築古リフォーム時の注意点は?奥多摩町は移住者に家を条件付きで無料提供!
東京都奥多摩町は東京にありながらも、地方の田舎並みの
人口減少という過疎の問題を抱えています。
奥多摩町が打ち出した目玉商品が、
移住者や町内で賃貸で暮らす人を対象にした、
子育て世代に対して、条件付きで、
中古の空き家になった家を無料で提供するというものです。
中古物件はリフォームをしていませんから、
状態によっては多額のリフォーム代金がかかるのですが、
奥多摩町では200万円を上限に、
リフォーム代金の半分を補助するとしています。
築浅ではない古い物件(築古)ですから、リフォーム費用や
雨漏りやシロアリの害がないかを注意する必要があります
奥多摩町が条件付きで家を土地付きで無料提供!
町では、過疎化による少子高齢化対策の一環として、
若者の定住を促進するため、様々な事業を展開しています。
今回は空家を活用し、実質無償で土地付き住宅を譲与する
「若者定住応援住宅」を提供します。
この住宅は、町外の方や町に居住し借家に住んでいる方が、
自らの住居として15年間以上継続で定住した場合に、
無償で土地付き住宅を譲与するものです。
実際に無償で譲渡されるとされる予定の物件は2物件で、
奥多摩町小丹波にある昭和63年に新築された物件と、
奥多摩町海沢にある平成元年に新築された
中古物件です。
空き家は築古でかさむリフォーム代金も助成される!
小丹波の中古一戸建ての方は、
2016年4月まで使用されていた物件ということで、
きれいにしなくても気にしない人は、
ハウスクリーニングだけで住める状態かもしれません。
ただし、町の方ではリフォームが必要であると推測される
告知事項として、
2 階ベランダが原因の1階和室の雨漏りと、
LDK と廊下をつなぐ扉周辺の床の傷みを
コメントしています。
その他の状況については、説明会を聴いたうえで、
実際に物件を見学する方がいいでしょう。
築古物件の場合は、リフォームはどの程度必要なのか?
リフォームには200万円を上限に町からリフォーム代金の50%が
補助されるのですが、
古い物件を譲渡されて一体、どこまでリフォームをすれば
快適に住めるのでしょうか?
結論としては、築古物件の場合は、基本的に内外装をすべて
新品に交換するリフォームが望まれます。
外装は屋根や外壁の塗装やベランダ部分の交換工事などです。
雨漏り防止には必要不可欠です。(物件の状況にもよりますが)
雨漏りの修理に加えて、キッチン、トイレ、洗面所、
浴室をすべて新品に交換して、
さらに、内装工事をすべてやると、
グレードにもよりけりですが、標準的には、
400万円程度はかかるでしょう。
町の補助の200万円(400万円の50%)を活用して、
200万円の自己負担で、
緑豊かな奥多摩町に一戸建てを所有できるというのは、
悪い話ではない気がします。
築古物件をリフォームする上での注意点は?
高台にあるので、床下に雨が侵入することや、
床下浸水被害の心配はないかもしれません。
しかし、昭和63年や平成元年ごろの築年数が経過した古い物件ですし、
シロアリの被害はあり得ると考えておいた方がいいかもしれません。
玄関、上がり框(アガリカマチ)、床下に
シロアリの害がないかを確認しましょう。
また、浴室を新品にユニットバスに交換するときは、
現在の浴槽やタイルをはがす解体工事が入りますが、
その際に、蟻の害かどうかは別として、
木部の腐食があったときには、
腐食したまま、ユニットバスを入れ込むのではなく、
腐食していることも見越したリフォーム費用で、
腐食部分の補修交換も
しておくべきでしょう。
床下はシロアリを防除する薬品の散布を
業者に依頼するべきです。
格安な料金でしっかりした施工してくれる業者としては、 イエコマ
がおすすめできます。
自分でDIYする場合も、業者が利用するような
シロアリ消毒薬を購入するべきです。
マスクや手袋も万全にして。