擁壁付き中古マイホームに崩壊のリスクあり?熊本城の石垣も崩れた!
観光名所の熊本城の屋根瓦やしゃちほこが崩れ落ちています。
また、熊本城の石垣も崩壊していて大変危険な状況です。
特に飯田丸五階櫓の土台部分の石垣が崩壊して
飯田丸五階櫓は倒壊寸前です。
熊本城にある石垣は地震での崩壊、崩落は
「人工的に作った崖」の危険性を教えてくれています。
中古住宅のマイホームを取得するときの物件探しにも教訓になる
要注意な現象です。
中古マイホームを探しに行くと熊本城の石垣崩壊に見られるような
石垣やコンクリートでできた擁壁のがある場合には
巨大地震が発生することで崩壊リスクが高い物件と
なりえるのです。
熊本城の石垣の崩壊の状況は?
石垣というのは石を積み上げた塀などをいいます。
先日に引き続き今日も見学エリア拡大。堅固な熊本城の石垣崩れた・城の崩壊防げた様子を目に焼き付けとく pic.twitter.com/6rjkFW9Xdm
— じろ(26) (@26ooo) 2016年5月15日
石垣が崩壊したことで、石垣で抑えられていた土まで
あらわになってしまいました。
石垣といっても、建物が乗っている土地とは無関係な塀だけであれば
修復するだけです。
て事で鹿児島行く途中て熊本で降りて熊本城観てきたよ。ブラタモリの影響だよ(笑)子供の頃に来たきりだからほぼ初めてだよ(^^; やっぱでかいねぇ。立派だねぇ(^^; 見応えあるねぇ(^^; pic.twitter.com/nQAXnrorWy
— 七月夢@プルーンFe (@julymjulym) 2016年4月5日
問題なのは熊本城の土台部分にも石垣があることです。
石垣の孕み(はらみ)といって、石垣が外側に膨らむことで
崩壊の危険性があるといわれてきました。
ですから、石垣の孕みがあるところは
地震になると危険性が高まるので注意が必要です。
熊本城 土台石垣崩壊で飯田丸五階櫓 倒壊状況
熊本城にある飯田丸五階櫓の土台部分の石垣が崩壊しています。
4/16現在で今にも崩れ落ちそうな状況です。
飯田丸五階櫓、これはもうかなり厳しいな…。大雨来てしまうし。。。宇土櫓は続櫓は倒壊したけど櫓本体は立ってるように見える。一部崩壊とのニュース情報もあるし、かなりの損傷だとは思うけれど。。。 pic.twitter.com/B0by5JoxHr
— ソゾタケ (@butszo) 2016年4月16日
もしも、熊本城の櫓(やぐら)が倒壊してしまったら、
櫓を再建築するだけではなくて、
土台部分の石垣から修復する必要があるので
費用は莫大なものになります。
これをマイホームに当てはめたら
ちょっと怖いと思いませんか?
熊本城の石垣崩壊から学ぶ中古マイホームを購入するときの注意点とは?
マイホーム探しで中古住宅を購入するときは
一般的には平坦地の場合は崖や擁壁は少ないです。
平野部ではなくて山がちなところへ行くと時々、
崖の上に立つ家もあります。
また人工的に石垣の様にコンクリートブロックで擁壁を作って
いる場所もよく見受けられます。
石垣の孕み(はらみ)が崩壊につながるように、
擁壁の孕みがないか良く観察して下さい。
地震などの災害時には崩壊してくる恐れがあることが
熊本城の石垣の崩壊でわかったからです。
先月撮影した熊本城。
今回の地震で天守閣も石垣もボロボロになってしまいました。
熊本のシンボルですからね、早く復旧するといいな。 pic.twitter.com/nHCcUBHHpG— ぎんこ (@ginkoshiobara) 2016年4月15日
熊本城も画像で見てわかる通り、
盛土をした高台なのか、
初めから崖の上に立ち上がっていたかのどちらかです。
盛土や崖は石垣、石積みによって崩れないように
抑えられています。
石垣が完全に崩壊して盛土自体が崩壊すると
熊本城自体が崩壊することにつながります。
中古マイホームを自然が豊かな山奥に見に行くと、
崖に擁壁がある場合も時々見受けられます。
或は人工的な盛土にコンクリートブロックの
擁壁がある場合もあるでしょう。
⇒益城町 布田川断層帯付近に全壊集中!活断層マップを確認しマイホーム購入失敗の回避を!
その時の注意点は
- 石垣や擁壁に孕み、膨らみがないか
- 崖や盛土を抑える擁壁に亀裂はないか
この2つは必ず確認しましょう。
崖を含む宅地の注意点 まとめ
中古一戸建てを購入する時に、崖を含む宅地がある場合は
擁壁について、亀裂、膨らみ(孕み)がないかをチェックすることはわかりました。
万が一、裁判になったときに争われてきたポイントは、
宅地造成工事規制区域内なのか外なのかを踏まて、
「擁壁が適法に建設されたものかどうか」も大切です。