広いバルコニーの家は雨漏りのリスクが高い!新築や中古購入時に注意を
雨漏りをしないように定期的に屋根や外壁については
メンテナンスをしていく必要があります。
特に雨漏りが多いのはバルコニー部分です。
小さいバルコニーであれば、メンテナンスの費用も少なくて住みますけれども、
広いバルコニーでルーフバルコニーと呼ばれるものについては、
広い分だけ塗装するにも費用は多くかかります。
そして、ルーフバルコニー形式の広いバルコニーの家は
雨漏りするリスクが高まるだけではなく、
雨漏りしたときに原因を解明して雨漏りを止めるのも非常に苦労する傾向にあるので、
新築や中古住宅を購入する時には注意をする必要があります。
広いバルコニー=ルーフバルコニーの爽快感は雨漏りのリスクと引き換え
広いバルコニーでいわゆる、1階部分の屋根の部分に該当する箇所を
普通の屋根をかけずに、バルコニーにすることを
ルーフバルコニーといいます。
例えば、1階部分にあるLDKに隣接して和室が8帖あるとしたら、
和室8帖の上に屋根を載せるのではなく
ルーフバルコニーになっているようなケースです。
8帖もあるバルコニーが2階部分にあると、
バルコニーでバットを振ったり、
ゴルフのスイングをしたりなどもできるくらい
広いスペースになります。
広いバルコニーは晴れた日は爽快ですし、
気分がいいのも事実です。
もしも、家が高台にあったりして、バルコニーからの見晴らしが良かったりすると
余計に惚れ惚れしてしまいます。
高台に家を新築するときはルーフバルコニーを設置するという案も
捨てがたい選択です。
しかし、これまで多くの中古物件を見学してきた経験では、
広いバルコニーの家で、メンテナンスが行き届いていない住宅は
確率高く雨漏りしています。
家を売りたくなるものわかる気がします。
広々バルコニーでは普通の畳1枚分から2枚分くらいのバルコニーと違って、
広さがあるので、その分日頃の掃除もきちんとしていないと、
排水口がすぐに詰まってしまいます。
爽快感のあるルーフバルコニーを設置する時には、
雨漏りのリスクが高まることも覚悟の上で
メンテナンスを注意深くしていく必要があります。
ルーフバルコニーの木造2階建ての雨漏りは簡単に治らなかった
ルーフバルコニーの家で築7年程度の築浅の木造2階建ての住宅で、
雨漏りをしているのをみたことがあります。
一般的には10年程度の周期でバルコニーの防水塗装工事を
する必要があると言われています。
10年過ぎても防水塗装をしなかったために防水が切れて
雨漏りしたというケースではありませんでした。
家の持ち主は雨漏りを放置していた様子で、バルコニーの下にある和室の天井に
穴が空いていました。
雨漏りが継続しているのに放置したために、
木部の腐食が進行して穴まで空いたというわけです。
雨漏りをいよいよ治そうとして、
和室の天井の板をすべて剥がしました。
雨漏りの経路を確認すればどこから持っているかを
目視で確認しやすいことも、
和室の天井を剥がすメリットです。
雨漏りドメ対策として、ルーフバルコニーの清掃をして、
平面部分から立ち上がりにかけてしっかりと防水塗装をし、
排水口、ドレインのつまりを解消しました。
そして、ホースを利用して、ルーフバルコニーに水をかけたり、
雨の日に見に行ったりして経過観察をしました。
雨漏りがしっかりと止まれば、1階の和室の天井板を張って
雨漏りを止める工事は完了です。
建築士の資格も所有している業者でしたけれども、
雨漏りの原因がはっきりしないまま、
なかなか止まらない雨漏りについて、考えられることを
あれこれ業者は行っていました。
雨漏りがすぐには止まらず、3ヶ月程度も時間をかけて
雨漏りの経路を考えては
修復をしてやっと工事が完了したという状況でした。
ルーフバルコニーの真下にある和室の天井に穴が空いていたので、
ルーフバルコニーのメンテナンスに目が行きがちですけれども、
「屋根のひさし」がかかっていないことで、雨が降ったときに、
外壁からも雨が侵入しやすい家の特徴であることには
注意が必要です。
ルーフバルコニーの防水塗装や排水口のつまりなどを解消すれば
雨漏りが止まるというほど簡単ではありません。
業者によっては「他の業者に頼んでもらえませんか?」と
ギブアップする人もいるくらいに、
雨漏りの原因をつかんで雨漏りを止めるという謎解きゲームを
解決する頭の良さと、
経験と技術が必要な難しい仕事です。
参考図書⇒雨漏りトラブル完全解決
その意味では、雨漏りの予防や雨漏りをした時に、
外壁や屋根塗装を依頼する業者も価格だけで選ぶのは
危険かもしれません。
リフォームをするときに、価格ではなく、
安心感重視であるという方は、
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雨漏りを防止するのは定期的な外壁塗装や防水塗装
家の屋根や外壁塗装といったメンテナンスについては節約するものではなく、
定期定期にまだ、大丈夫な段階で
手入れをしていくことで雨漏り予防につながります。
そろそろ屋根や外壁のメンテナンスをする必要性を感じているという場合は、
は参考になります。
業者を選ぶときは、最安値だから選ぶというより、
工事する内容や技術水準、保証の有無なども確認した上で
価格との比較で品質の高いコストパフォマンスのよい施工が
期待できる業者を選ぶべきです。
広いバルコーにの家を買う人は、
後々のメンテナンスは相応にかかることは
理解しておきたいですね。