北海道函館市川汲町で地震、震度6弱!活断層は大丈夫か?
北海道函館市で震度6弱の強い揺れが2016/6/16に
ありました。
今回の地震は北斗~函館を走る活断層からは離れているので
活断層の活動との関連は薄いのは確かです。
ただし、九州でも地震はあり得ないとさえ思われていた
熊本で大地震を経験しただけに、
念のために
活断層が周辺にないのか確認をしていきましょう。
函館市川汲町で震度6弱で震源は内浦湾(噴火湾)
震度6弱を記録した函館市川汲町(かっくみちょう)の場所を地図で確認してみます。
北海道の内浦湾が震源で、海辺に近い町であることが分かります。
函館市川汲町の北西部にはあの駒ヶ岳(標高1131m)もあります。
北海道函館市には活断層はないのか?
熊本県益城町では震度7の揺れが2度も発生したのですが、
活断層が益城町を通過していたことで大惨事になりました。
北海道函館市にも、実は活断層があります。
名称は
函館平野西縁断層帯と呼ばれています。
具体的に産総研の活断層データベースで
活断層マップを確認すると
次のようになります。
北海道駒ヶ岳南部にある小沼という湖から
南方向にむけて活断層が走っていることがわかります。
ただし、活動間隔は13000~17000年と長いために、
地震発生確率は小さいともいえるでしょう。
もしも活断層の影響で地震が発生した場合にはマグニチュード7以上の地震が
予測されています。
最新の活動は14000年前と推測されているので
活動間隔は13000~17000年に今入っているともいえるかもしれません。
熊本地震のように熊本は地震がないと思われていましたから
注意だけはしておきましょう。
北海道駒ヶ岳が地震で土砂崩れも
北海道駒ヶ岳の中腹で斜面が崩れていることも
わかっています。
熊本地震で阿蘇大橋付近の大規模土砂災害も連想させる
状況で、地震発生の原因との解明が求められます。
北海道北杜市、函館市の活断層付近にある地震に注意すべき場所は?
函館平野西縁断層帯という活断層のスタートは
函館湾からスタートしています。
陸地に入ると国道278号線沿いの海辺にある
葛登支岬灯台(かっとしみさきとうだい)付近を
活断層が通過しています。
所在地は北海道北斗市の葛登支岬(かっとしみさき)
です。
活断層は国道278号線に沿って北上して、
茂別地大橋があります。
茂別地大橋から内陸に入ると茂別地駅もあって多くの住宅が
ある地域なので大地震への備えは必要です。
高速道路(函館江差自動車道)が走っている茂別地トンネルや
矢不来トンネルは活断層上にあるので注意が必要です。
活断層は北海道新幹線の新駅
新函館北斗駅の西側を通過して、仁山駅東付近まで伸びています。
駅がある付近は商業地や住宅地も多いでしょうから
今後の地震には気を付けてください。
今後、マイホーム購入をする方は
⇒マイホーム土地で後悔しないための参考書を紹介!熊本地震を教訓にして
をご参照ください。