夏樹静子さん腰痛と倦怠感の原因は心身症!断食療法で完治!
「Wの悲劇」の著者として有名な作家の夏樹静子さんが
心不全のために2016/3/19にお亡くなりになりました。
葬儀は3/25正午からユウベル積善社福岡斎場(福岡市中央区古小烏町70の1)で
で執り行われます。
夏樹静子さんは過去にひどい倦怠感と腰痛で作家人生を終わらせようとまでした
時期もありました。
心療内科で心因性の腰痛から開放された断食療法による治療体験記を書いた本が
「腰痛放浪記 椅子がこわい」です。
夏樹静子さんの著書「椅子がこわい―私の腰痛放浪記」で倦怠感も告白!
夏樹静子さんはミステリー作家として有名なのですが、
作家として知らてているのですが、
1993年1月に突然発症した腰痛に
3年間も悩まされました。
そして、あらゆる治療を試みても治らず、
最終的には、心因性の腰痛であることを受け入れ、
腰痛が完治するまでの体験談を綴ったのが
「椅子がこわい―私の腰痛放浪記」
(1997年6月 文藝春秋 / 2000年6月 文春文庫)
という著書です。
作家として活躍する夏樹静子さんは1993年1月から
3年間の間、腰痛に苦しんで
座っていられないほどの腰痛に苦しみます。
腰痛とともに疲れが取れない倦怠感にも
襲われていることも著書の中で明らかにしています。
腰痛には、痛み止めなど全く効かなかったというありさまです。
夏樹静子 腰痛の病名は心因性疼痛障害=心身症で、原因は潜在意識に!
仕事柄多くの人から名医をすすめられてみるものの、
全く肉体的には骨にも筋肉にも異常なしと判断され、
「もう治らないと諦めていた頃に出会った友人の友人の医師である
心療内科の平木英人先生に出会い、
心身症であると診断され、断食療法を行い、
熱海の病院で入院治療を経て、
腰痛が完治するまでの病院遍歴や悪戦苦闘、
腰痛治療を通しての心の葛藤を描いた作品です。
作家という特殊な仕事で原稿の締め切りがあったり、
作家として妥協をせずにできる限りの良い作品をと
作家業を極めていくことは第三者がみれば大変な作業です。
夏樹静子さんにとって、作家業が
知らず知らずのうちに潜在意識の中で重荷になっていたことについて、
本人が全く気が付かなかったという点も驚きです。
ましてや、夏樹さんは作家として人間の心理を
理解することには長けていました。
夏樹静子さん自身が作家業を行うことが
ストレスを抱え込んでいるかいないかは
わかりそうなものですが
自分のことは簡単には見えないのは作家も同じであることが
理解できます。
夏樹さんが体験したまさかの腰痛の原因が
作家夏樹静子という存在による心身症だったとは?
夏樹さんが体験したことを腰痛で苦しむ人たちに
役立ててもらいたいという願いから
本は出版されたのでしょう。
腰痛がどうしても治らない人は一読の価値があるかも
しれません。
夏樹静子の心療内科で断食療法で腰痛が治った?
夏樹静子さんが過去に腰痛を完治させた体験は
心療内科での治療でした。
夏樹静子という作家業が夏樹静子さん自身(出光静子)に
精神的なストレスを与えていたと考え、
医師は「夏樹静子さんの葬儀を提案しました」
つまり、作家としての廃業で、
葬儀を行うということは腰痛治療をするうえで
ストレスからの解放をするという意味での儀式だったわけです。
結果的には作家をやめるわけではなく、1年間の
休業をすることを心療内科の医師と約束をして、
心因性の腰痛であったことを完全に受け入れ、
作家夏樹静子から開放され、専業主婦(出光静子)として
休養をすることで、
腰痛が完治するという奇跡が起こっています。
腰痛といえば腰がダメージを受けているのかと思えば、
意外にも脳から腰にかけて神経が走っていますから、
脳による腰痛であったことを体験として
証明しています。
その後夏樹さんは
2003年に「心療内科を訪ねて―心が痛み、心が治す」
とうい本を出版していています。
断食療法とは?
平木英人先生のもとで行われた断食療法は、
熱海の病院への入院中に実施されています。
12日間、水と番茶は飲めるのですが、
その他の栄養素は点滴で補給する方法です。
さらに、この12日間は身内も含めて外界との電話連絡もできず、
テレビ・ラジオ、新聞、読書も一切禁止されています。
完全に、自身の腰痛と向き合う時間を作る
心身医学の療法の1つです。
そして、1日に7-8時間は机に向かって創作活動をしていた
ワーカホリックな精神状態から
解き放つことが目的であったようです。
心因性の腰痛を引き起こさないように、
日頃から、ワーカホリックな生活をしている人は
要注意です。
また、腰痛を感じる人で夏樹さんのような長時間のデスクワークで
運動不足や筋肉疲労、腰への負担を感じながらも、
整形外科では治らない方は、一度、
という腰痛治療放浪記を読んでみるのも
参考になるでしょう。
心身症の症状は心臓にも影響が!夏樹静子さんは仕事のストレスと闘っていたのか?
夏樹静子さんは77歳とまだお若い年齢で
人生を全うしました。
腰痛が治った後も作家として活動をしていました。
心身症の症状には腰痛だけではなく、
狭心症や不整脈の症状がでたり、
心臓に影響することもわかっています。
作家という仕事のストレスは
夏樹静子さんの心臓へ影響を与えていたのかもしれません。
正に、命がけの人生を全うしたと
いえるのでしょう。