殿皮神経外来の名医=青田洋一先生がテレビで紹介!腰痛の原因がお尻に!
腰痛といえば、一般的には脊柱菅狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)に代表されるような、
骨や椎間板が背骨を走る神経を圧迫することによって、
発症することが多いはずです。
テレビ朝日系「名医とつながるたけしの家庭の医学」では、
新型腰痛の原因や治療法、改善法が名医から紹介されています。
「お尻の上部を走っている神経」(=殿皮神経・でんひしんけい)へ骨盤の圧迫が
腰痛の原因であることをつきとめ、
新型腰痛の手術法を考案した
青田洋一先生が番組に出演しています。
新型腰痛の原因がお尻に!殿皮神経外来の名医=青田洋一先生がたけしの家庭の医学で紹介
医師の診断を受けて、レントゲン、MRIなどの画像診断をしても、
全く異常がないにもかかわらず、
痛み止め程度では腰痛がとまらならない患者さんが紹介されています。
画像診断上、腰の部分の神経が圧迫されている様子が見えないために、
「ぎっくり腰」であろうと整形外科医が誤診するもの
無理はありません。
腰痛の名医であある青田洋一先生が診断すると、
神経が圧迫されているのは腰部ではなく、
お尻の上部に走っている殿皮神経(でんひしんけい)が
圧迫されている殿皮神経障害であることが突き止められました。
手術を受けた後は腰痛が解消し、
普通に歩行ができるようになった様子が紹介されています。
青田先生によると新型腰痛は、腰痛を訴える患者さんの
1割程度が該当すると言われています。
殿皮神経の圧迫が腰痛を引き起こした時の新型腰痛の症状とは?
新型腰痛の特徴はどのようなものでしょうか?
1 一般の腰痛が腰全体が重だるい感じであるのに対して、
腰の中心部に痛みが集中している
2 MRIなどの画像診断上の異常がない
(殿皮神経は直径2~3ミリと細いために映らない)
3 寝返りをすると激痛がはしる
4 お尻の上部を押すと激痛がはしる
一般的な腰痛とは症状が違っていますので、
腰からお尻にかけて伸びている神経に対する
圧迫ではないかと推測してみることも必要かもしれません。
青田洋一先生が在籍する殿皮神経外来のアクセス先
青田洋一先生が在籍するのは、
横浜市立脳卒中・神経脊椎センターとなります。
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター
住所:神奈川県横浜市磯子区滝頭1-2-1
URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/byoin/nou/
電話:045-753-2500
青田洋一先生のプロフィール
1987年 香川大学医学部卒業
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
日本脊椎脊髄病学会指導医
横浜市立大学客員教授
東京医科大学客員教授
出典:http://www.city.yokohama.lg.jp/byoin/nou/visitor/denpi.html
横浜市立大学脳卒中・神経脊椎センターにて、
殿皮神経障害の手術法を考案し実践している。
新型腰痛の手術法
骨盤が殿皮神経にあたらないような手術をほどこす
殿皮神経外来があるその他の病院
横浜市立大学脳卒中・神経脊椎センター以外で、
殿皮神経障害についての治療を行っている病院は
次のとおりです。
釧路労災病院脳神経外科
所在地: 〒085-8533 北海道釧路市中園町13−23
電話: 0154-22-7191
URL:http://www.kushiroh.johas.go.jp/
日本海総合病院整形外科
所在地: 〒998-8501 山形県酒田市あきほ町30番地
電話: 0234-26-2001
URL:http://www.nihonkai-hos.jp/hospital/medical/orthopedics.html
日本医大千葉北総病院脳神経外科
所在地: 〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715
電話: 0476-99-1111
URL:https://www.nms.ac.jp/hokuso-h.html
昭和大藤が丘病院整形外科
所在地: 〒227-8501神奈川県横浜市青葉区藤が丘1-30
電話: 045-971-1151
URL:http://www.showa-u.ac.jp/SUHF/index.html
横浜新緑総合病院脳神経センター
所在地:〒226-00225横浜市緑区十日市場町1726-7
電話:045-984-2400
URL:http://www.shinmidori.com/
関東労災病院整形外科
所在地: 〒211-8510 神奈川県川崎市中原区木月住吉町1−1
電話: 044-411-3131
URL:http://www.kantoh.johas.go.jp/
その他の病院については、上記の病院に問い合わせをするか、
青田洋一先生が在籍する病院へ問い合わせをしてみてください。
一日も早く、新型腰痛についての治療法が
広く普及することが期待されます。
新型腰痛の予防、改善方法
腰からお尻の上部にはしる神経を圧迫する原因になりやすいのが、
長時間座りっぱなしになることなどが指摘されています。
お尻の筋肉を包み込んでいる筋膜をストレッチすることを
青田洋一先生は推奨しています。
筋膜ストレッチについては、写真でわかりやすく解説してある
「自分でできる!筋膜リリース パーフェクトガイド」
はお薦めです。
私も、本棚から時々取り出しては、
ストレッチに活用しています。
腰痛とお尻に関する参考図書
腰痛が腰部にある神経の圧迫ではなく、
腰部からお尻の上部にはしる殿皮神経の圧迫である場合があるとは、
どのように神経が走っているかを知っている名医でなければ
わからなかった新事実です。
殿皮神経障害についての本は出版されていないようですけれども、
お尻と腰痛についての著書はあります。
今後はお尻の筋肉をストレッチしたりなど、
重要性が見直されるようになるかもしません。
椅子に長時間座っていると腰が痛くなる方は、
参考記事⇒腰痛が椅子の座り方で治った!猫背で座りっぱなし人必読!
もご参照ください。