中古マンション リフォーム費用の目安は200万円?
中古マンションを購入を検討して、
実際に物件を見学しに行ったときに
購入するかどうかの判断は
取得する総額が明確にならないと
決断ができません。
不動産屋も建築やリフォームに詳しい営業マンとは
限りませんので
リフォーム費用はいくらかかるのかを
マンション見学時にすぐに判断できない
場合がありえるのです。
買おうかな見送りかなと迷ったときに
リフォーム費用がどのくらいになるのかの
おおまかな相場、目安を
説明していきます。
マンション見学時にリフォーム費用を考える必要がない物件とは?
マンションを見学しに行って、全くリフォーム費用が必要ない物件は
築浅の物件でクリーニングだけで入居できるものです。
あるいは、すでに業者などがリフォームをして販売している場合なども
リフォームのことは考える必要がないでしょう。
ちなみに、クリーニング費用は70㎡で3LDKのマンションであるとして、
業者価格(業者間取引価格)は3万円から4万円程度でしょう。
ですから、一般の人はやや上乗せされて4万円+アルファのハウスクリーニング費用を
考慮しておけば良いでしょう。
リフォーム費用の目安ある?どこまでやるかは人それぞれ
一方で、ある程度の年数が経過して、和室の畳は交換したいとか、
キッチンの蛇口だけは交換したいなど
ケースバイケースで判断する必要が出てきます。
人が住んでいて生活感があり、汚れも気になる場合なら、
購入して住み始めるときには
きれいにリフォームをして入居したいものです。
一般的な3LDKタイプでリビングダイニング、和室1間、洋室2室の
ケースで考えてみましょう。
クロスを全面張り替え、洋室2室のカーペットをフローリングに張り替えをしたい場合
クロスを全面張り替えをしたいという場合ですけれども、
玄関から廊下、各部屋のクロスを全面張り替えをする場合で、
トイレや脱衣所の床のクッションフロアの張替えも含めて、
30万円程度あればクロスの張り替えはできるでしょう。
フローリングは廊下部分はそのままでOKと判断できるケースで
2部屋の洋室のカーペットをフローリングに張替えをして、
その際に、巾木(はばき)を回す(接着する)必要もありますので、
その分もあわせても、20万円程度でできます。
総額で50万円もあればリフォームが
できるケースといえるのでしょう。
勿論、最終的に、工事完了後にはハウスクリーニングも
必要ですので、ハウスクリーニング費用の4万円も含んだ金額です。
大まかな金額のために、業者さんによって
総額約50万円にたいして、
10万円前後の開きがでるかもしれません。
また、クロスについてもグレードがありますけれども、
一般の建売で利用されているようなグレードを想定しています。
具体的には壁の寸法を図る必要があるので、
イエコマ を活用して、
無料の見積もりを依頼するとと便利です。
和室のリフォームをしたい場合
マンションにも和室が1部屋ある場合があります。
和室のリフォームは和室を和室のままリフォームする場合なら、
- 畳の表替えか畳を新床(しんどこ)にする
- 壁や天井のクロスの張り替え(和風調に)
- ふすまの張替え
- 障子の張替え
- 押し入れのコンパネ部分の強度が弱くなっていないかを確認して補強する
などの軽微なリフォーム内容です。
畳は表替えではなく新床にしても、1枚6000円程度(普及品)
6帖の部屋なら、36000円となります。
ふすまや障子の張替えも1枚あたり数千円なので、
あまり気にするような金額ではありません。
ですから、和室の部分には大まかに、5万~10万円程度
見ておけばOKでしょう。
水回りを全部交換したいとき
水回りを全部交換したくなるような築古の物件もありえます。
- システムキッチン交換で20万円(ニトリシステムキッチン代金)+10万円(工事費)=30万円
- ユニットバス交換工事で30万円(ニトリシステムバス)+20万円(工事費)=50万円
- トイレ交換工事 10万円(工事費含む)
- 脱衣所のシャンプードレッサー交換(3面鏡)交換 10万円(工事費含む)
合計すると、100万円です。
ちょっと安すぎではと思うかもしれませんけれども、
システムキッチンの例では、
ニトリの商品でも
15.9万円、19.9万円、29.9万円、39.9万円と
ある程度幅があります。
ですので、とりあえず、目安として20万円と設定してみましたけれども、
そのあたりは、皆さんのご判断になります。
それからシステムキッチンの工事費も発注の仕方によりますし、
業者によって金額が違うのでおおよその目安です。
システムキッチンの工事費は10万円と設定してみましたけれども、
激安すぎるかもしれません。
15万円でも安い業者といえます。
ニトリのシステムキッチンの工事費用については、
参考記事⇒ニトリのシステムキッチン 女性の評判は?低価格リフォーム志向に高評価!
もご参照ください。
中古マンション購入時にリフォーム費用の概算を判断する目安は200万円?
以上を大まかに計算すると、とにかく全部リフォームをするなら、
200万円程度を想定してしておけば十分なのかもしれません。
リフォーム費用でその他にかかるものは?
人によってはコンセントや電源のスイッチの部分の交換もやりたいという
方もあるでしょう。
ただし、プラスチック製品なので、
費用はそれほどかかるものではありません。
また、リフォーム時にエアコンを全部交換したり、
照明を全部交換したり、
ガスの給湯器の交換の必要性も出てくる場合があります。
家電製品の1つであるエアコンについては電気屋さんで
価格が明確になっています。
給湯器については床暖房の機能があるかないかで
金額が大きく変わります。
ごく普通の給湯器であれば、15万円程度でしょうけれども、
床暖房対応のものなら40万円以上となる場合があります。
リフォーム費用が200万円ではすまない、高額になる場合とは?
間取り変更をして、リフォームというより、
リノベーションをするようなめちゃ古い物件は
リフォーム費用が高額になります。
(壁や扉などの新設や内部の改定、撤去費用がかかります)
また、リノベまでいかなくても、
リフォームでドアを交換する場合は
ドアの代金が安くないために費用がかさむ場合があります。
ドア1枚で3万円程度はしますので、
ドアを交換しなくてはならないような
物件なのかどうかはよく見学しましょう。
やんちゃな子供がドアに穴を開けたようなケースは
補修ができず、交換になる場合がありえるからです。
以上、大まかなリフォーム費用の目安や個人的な相場観を
お伝えしました。
やすければいいわけではなく、適切な料金を支払って
気持ちよく工事をしてもらうようにすれば、
いい仕上がりになるのではないでしょうか?
リフォームすることを前提に家探しをする場合は、
検討する物件が出たときにすぐに見積もりが必要になります。
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建築・リフォームのプロの意見を聞きながら
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