建築家 田根剛氏が新国立競技場(案)「古墳スタジアム」落選が表す日本人にない視点とは?



建築家田根剛氏は新国立競技場のプランとして

「古墳スタジアム」を提案しました。

 

結果的にはザハ・ハディド氏が提案した宇宙をテーマにした作品が

選ばれました。

 

田根剛氏の日本の文化や歴史的な価値を背景にして

提案した古墳スタジアムが落選したところに

日本人に不足しているものの見方がありそうです。

 

 

建築家 田根剛氏はイギリスで歴史文化を重視する視点を持つ!日本人には理解不能だった「古墳スタジアム」

田根剛氏が新国立競技場のプランとして古墳スタジアムを提案したのですが、

日本人には唐突でどのくらい価値があるかが見通せないまま

落選になったきがします。

 

田根氏は海外で学び今もパリで仕事をしているのですが、

イギリスのデビッド・アジャイエの設計事務所に勤務した経歴もあります。

 

イギリスではいいものを長く利用する文化があるので

建築物についても古いものや歴史を

大切にする傾向が日本よりも強いです。

 

皮のカバン1つにしても日本人なら修理をせずに捨てますが、

イギリスでは修理をして長年愛着を持って利用するという

文化的な違いがあります。

 

日本の古墳から出土している貴重な資料がなぜか、

イギリスの大英博物館に多く貯蔵されているという点も

イギリスが日本より歴史を重視する姿勢が表れています。

 

田根氏が古墳をテーマにしたのは日本に多く存在していて

古代の歴史として古墳というものの価値に

もっと気づくべきだと提案をしたかったのではないでしょうか?

 

新国立競技場を「古墳スタジアム」で日本の歴史をアピールすればインバウンドがもっと増えていた?

海外から日本を訪れる外国人が増えるように

政府はインバウンド対策をとっています。

 

外国人の関心が高いのは古き良き日本の歴史を

感じさせる街です。

 

歴史を感じられる観光地として京都、奈良はもちろんですが、

世界遺産になった五箇山・白川郷の合掌造り集落などが

人気があります。

 

日本人がエジプトのピラミッドを見に行くように

日本人自らがもっと古墳時代に作られた

 

古墳を含むテーマパークをアピールできれば

より多くの外国人観光客を誘致できるはずです。

 

田根氏が提案した古墳の歴史的な価値に

日本人が今だ気づいていない現状があります。

 

古墳スタジアムという新国立競技場のプランは

目先はお金がかかっても観光立国日本を目指す

先導役になる可能性がありました。

 

建築家 田根剛氏が提案していた新国立競技場(案)「古墳スタジアム」も緑を重視していた!

新国立競技場は一旦白紙になってから、大成建設グループが

提案したA案が採用されました。

コンセプトは「木と緑のスタジアム」です。

 

 

国立競技場周辺には高さ15m以下の建物しか建築できない

風致地区の適用があったのですが、

 

東京オリンピック開催に向けて高さ制限は75mまで

緩和されました。

 

 

 

田根剛氏が当初提案していた古墳スタジアムは

都内がこれまでよりも都市化することを考慮して

 

緑をもっと増やす必要があるというコンセプトも踏まえて

古墳スタジアムで杜を作って緑を多くしようとしていました。

 

パリ市の再開発コンペで

勝ち残ったDGT.共同主宰者の田根剛氏

情熱大陸に出演します。

 

田根剛の設計思想が分かる本

田根 剛氏が手がけたエストニア博物館など、

話題の大型建築物についての

コンセプトについては、

 

田根 剛 アーキオロジーからアーキテクチャーへ

で紹介されていますので、

ご参照ください。

 





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