっています。

 

人間に例えるなら、若い女性のツルツルもちもちのお肌が

80歳のおばあちゃんのシワだらけの肌になったような感じです。

 

紫外線を浴びて、フローリングの表面が劣化してしまったので

これはまずいということで、ニスをフローリングの表面に塗装して、

床を保護してあげようという取り組みです。

 

ダイソーの水性ニスはフローリングに使えるのか?

ニスを選ぶときに最初に考えたのがダイソーの水性ニスです。

 

ダイソーで購入してみて、パッケージを見てみると

用途には「屋内木用(床を除く)」と表示されています。

 

つまり、ダイソー側としても木材には使えるけれども、

床に使うほど耐久性はないよという表示になっているわけです。

 

ダイソーの水性ニス(けやき)を屋内木部に塗装してみた!光沢や色は?

ダイソー水性ニス塗装前

画像は、サッシの内側の木部(窓辺)が太陽光の紫外線などによって

経年劣化した状態です。

 

そして、ダイソーの水性ニス(ヒノキ)を塗ってみたのが

次の画像です。

ダイソー水性ニス塗装後

 

ダイソーの水性ニス(ヒノキ)を塗装してみて変化したのは、

  • 濃い茶色に着色された
  • ツヤはない

ということが目視で確認できるかと思います。

 

ダイソーの水性ニスは塗りやすいがはっ水性は?

ダイソーの水性ニスは水性ということもあって油性のペンキとの比較では

どろっとした感じははほぼありません。

 

むしろ、水のようにさらりとしていて、ハケで塗っていくときも

とてもスムーズです。

 

それだけにニスを塗った直後なら雑巾で拭き取ってしまえば、

塗装がすぐに剥がれてしまう感じです。

 

その意味では、床には不向きですよというダイソーの

パッケージに書かれてあるとおりであると実感しました。

 

乾燥したあとも水分をはじくような仕上がりにはなっていません。

 

フローリングには油性床用ニスを塗ることに

ダイソーの水性ニスを使ってみた感じで、

フローリングへはより耐久性の強そうな専用のニスを使うべきだという結論に至りました。

 

 

そして、選んだのが「油性床用ニス(Amazon)」です。

 

 

 

 

油性床用ニス塗装後

画像を見て分かる通り、ニスを塗った部分が画像の上の部分で、

塗っていないところと比較すると明らかな違いがわかるかと思います。

 

油性床用ニスを塗った結果、フローリングにツヤがでてきたことがよくわかります。

 

白く劣化したフローリングが真新しいフローリングのときのような

光沢が戻ってきています。

 

劣化してしまったフローリング材が若返ったわけでも強度がましたわけでもないのですが、

油性床用ニスを床の表面に塗装したことで、

見栄えが変わっただけなのですがかなりの好印象です。

 

しかも、紫外線からフローリングを守ってくれるのですから

塗装した甲斐があります。

 

ダイソーの水性ニスと油性床用ニスとの比較

油性床用ニスをフローリングに塗ってみて、ダイソーの水性ニスとの比較をしてみます。

 

残念ながら100均には、油性のニスは取り扱いがありません。

 

光沢やツヤについて

光沢やツヤについては、明らかに油性床用ニスが明確にツヤがあるのに対して、

ダイソー水性ニスはツヤは出ていません。

 

塗装した仕上がりにツヤを出すかツヤを出さないかは好みではあるので、

塗料を選ぶ段階で、油性床用ニスも「ツヤあり」と「ツヤ無し」の2種類で選ぶことができます。

 

ですので、つやがあるからいいというわけではないですが、

私の場合は、白く劣化してしまったフローリングにツヤを取り戻したかったので

ツヤが出る塗料を選びました。

 

ダイソーの水性ニスはそもそも床用ではないのですが、ツヤもでない性質も塗料ということになります。

 

着色は?

ダイソーの水性ニスは着色されます。

カラーバリエーションが5種類あり、

今回は「けやき」色に着色されています。

 

フローリングに使用した油性床用ニスは着色はなく透明なものですが、

飴色の光沢のある仕上がりになりました。

 

塗料の塗りやすさや防水性は?

水性と油性の違いで大きいのは防水性かもしれません。

 

塗ってみた感じで塗料の厚みが油性のほうが明らかに

感じます。

 

これは、水性だとハケで塗りやすい反面、油性はどろっとした粘性があるので、

そのままだと、滑るようには塗装できません。

 

(※軽快に塗装をするには、ペイント薄め液で5%程度薄めて使うと

油性塗料でも塗りやすくなります。)

 

油性塗料に粘性があるぶんだけある程度は塗料に厚みが感じられ、

防水性もあるのだろうなという仕上がりになります。

 

油性塗料が水で溶けない性質があることもあって水分を弾く特性も感じられます。

 

ダイソーの水性ニスは水で薄めることなく原液をそのまま塗るように

パッケージに記載があるのですけれども、

もちろん、薄めなくても塗りやすいです。

 

油性床用ニスについては、ハケで塗りにくさを感じたときは、

「ペイントうすめ液」を使うと塗りやすくなります。

 

匂いは?

ダイソーの水性ニスについては、匂いはほぼ気にならないのですが、

油性床用ニスは作業中も作業後も換気が必要です。

 

ハケではなく、スポンジは使える?

水性のニスならハケで塗るのが面倒だというならスポンジを使って

液を伸ばしていくことも問題ないです。

 

ただし、油性のニスや塗料についてはスポンジを使ってみたところ

スポンジが溶けてしまいました。

 

油性の塗料がなかなかハケでは伸びない場合は

やはり、ペイント薄め液をうまく使うほうがよいです。

 

まとめ 床用のニスはダイソーの水性ニスは不適!床用ニスにはどんなものがある?

わかってはいたものの、実際に使ってみるとダイソーの水性ニスは床には使わないほうが無難であることが

改めて、確認できました。

 

アサヒペンに床用ニスを使うとしたらどんな物があるのかを質問してみたところ、

次の3つがフローリングに適していると回答がありました。

 

  1. 水性床用ニス
  2. 油性床用ニス
  3. 水性高耐久2液ウレタンニス

 

油性床用ニス(Amazon)

から、塗料の特徴を確認したり、他のメーカーと比較検討してみてください。

 

 

 

 





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