一建設 新築建売の評判ってどうよ?大工もコスパは認める?
結婚や出産で賃貸アパートやマンションが手狭になると、
家が欲しくなります。
新築住宅を建築する人もいれば、お買い得物件を探す意味で、
中古一戸建てで高額なローンを避ける人もいます。
初めから、家を買うなら新築の建売を明確に買いたいと思っている人は
実は少ないのですが、
住宅購入の相談で不動産屋に行ったり、問い合わせをしたりすると、
中古住宅を探しているはずなのに、
一建設の新築建売物件を紹介されたり、
案内された人もおおいのではないでしょうか?
不動産会社はなぜか、一建設やアーネストワンなどの建売を
薦めるのですけれども、
評判をネットで調べたりして
悪い先入観を持つ人もいるのではないでしょうか。
実際には一建設の建売ってどうなのでしょうか?
一建設なぜ評判が悪いといわれているのか?先入観かもしれない
一建設は昭和40年代から営業している会社です。
今では、東証一部上場の飯田グループホールディングス(一建設、飯田産業、
東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホーム)
という上場企業の中では
中核的な存在にまでなっています。
昭和42年に創業して、2009年12月にはジャスダックにまで上場を果たした
成長企業です。
ジャスダックの上場基準を満たすということは
なかなか悪くない会社といえるわけですが、
ジャスダックへ上場するまでの過程では手抜き工事があったなど、
実際に問題になったことがあるのも事実です。
しかし、現在では東証一部上場企業として法令順守義務がある
代表的な企業にまで成長している点は評価するべきでしょう。
たしかに、過去のネットの口コミを見たりすると、
評判がよくないという風に判断してしまうのも否定はしません。
一建設は過去の失敗を反省していま、
評価される企業になりつつあるのではないでしょうか?
一建設の物件がよくなっているのは設備や建材の進化も!基礎の工法も変化!
一建設に限らず、ハウスメーカーのの今の物件を見ると、
25年前に施工された物件と比較して、
キッチンや浴室、トイレなどの設備の部分の進化が目覚ましいです。
また、外壁材や基礎の施工方法についても変化してきています。
*床下換気口がない家→ベタ基礎工法、基礎内の床下に当たる部分がすべてコンクリート覆われている場合、床下換気口を設けません。 床下の換気は、1階床の目立たない箇所に床下との通気口を設け行っています。 利点は、家を線でなく面で支えるので、安定が高まる事、虫や小動物も入り込めません。
— 福禄寿 (@nebisodake) 2016年5月8日
一建設の物件はかつては布基礎だったものが、今では、べた基礎になっていますし、
かつてあった基礎部分の通気口もありません。(土台の下によくみるとある)
基礎パッキン
耐震用の緩衝材かなと思ったら通気の技法でした
家屋の劣化って湿気によるものなのでそれを防ぐ役割を担ってるそうです
防鼠の効果もあり pic.twitter.com/fIBRG9dzuW— まつくら (@rzft) 2016年6月18日
昔の通気口は年数が経過すると通気口部分から基礎に
亀裂がでてくることが多いので、
基礎の強度を良好に保つ意味でも
今の基礎パッキン工法は床下の風通しもいいですし、
シロアリなどの侵入確率も減らせるメリットがあります。
以上は一例ではありますが、一建設の過去の評判は今の住宅の性能を
評価したものではないことは理解できるでしょうか?
一建設の建売を注文住宅志向の人が見たときの感想は?
そうは言うものの、一建設の物件は画一的で面白くないのも
事実です。
一建設の物件は年齢的に若手で賃貸住宅に住んでいる人が、
家賃並みかそれ以下で購入できる住宅を提供ているのが
特徴です。
大手ハウスメーカーのように住宅展示場で最大限
夢を膨らませるような住宅の提供の仕方ではありません。
住宅展示場に足を運んだ人や、注文住宅を大手ハウスメーカーで
建築したいと思って土地を探している人が、
一建設、アーネストワンなどの建売をみると、
どれも間取りが同じ、設備も同じ、床の色やクロスまで統一されているので、
面白みがないのです。
値段が安いといえばそれまでなのですが、
価格をローコストにするための努力として、
建売を建築するときにいちいち、設計せずに、
これまでの間取りプランを道路の方向などにあわせて
建築して設計料負担を軽減しています。
また、フローリングなどの建材も大量仕入れをして
コストを安く抑えています。
結果として、一建設の物件はどれも同じで魅力がない
と映ってしまうのは事実でしょう。
画一的なものでもコストパフォーマンスに魅力を感じたり、
子供の学校区の物件だったりすれば、
一建設の物件でも評価する人は実は多いのです。
なぜ、建売業者、一建設は評判がいまいちと感じてしまうのでしょうか?
一建設は大手ハウスメーカーより劣るのか?評判は大手注文住宅会社が上だが?
家を新築したり、住宅を選ぶときは、
世間体を気にしながら選ぶ傾向がありますよね。
確かに、家がぼろいということで、小学校の時に、
いじめられたという声も聞いたことがあります。
今の価値観というのは、できるだけいい職業について、
できるだけ安定した高い収入を得ることがいいことだと
誰もが思い込んでいます。
住む家だって狭小住宅ではなくて、豪華な家で設備も充実している方が
世間体もいいですし、
幸福感も高い気がします。
ミニマリストでフランス人作家のドミニックローホーは
著書シンプルを極める で次のようにコメントしています。
現在の消費社会が、あの手この手で買わせようとしているモノが
なくとも生活できるように、私たちは学習しなおす必要があり、
そうするべきです。
すべての「過剰」は人生の大切な瞬間、本質から
私たちを脇道へとおざけようとします。
出典:「シンプルを極める」
ミニマリストになれというのではないのですが、
大手ハウスメーカーの豪華な家で、
過大な住宅ローンを組み、
その後月々の支払いに追われる生活より、
一建設の物件は見学した時の豪華さがないかもしれませんが、
立地条件が悪くないということを前提にすれば、
むしろ、身軽で快活な生活を送れるというメリットがあるともいえるでしょう。
豪華で高額な家がいい家だという思い込みが
もしも、一建設の評判がイマイチだと感じているなら
冷静に判断をする必要もあるかもしれないのです。
参考記事⇒アーネストワン建売の評判は社員も購入するほど!注文住宅もコスパが高い!
腕のいい大工がみた一建設の建売ってどうよ?
不動産会社の人たちは一見プロに見えるかもしれませんが、
一建設、アーネストワン、アイディホーム、東栄住宅などの仲介をして、
手数料稼ぎをすることに意識が向いています。
一建設の物件を不動産屋が薦めてきたとしても、
本当にいいかどうかは利害関係があるので、
建築に携わる大工の目の方が正確かもしれません。
そもそも、一建設の建売は当たり前ですが、
木造ですから、大工が建築しています。
一建設の現場を請け負う大工にしてみれば、
仕事が途切れずに来ることはありがたいですし、
偶然に暇な時期も遊ばずに済みます。
大工が一建設の物件だから手抜きをするということは
まずないでしょう。
しかし、あるベテラン大工が自身で建築する平均的な
新築の物件との比較では一建設の物件は
悪くはないけど、大工が入る日数が少ないという風に言っています。
大工が入る日数が少なければコストが安いことにもつながりますね。
コストが安いのはいいことですが、
大工の入る日数が少ない分だけ、
大工の目から見ると稼げないから不満だし、
一抹の不安もあるということになります。
建売は土地を仕入れてから建築して完成し、
売却するまでの期間を短くするということが課題です。
携わった大工の力量にも影響されることも想像されますね。
一建設の物件購入時の流れや注意点は?
一建設の物件は基本的に仲介業者が物件を紹介する形で、
売買契約が成立していきます。
流れは、
- 物件の内覧
- 購入申込(価格交渉含む)
- 住宅ローンの事前審査
- 売買契約(重要事項説明を含む)
- 金消契約(住宅ローン借り入れ)
- 物件の引き渡し
そして、お引っ越しとなります。
物件価格との比較で、明らかに「安い」と感じられるときは
スピード感が必要です。
不動産会社からも「早くしないと間に合わない」という雰囲気を
感じられて焦りも出てきてしまいがちです。
もちろん、購入すると判断したときは、
スピードも重要ではありますけれども、
出来る限りマイペースで
買手主導で商談を進めていきたいものです。
例えば、住宅ローンは基本的には不動産会社におまかせということになるのが
一般的です。
ただし、ローンについては35年間の支払総額が
最安値になるように、
ネット銀行なども比較検討するべきです。
ただし、ネット銀行は使い方を誤ると引き渡し期限までに審査が間に合わないなど
契約違反になってしまうリスクが有る点には注意です。
売買契約が済んで、物件の引き渡しまでには、
火災保険会社への加入も必要です。
一般的に住宅ローンの加入期間の長期一括払いで
火災保険へ加入することが多いです。
そのために火災保険料も金額が大きくなります。
火災保険は不動産会社やローンを取り扱う銀行が
見積もりを提示してきますけれども、
で火災保険料も出来る限り
有利な条件で加入できる損保を選ぶようにしましょう。
建売の売買契約から引き渡しまでは、
通常、1ヶ月ていどしかありませんので、
急かされずに、
先手先手で対応していきたいものです。
一建設の新築建売の評判 まとめ
一建設の物件の間取りは床の間がない、
和室はせいぜい六畳しかないなど、
画一的な間取りではあります。
(設計料節約)
ただし、一概に一建設は評判が悪いとネットの評価だけで
判断を下すべきではないかもしれません。
コストに見合った住宅を提供してくれているという点では
コスパは悪くないはずです。
積水ハウス、ミサワホーム、ヘーベルハウスなどの大手の物件は
手厚いアフターケアと安心感も大きいですがお値段もそれなりにします。
それでも、安い建売や嫌だという方が多いのも事実です。
注文住宅で理想に近い住宅を建築したいという方は、
ハウスメーカー選びの本などを活用して、
注文住宅各社を比較検討するもの良いでしょう。
不動産屋から一建設の物件を紹介されて、
建売を買うかどうかは、
人それぞれ家に対する価値観、重視するところの違いによって
決まるといえるでしょう。
建売物件をみて、どう感じるかによって、
自分が何を重視するのかを確認する機会にはなります。
くれぐれも、不動産屋が薦めたからいいとは言えないということは
覚えておきましょう。