リフォーム済み中古住宅ならシロアリと雨漏りは大丈夫?
不動産会社へ問い合わせをして、
探している条件に合う中古住宅の情報を
提供をお願いすると、
中古住宅をリフォームして販売するカチタスの物件を
紹介されることが多いです。
リフォーム済みの物件は古い部分や劣化した部分を補修したり
修復したり、交換されていることで
物件の状態が改善されているだけではなく、
見た目にも気持ちがいいものです。
購入に向けて、前向きになれます。
逆にきれいになったリフォーム済み物件について
落とし穴はなく本当に大丈夫なのでしょうか?
家の寿命に関連が強い白蟻と雨漏りについての
注意点についてみていきましょう。
リフォーム済み物件を紹介すると仲介業者にもメリットがある!購入者は注意を
引っ越した後に掃除もしていないような物件と比較すると
リフォームが綺麗にされている物件であれば、
仲介業者としては、顧客に物件を見てみたいと
興味を持ってもらえる有力な候補となります。
さらに、リフォーム済み物件については、
カチタスのような不動産会社が売主であることが多いので、
手数料がリフォーム済みの物件の売主からも入るからです。
物件を購入する時の決め手の一つが
引き渡し後のアフターケアです。
住宅への保証の面でも、不動産業者が売主であれば、
引き渡しから2年間は主要構造部の木部の腐食や
雨漏り、シロアリの害などについては保証がついている点で
安心感が高まります。
リフォーム済みの物件を紹介してもらう側としても、
きれいな物件を見学できる方が
なにかいい物件を紹介してもらえたような気がします。
購入する側として注意すべき点は仲介業者もリフォーム済み物件は
紹介しやすく、決めやすいという心理が働いている点です。
また、仲介手数料も2倍になっている点にも注意です。
リフォームしてあるからと言って悪い点を
隠されてしまっては困ります。
不動産業者としては手数料が欲しいから、
不利なことは告知しないでおこうという
心理が働きやすいです。
リフォーム済み中古住宅の売主はカチタスだけではない
リフォーム済みの中古住宅には業者がリフォームをして
販売している物件と
一般の人がリフォームをして販売をするケースの
2通りになります。
業者がリフォームをして販売する中古住宅では、地域にもよりけりですが、
カチタス、リプライス、イーグランド、ケイアイスター不動産
などが売主になっているようなケースが多いでしょう。
一般の人がリフォームをして自宅を売るというのは、
利益を追求するというより、
売却を仲介する大手の不動産会社などに相談をした上で、
雨漏りなどが見つかったために、
売却するにあたり、
リフォームをしてしまおうという判断に至ったようなケースもあります。
リフォーム済み中古住宅ではシロアリの防蟻工事と保証ががあるから大丈夫なのか?
住宅を購入する段階で、契約時には重要事項説明書の中で
リフォームの内容について説明がされています。
リフォーム工事の内容について、床下については、
シロアリの防蟻工事をしてあるという説明がされていている場合があります。
リフォーム済み中古物件を購入すれば、シロアリの防蟻工事について、
保証書も受け取ることができます。
不動産会社が売主であれば、引き渡しから2年間については、
シロアリの害などがあれば
保証が受けられます。
シロアリの害が発生しやすい場所は
実際には床下だけではありません。
- 玄関先の玄関ドア付近、
- 玄関の上がり框付近
- 階段や階段の裏
- 浴室や脱衣所付近
- 台所付近
といった場所ではシロアリの害が見つかることがあります。
リフォームをしてあるということは、
仮に木製の玄関扉がシロアリの被害にあっていて、
玄関ドアを交換しているという可能性もありです。
もちろん、シロアリの消毒をしているので、
シロアリが死滅したという点では
安心感は高いです。
ただし、シロアリの害に合いやすかった家であることは
変わることがありません。
シロアリの害にあっている家は
湿気の多い家であることとイコールであることが多いので、
注意が必要です。
家を買うかどうかの判断をする時には、
契約をする前に、シロアリの害があったのかどうかを
確認をしておきましょう。
シロアリの防蟻工事をしているから安心ではありません。
雨漏りをリフォーム時に直したら安心?
中古住宅の売買契約になって初めて、
リフォーム箇所の説明として
屋根の塗装や雨漏りの修理などが説明された場合
リフォームしているから安心だと思うでしょうか?
それとも、「もっと早めに言って欲しい」と思いますか?
リフォーム済みの中古物件は見ていて気持ちがいいです。
家を買う気になれます。
しかし、雨漏りの修復歴については、ちょっと
懐疑的です。
というのも、雨漏りの修理というのは
完璧に直せているのかは疑問だからです。
一旦は雨漏りが止まっていても、
また、悪化してくるケースや
そもそも、雨漏りがしやすい施工不良があったり、
施行が悪い家だったりもします。
参考記事⇒広いバルコニーの家は雨漏りのリスクが高い!新築や中古購入時に注意を
引き渡し後2年間は保証があるという制度は安心か?
業者が売主になっているリフォーム済み物件については、
引き渡し後2年間は保証をしてもらえることになるのですけれども、
たったの2年間です。
10年単位で住むことを考えると、
家というのは雨漏りをさせてはならないのです。
雨漏りをしてしまうことで、
シロアリの害が急速に進行するケースもあるからです。
参考記事⇒熊本地震後 耐震リフォームの方法は?ブルーシートの中古住宅 注意点は雨漏りとシロアリ!
雨漏りを補修した物件ではないかを契約前に確認を
シロアリと同様に、雨漏りについても、
修復歴がないか契約する前に確認をして、
買うか買わないかを判断したいものです。
雨漏りについても、簡単に直るような雨漏りなら
問題ないです。
簡単に直らないような、原因を突き止めるのがむずかしいような
物件は不動産業者の保証があったとしても
大丈夫とはいえないかもしれません。
リフォームはしてないけれども、大手ハウスメーカー施工の
物件などを探し直したほうがいいかもしれません。
参考図書⇒雨漏りトラブル完全解決
購入後は定期的にシロアリの消毒を
シロアリについては5年に1度の頻度では、
シロアリ消毒を実施するべきです。
シロアリはゴキブリの仲間で寒いとろこでは生息できません。
その意味では北関東から西日本にかけての
地域については特に注意が必要です。
イエコマのシロアリ駆除は坪単価が格安なので、
おすすめです。
イエコマHPで施工している動画を見てみると、
くまなく床下に消毒薬が散布されているいことが
わかります。
参考にしてみてはいかがでしょうか?