森喜朗元首相は肺がんを抗がん剤オプジーボで克服か?1回200万円する?



森喜朗元首相は1937/7/14生まれで国が定義するところの

後期高齢者の分類に入る年齢です。

オリンピック

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しかし、政界のドンとして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長

としての存在感はまだ健在です。

 

2020年東京五輪までまだ月日がありますが、

森喜朗元首相は肺がんの手術をしたことも公表しながらも、

順調な経過をたどっていて、生存率を高めているようなのです。

 

森元首相のがん治療でカギになったとされるのが、

小野薬品が抗がん剤治療薬として開発した、

オプジーボです。

 

1回投与するだけで200万円ともいわれる超高額な

抗がん剤が再度見直される動きになるでしょう。

 

森喜朗元首相はがんで手術をしたと報道された!

 

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は28日、

東京都内で開かれた自民党東京都連の会合であいさつし、

最近、がんの手術をしていたことを明らかにした。

 森氏は「(体重が)100キロ以上あったが、今はもうこんなに痩せてしまい、

今日、量ったら85キロだ。苦労して痩せたというか、

がんの手術をしたばかりだからだ」と述べた。 

出典:森元首相、最近のがん手術を告白 「100キロあった体重が85キロ」 都内の会合で

 

報道があったのは、2016/3/29です。

がんがきっかけで、森元首相の他には

大橋巨泉さん、元横綱千代の富士さんなどが

亡くなっていきました。

 

森元首相については、特に重篤な症状であることは

報道されず、さらりとした報告で終わった感じでした。

 

2015年から治療をしていたのは肺がんが原因でした。

 

フライデーでは森喜朗元首相を死の淵から救った「1回200万円の抗ガン剤」としてオプジーボを紹介!

 

森喜朗元首相の家系はもともと、ガンで亡くなっている人が多いと

ご本人が述べている通り、

 

2000年に内閣総理大臣に就任した直後に

前立腺がんがみつかっています。

 

2002年に手術をして以来、がんの再発が、

2015年に肺で見つかったということです。

 

森元総理は肺がんの不幸も、オプジーボは肺がんに効果がある抗がん剤だった!

 

前立腺がんが完治したのかと思いきや、肺がんを発症してしまうのは

不幸な出来事です。

 

しかし、夢の抗がん剤と言われるオプジーボは肺がんには効果があることが

わかっています。

 

肺がんでもどんな患者に効果があるのかまではわからず、

2割~3割の肺がん患者には明らかな延命効果があると

言われています。

 

森元首相がラッキーだったのは肺がんだったためにオプジーボの

投与を受ける機会があったことと、

 

オプジーボが効果を発揮するといわれる2~3割の中に

入ったかもしれないことです。

 

フライデーでは、

森喜朗元首相を死の淵から救った「1回200万円の抗ガン剤」

というタイトルで記事が紹介されています。

 

オプジーボは1回200万円と言われる高額な抗がん剤

 

オプジーボが今後適用になる可能性があるがんの種類などについては、

⇒抗がん剤=オプジーボ治療ができる病院は?大橋巨泉 11年闘病生活で夢の新薬を期待!

をご参照ください。

 

オプジーボが1回200万円かかるといわれる理由は、

小野薬品が新薬として多額の研究費用をかけて開発した

ばかりの新しいタイプの抗がん剤であるからです。

 

オプジーボの用法と薬価は次のように定められています。

 

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、

1回2mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静注する。

20mg2mL1瓶150,200円

100mg10mL1瓶729,849円

出典:新医薬品の薬価算定について

 

つまり、森元首相の体重がかつて100㎏あったときの

1回当たりのオプジーボの投与量は

 

1回2mg/kg(体重)×100㎏=200㎎が必要になります。

 

100mg10mL1瓶729,849円ですから、2瓶必要で、

729,849円×2=145万9698円

がかかるというわけです。

 

医療機関での諸経費も含めて、ざっと1回当たり

200万円ということですね。

 

ただし、肺がんについては保険適用になるので、

医療費の上限はきまっています。

 

保険適用になっていないがんに自由診療でオプジーボを

投与する場合は全額負担となります。

 

肺がんの抗がん剤としてオプジーボには延命効果がある?國頭英夫先生も認める!

 

日本赤十字社医療センター化学療法科部長の國頭英夫先生も

オプジーボを投与してきた実績のある先生です。

 

國頭先生曰く、

オプジーボには明らかに延命効果がある

とコメントしています。

 

さらには普通の抗がん剤の効果は数か月しかないのに対して、

オプジーボが効果を示した患者(全体の2~3割)については、

年単位での効果があると語っています。

 

年単位で効果が発揮されると、

もしかしたら治ったのかと思われるような効果になってきます。

 

費用は高額な抗がん剤ですけれども、

効果も大きい場合には費用対効果は見合う抗がん剤になると言えるでしょう。

 

これからはどんな肺がんに効果があるのかがわかれば、

より費用削減にもつながるでしょう。

 

ちなみに、小野薬品が開発した免疫療法剤と

同様の仕組みを活用した抗がん剤としては、

 

メルク社のキートルーダ(KEYTRUDA)があります。

 

これからの抗がん剤の在り方を変える画期的な新薬として

高い評価を受けています。

 

オプジーボについての解説本が臨床現場から

 

高額すぎるとマスコミも騒いだオプジーボは

今後、利用されるがんの範囲が広がることもあってなのか、

 

政府がこれまでのルールを破って、

強制的に2017年2月から半値に薬価を引き下げました。

 

今こそ知りたい! がん治療薬オプジーボ (廣済堂健康人新書)

の著者、佐々木治一郎氏は北里大学のがん診療センター長であり、

 

実際の医療現場を通して、オプジーボについて説明や注意点を

解説してしてくれています。

 





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