大西卓哉 出身大学の東大航空宇宙工学科はJAXAや宇宙飛行士への登竜門?
日本人の夢を乗せて、大西拓哉さんは、2016.7.7七夕の日に、
ソユーズ宇宙船に乗車して宇宙へ飛び立ちました。
大西拓哉宇宙飛行士は聖光学院中学・高校を経て、
出身大学である、
東大工学部航空宇宙工学科へ入学し卒業しています。
これから大西さんのような宇宙飛行士を目指して、
JAXAの一員になるにはどのような勉強が必要なのでしょうか?
大西拓哉宇宙飛行士は出身大学卒業後全日空に就職!東大学航空宇宙工学科では異例だった
大西拓哉宇宙飛行士は、宇宙飛行士に選ばれてからも、
ロシアで日々、宇宙飛行士としての勉強を受験勉強のように、
課せられてきたといいます。
宇宙飛行士としての冷静な状況判断能力という資質を前提にしながらも、
学び続けることが要求されます。
新たな研究開発につながるのが航空宇宙の世界です。
やはり、基礎的な学力、理解力、習得するスピードは
求められる職業で、その土台は母校の東大工学部にあったのではないでしょうか?
大西拓哉宇宙飛行士の出身大学=東京大航空宇宙工学科はほとんどが大学院へ進学!
東京大学の学生は知の塊といってもいいのかもしれません。
知的欲求を満たすために、4年間の工学部での学びをした後で、
直ぐに就職というより、
大学院への進学も自然なことなのでしょう。
大西拓哉宇宙飛行士の場合は、修士課程には進まずに、
全日空に就職してパイロットになりました。
東京大航空宇宙工学科を卒業後はほとんどの学生が、
大学院へ進学していることと比較すると
大西さんは少数派と言えます。
学ぶこともすきだったのでしょうけれども、
空を飛ぶことについての憧れ、欲求の強さを感じます。
東京大学工学部航空宇宙工学科の卒業後の進路にはJAXAも!
東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業後の進路は大学院になるのですが、
大学院修士課程を経て、
博士課程に進学する人もいますが、
たいていは就職をします。
技術職としてJAXAへの就職をする人もいますので、
宇宙関連の仕事に携わりたいという人にとっては、
大西さんの母校東京大学工学部航空宇宙工学科から、
修士課程に進学後にJAXAを目指すというルートもありでしょう。
大西拓哉宇宙飛行士の場合には、
東京大航空宇宙工学科⇒全日空⇒JAXAと
航空機の会社から転職をして宇宙飛行士になっています。
HONDAなども飛行機を製造していますから、
東京大航空宇宙工学科からHONDAのような民間の上場企業への進学も
ありえるのですが、転職してJAXAというのは
かなり難しいのではないでしょうか?
JAXAへ転職した大西拓哉宇宙飛行士にとっては、
パイロットとしての学習が、
宇宙飛行士になるために、非常に役立っている
と語っているので、
東大でのアカデミックな学び以外の経験も
重要であることはわかります。
東京大航空宇宙工学科で学ぶことは?高校までに何を学ぶべきなのか?
大西拓哉宇宙飛行士の母校である、
東大工学部宇宙工学科は、
一般の工学部機械工学科と大まかな部分は似ていますが、
航空宇宙工学ならではの学びもあります。
基礎的な学問としては、
- 数学
- 数学および力学
- 電気工学通論
- 計測通論
- 計算機工学
- 機械通論
- 設計機械力学
などを学んでいきます。
工学部の機械科や精密科、電気科、電子科などで学ぶ内容と
似たような内容がベースになっています。
そのうえで、
専門科目として、
空気力学系科目
制御・システム系科目
構造・材料系科目
推進系科目
設計・総合工学
などを学んでいき卒業していきます。
論文を読むときに英文で書かれたものを読む必要などもあるため、
英語に強いことも前提にした上で、
数学、物理を航空宇宙分野へ縦横無尽に応用しようとする
知的好奇心の強い人が向いているでしょう。
大西拓哉宇宙飛行士は子供のころ、中学受験を経て、
神奈川県男子御三家の1つ聖光学院中学へ入学していますが、
子供のころからの学び、考える習慣が、
大切な要素になるのでしょう。
⇒大西卓哉宇宙飛行士 出身校聖光学院中学高校は神奈川男子御三家!打ち上げ前の心境は?
多くの情報を素早く処理する人工知能が注目されていますが、
人間が情報処理の能力を高め学ぶ原動力として
知的な好奇心は非常に重要です。
大西拓哉宇宙飛行士はSF好きで、
スターウォーズやアポロ13号という映画がきっかけで、
宇宙飛行士を目指したといいます。
七夕の日に天の川を眺めてみることも、
無駄にはなりません。
空を見上げると、上空400m先の宇宙空間で、大西宇宙飛行士が、
ソユーズ宇宙船で地球を回っているのが見えるかもしれません。