田舎には農業の仕事しかない?漢方薬原料の生薬栽培で暮らす方法とは?



海老蔵さんは、北東北の秋田、岩手、青森の地方公演を終えて、

東京に帰って、やはり、空気は田舎にはかなわないと

ブログで語っています。

 

都内目黒区在住の海老蔵さんが言うように、

田舎には魅力があるのですけれども、

 

田舎へ移住して空気がよくても仕事がなければ、

楽しく暮らすことができません。

 

愛媛県では、米を漢方薬の生薬原料の生産に切り替える動きがあるのですが、

儲からない米の生産をするよりも

賢いやり方ですし、

 

移住して、耕作放棄地を格安で借りるか農家を事業継承して、

仕事にする方法が考えられます。

 

 

田舎には農業くらいしか仕事はない!米ではなく漢方薬の生薬栽培なら暮らしていける?

田舎に移住しても仕事が限られます。

 

都会でしていた仕事と同じ職種や業種での求人を待っても、

仕事にはありつけないでしょう。

 

もしも、実家が農業をしていて、田畑は借りなくてもあるとか、

移住を検討している地方の田舎で物件の近くで、

農家さんから農地を借りられるなどのの条件があるなら、

 

思い切って農業をする方法も考えられます。

 

しかし、今までのような米や野菜だけであれば、

競合相手は国内にも海外にも多くいます。

 

生産すれば確実に強いニーズがあるものとしては、

高齢化を反映した漢方薬の生薬栽培がお薦めです。

 

高齢化社会になって医療ニーズは増えるばかりですし、

漢方薬へのニーズも高まっています。

 

日本の半分のコストで生産される

外国産米と今後、味だけで勝負する世界より、

 

競合が少ない漢方薬の原料になる生薬栽培には

未来がありそうです。

 

正直、農業は食害だけではなく、台風などの災害リスクも

ありますし、安定感が大切になります。

 

長期的に腰を据えて暮らしていくには

しっかりと稼げる商材が必要なのですが、

 

農家にとって漢方薬の生薬栽培は、

世のため、人の為にもなりますし、

救世主になるのではないでしょうか?

 

漢方薬になる生薬の栽培は農家がこれまで、

農協や、市場へ生産品を送り出してきた流れを、

 

製薬会社へ送り出すという新たな流通ルートの

創出にもなるのです。

 

農家になる方法は?

生薬を田畑で生産してみたいと思いついても、

農地法があるので、田や畑などの農地は売買は

簡単ではありません。

 

しかし、興味がある人なら、農家を辞めたいと思っているひとから、

田畑や農作業小屋、あるいは、住む家までも含めて、

 

丸ごと事業継承してしまうという方法もあるでしょう。

 

農家になるなら、農地を丸ごと取得が可能です。

 

⇒田舎は仕事がないけど、事業継承のチャンスが都会より多い!

もご参照ください。

 

愛媛県では、農家に漢方薬の生薬栽培を薦めている!田舎だからできる仕事では?

イノシシの食害に悩む愛媛県今治市玉川地区のコメ農家らが

漢方薬の原料の多年草「ミシマサイコ」の栽培に挑んでいる。

コメより作業の負担が軽く、動物も食べないことから

収益安定につなげる考えだ

 市によると、ミシマサイコはセリ科で根を漢方薬に使用。

解熱、強壮作用があり、収穫まで約1年と薬草としては短く、

連作ができる。収益はコメと同程度が見込めるという。

出典:漢方薬原料の多年草、栽培に挑戦 今治・玉川

 

米の場合には、イノシシの食害があるというデメリットが、

漢方薬の原料となるミシマサイコの場合は、

動物も嫌がる味覚で、栽培が楽なのは大きなメリットです。

 

経営が安定して、努力が報われるというのも

農業の大切なポイントです。

 

しかも、田舎で農地が多いところでないとできない仕事が

薬草栽培ともいえるでしょう。

 

ミシマサイコが使われる漢方薬とは?

ミシマサイコの根は漢方の主要な生薬である、

柴胡(さいこ)というものになります。

 

漢方薬には「柴胡」という名称の薬が多くあります。

 

具体的には、

  • 柴胡桂枝湯
  • 柴胡桂枝乾姜湯
  • 四逆散
  • 加味逍遙散
  • 抑肝散
  • 補中益気湯
  • 十味敗毒湯

など、その他多くの漢方薬に使われています。

 

しかも、柴胡剤は比較的お値段も高い傾向があるので、

栽培する価値もありそうです。

高齢化社会では漢方薬の生薬栽培は米作りよりニーズが高く将来性がある仕事!

漢方薬の製薬メーカーの大手は、ツムラですけれども、

業績は好調です。

 

医師も漢方薬を学び、処方する例が増えています。

 

高齢化社会に入って、医療に充てられる費用が当面、

右肩上がりで増えていきます。

 

年を取ると、不定愁訴が増えてきて、まさに、

漢方薬が効果を示す例が多いことから、

 

潜在的なニーズも高いはずです。

 

漢方薬は医師が処方する以外にも通販で第二種医薬品として、

ドラッグストアだけではなく、

 

Amazon漢方薬で購入できるようになっている点でも、

ニーズの広がりを感じます。

 

 

米の場合には、TPPなどで、海外から安いお米が入ってくることもありますし、

よほど味で差別化した高級路線で行かないと、

 

収益を上げるのは大変な流れです。

 

お米は国土が広い国に任せて、

より粗利が高くて安定感がある生薬の栽培に

切り替える愛媛県を見習うべきではないでしょうか?

 

田舎にある誰も耕作したくない農地を生かすには、

漢方薬の原料になる生薬栽培なら、

 

誰かに必要とされているというやりがいもある

仕事ともいえます。

 

漢方生薬の販路開拓にはネットも利用できる?

どのような生薬を生産、出荷、販売するにしても、

今後は、JAに頼らなくても、

 

ネットを活用して、自力で販路を開拓する人たちも

増えつつあります。

 

 

 

農地で太陽光発電と漢方薬栽培の組み合わせも

 

里山発電という本では、耕作放棄地になった農地を活用して、

ソーラーパネルを設置して、

太陽光発電をして売電収入を農家の人達が得られるビジネスモデルを

紹介しています。

 

ソーラーパネルを設置したその下の部分の農地で

養鶏を行ったりする農業や、

 

ヒューガトウキ、シソといった漢方薬を栽培した方法が具体的な

事例として紹介されています。

 

農地法と太陽光発電については法整備も

支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等の

設置については、許可基準が明確になっています。

 

支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等については、

下部の農地で農業生産が継続されるよう確保する必要があり、

また、周辺の営農に影響を与えないことが重要です。

支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて

 

支柱部分については農地転用の許可が必要になるものの、

太陽光発電設備を兼ね備えた農地でも、

 

税率は農地扱いのまま

運営できる点もメリットです。

 

収益性が低い農地を太陽光発電を活用して、

10年で投資が回収できる利回り10%程度の

収益物件にできたなら

 

農業の魅力がアップすること間違いないでしょう。

 

 





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