「てまひま工房 山専」店主がメープルシロップを採取するイタヤカエデの樹液とは?
新潟県村上市は日本海に面した町で、
鮭がとれることで有名です。
村上市でも内陸の山間部で「てまひま工房 山専」では
イタヤカエデの樹液からメープルシロップを製造して
います。
雪国の山の恵み「イタヤカエデの樹液」についてみていきます。
メープルシロップを製造販売する「てまひま工房 山専」は村上市のどこにある?
メープルシロップを製造している「てまひま工房 山専」の住所所在地は
新潟県村上市大毎627
となります。
地図で確認してみましょう。
グーグルアースで見てわかる通り、大毎という地域だけ
盆地になっていて集落が形成されています。
周りは山で囲まれている冬は雪深い地域ですね。
東京から関越自動車道を経由して約420kmかかりますが、
時間的には5時間程度でアクセス可能です。
「てまひま工房 山専(やません)」の連絡先は
電話:0254-75-2132
です。
「てまひま工房 山専」のメープルシロップは純度100%でイタヤカエデの樹液から採取
「てまひま工房 山専」ではメープルシロップを
イタヤカエデの樹液から採取しています。
冬が終わって雪解けの春になる頃にだけ採取が可能な
貴重な樹液です。
屋号の由来は樹液の採取とメープルシロップ製造には
てまひまを惜しまないという意味合いが含まれています。
販売できるのは通常は3月下旬からで数量が限られているので
買えるかどうかは保証がありません。
というのも、村上市の名物ではなく
店主が独自に採取から製造方法を開発しているものだから。
どうしても売り切れになった時は
山形県金山町でメープルシロップが特産品です。
「てまひま工房 山専」という名の通り、樹液採取には時間がかかる
「てまひま工房 山専」の店主に採取方法や製造方法を教えて
もらうわけにはいきません。
参考までに金山町のメープルシロップの
採取方法から作り方を紹介します。
日本でも古くから「楓糖(ふうとう)」と呼ばれ、山の民にひそかに親しまれてきた楓の樹液。
金山町杉沢地区では、雪解け前にイタヤカエデに傷をつけると、
涙のように樹液を垂らすことから「2月泣きイタヤ」の言葉が伝えられています。
樹液の涙はわずか1秒間に1滴。その貴重な原液を約40倍にも煮詰めたのが、
金山産のメープルシロップ「楓の雫」。透き通るような甘さは、カナダ産とは全くの別物。
出典:http://www.town.kaneyama.yamagata.jp/daizukan/
「てまひま工房 山専」の店主も1秒間に1滴しか流れない樹液を
手間暇かけて採取していることが分かります。
山の樹液には農薬などは一切使われない天然成分であることにも、
「てまひま工房 山専」店主のこだわりがあります。
「人生の楽園」でご夫婦の生き様が紹介されます。
村上市は「イチから住」で尾上寛之が移住生活したことで知られています。
番組では特に鮭のことがPRされていましたが、
特産品の鮭だけではなく今までは特産品ではなかった
メープルシロップなどにも
山形県金山町のような取組をした方がいいかもしれません。
個人でメープルシロップを採取するには?
「てまひま工房 山専」の店主に倣って、メープルシロップを作るには
まずイタヤカエデの大木を何本か確保することが必要です。
イタヤカエデを植えて大木にするまで大きくするには時間がかかるので、
イタヤカエデが生い茂っている山を買う方法が手っ取り早いです。
またはイタヤカエデがある山を保有している人に
許可を得て、樹液を採取させてもらうことですね。
イタヤカエデから樹液を採取するには木に穴をあけるのですが、
木の中心部はもはや成長が止まっている心材とよばれます。
樹液が採取できるのは心材の周りにある辺材とよばれる
木の外回りからです。
ですから穴をあけるのは3センチくらいの深さで十分です。
カエデの樹液を煮詰めたのメープルシロップを購入する方法まとめ
- 新潟県村上市 「てまひま工房 山専」で直接購入する(年間200本程度)
- 山形県金山町 「暮らし工房」(電話:0233-52-7132)で直接購入する
といった方法があります。
村上市も金山町のメープルシロップは高品質ながら、
いずれも量が限られています。
手軽にネットで継続的に購入したいという方には、
カナダ産のメープルシロップであれば通販で購入ができます。
「Canada No.1メープルシロップ ミディアム」の名称にあるように、
「No. 1 等級」は、糖分66%以上に煮詰めたもので、
混ざり物がないピュアで最高グレードのメープルシロップです。