カーブの外側の家が競売になった理由は風水?
家探しをするときには住宅の立地や
道路付けなどは非常に大切です。
一般的な道路は直線の道路で
道路に対して住宅用地がどんな形状をしているのか、
南道路なのかなどの向きはどうか、
奥行きや幅はどの程度あるのかなどを検討することになります。
ところが、稀にではありますが、曲がりくねっている道路もあって、
カーブの外側に家が立っているようなことがあります。
風水的にはカーブの外側の家は要注意とされるようなのですが、
本当なのでしょうか?
実際に、山奥に建つ、蛇行する国道沿いの
競売物件を見学したことがあるので、
風水どおりだったのか確認をしていきましょう。
カーブの外側の家は風水的に良くない?
個人的にはあまり風水にこだわる方ではないので、
カーブの外側の家だから良くないとは判断したことがありません。
しかし、風水的な味方をすると、形殺といって、
道路がカーブしている外側に建つような場合を
街道反弓と呼んでいるようなのです。
物理学的にもカーブの外側の家は突っ込まれるリスクが高い
確かに、道路曲線の外側に建つ家の場合は、
立地的には、直進してきた車がカーブを曲がりきれないような
猛スピードが出てしまったような
ドライバーの不注意が起こったときには、
カーブの外側に向かって速度の二乗に比例して、
遠心力が働くわけですから、
カーブの外側に建つ家は車に突っ込まれるリスクが
高いというのは科学的にも明らかです。
風水的に駄目というだけではなく、
科学的にも危険性が高い立地といえます。
ちなみに遠心力F=MVV/R
(M:質量 V:速度 R:回転半径)
で示されるので、
道路のカーブがきつい(回転半径が小さい)ほど、
遠心力は大きくなります。
カーブの外側に建つ家が競売になった事例がある
でも、実際にカーブの外側に家があっても追突されることは
少ないかもしれません。
しかし、私が競売物件資料を閲覧していたときに、
まさに、曲がりくねった国道のカーブの外側にある家の
玄関が大破していた物件をみたこがあります。
参考記事⇒Y字路の中心に建つ家の風水で交通事故?三角形の土地も注意?
競売になる経緯は住宅ローン破綻が主流 風水の影響?
競売になる原因は抵当権が設定されていて、
抵当権者(銀行などの債権者)が抵当権を
実行することによります。
つまり住宅ローンや事業資金の担保になっている物件が、
ローンの債務不履行が起きたことで、
競売になるというのが一般的です。
その他にも、税金の滞納で国や市町村が競売に掛ける場合もあります。
お金の支払が十分にできなくなるというのは、
確かに、金運的にも、風水的にも
よくなかったのかもしれません。
住宅ローンが破綻する人は債務整理や破産をしますので、
風水的によくない街道反弓の物件は破産につながるという
考え方も本当かもしれないなと感じてしまいます。
競売になった物件の場所 吾野駅駅近く 国道299号線沿い
競売物件は埼玉県の吾野駅近くを走る国道299号線沿いに
たっている住宅でした。
実際に行ってみると飯能の中でもかなりの山奥で、
秩父の正丸峠もそれほど離れてないような
山奥です。
田舎暮らしをするにはいい場所かと思いきや、
299号線沿いは交通量は少なくありませんでした。
吾野駅近くを走る国道299号を地図で見てみても、
蛇行しているのがよくわかりますよね。
玄関ドアに車が追突していていた
カーブしている国道299号線に向いている
玄関ドア付近がトラックでも突っ込んだのかと思うような
大破の仕方でした。
最低落札価格(売却基準価格)は100万円程度であっても
結局、誰も落札する人はなく、
特売になってしまいました。
山奥なのに交通量が多いってミスマッチなのに加えて、
追突されるリスクが明らかに高いことが証明されたような家ですから、
不動産会社のプロでも見送るのは当然といった物件です。
住環境は湿気が多い。しかも川にも隣接していて危険な崖地
実際に競売物件の現地を確認してみると、
東も西にも山が近くて日当たりが悪い立地です。
敷地内は苔が多く生えていて、
国道沿いであるだけではなく、
国道299号に沿って流れる高麗川にも
反対側が面している崖地でした。
高麗川が反乱して敷地が侵食されてしまったら、
家が川に崩れ落ちてしまうリスクがあることも
ゾットする点でした。
釣り好きにはたまらない立地かもしれませんけどね。
まとめ:カーブの外側にある家は見送りなのか?
風水など全く信じないという人でも、
カーブの外側であることで、
車の追突リスクが高いことは否定できません。
ただし、交通量が少ない場所なら、
気にならないかもしれません。
競売にもなってしまったのはなにもカーブの外側に
ある家に住んだからという理由ではなく、
競売になったその人の問題だけなのかもしれません。
しかし人間も自然の一部であって、
人の健康も環境に影響されるのは理解できます。
風水との関連はわからないのですが、
競売になった家のように、
日当たりが悪くて湿気が多いような場所は住んでいると
病気になってしまうリスクは高まりそうです。
風水でだめだという立地にはなんらかの
意味もある言えるのかもしれません。
風水の本も家探しをするときには、
客観的な意見として参考にしても
よいかもしれません。