宅建士合格を独学で目指せるお薦めテキスト5選を解説!
宅建士の合格を目指して既に何らかのテキストを購入して、
勉強している人が多いかと思います。
不動産関係の仕事についたフレッシュマンにとっては
これからという方もいるかもしれません。
宅建士に独学で合格することは可能です。
独学で合格をするには日建学院のような資格の予備校で
学ぶようなわかりやすさやポイント解説がしっかりしている
お薦めの参考書や問題集を選んでいくことが必要です。
宅建士合格を目指して、独学を始めた人が多く持つテキストとは?
宅建士の資格取得を目指して、まずは、書店で
何らかのテキストや問題種を購入しているかと思います。
恐らく、最もポピュラーな宅建のテキストは
住宅新報社から発売されている
パーフェクト宅建です。
宅建に合格している人の多くはこの参考書を
手にしている人も多いでしょう。
住宅新報社が出版していることもあり、やや堅苦しい感じも
するのが難点です。
パーフェクト宅建と並んで読者が多いのは
宅建学院から出版されている
「らくらく宅建塾」です。
語呂合わせなど記憶しやすいような工夫がしてある点や
パーフェクト宅建のような堅苦しさがない点で
書店で目につきますし、
実際に購入する人も多いテキストです。
ただし、私が両方とも読んでみて思うのですが、
一通りの基礎知識を身に着けることには適していますが、
宅建士に独学で合格できるだけのポイント解説や
理解できなかった問題を調べるときにはやや物足りなさが
あるのは否めません。(納得感が少ない)
やはり独学で宅建士を目指すためのテキストや問題集としては
もっと別のテキストや問題集も活用しながら理解を深めて
更に問題解放のポイントを効率よく身に着けていく必要があります。
宅建士を独学で目指すお薦めテキストは宅建の講師の著書
宅建士の予備校といえば、LEC東京リーガルマインドです。
書店でも「出る順宅建士」として、
様々な解説書を販売しています。
LEC東京リーガルマインドの本を各分野、実際に購入して
問題集も解いてみた感想ですが、
「解法のポイントがどこなのか」が明確にわかるようになっていない点が
弱点です。
講習会を併せて利用する人なら最高のテキストかもしれませんが、
独学で宅建士を目指して自宅で学習する人にとっては
一通りの解説が書いてある「あっさりした」
テキストです。
最初、一通り解いてみて、2回目に同じ問題を
解いた時に、同じミスをするのは
- 宅建士問題の出題の狙いや解法のポイントが身についてないから、
- 基本的な理解ができていないから
という2つの原因があります。
ポイントを理解していくには
詳しくわかりやすい解説が書いてあること、
問題集の場合では解説が懇切丁寧で
出題者の狙いまで理解できるような解説があるテキストでなければ
合格点を獲得できる力が付きません。
その意味でお薦めなテキストは
宅建太郎先生の本です。
宅建太郎先生は宅建の名物講師として知られています。
宅建太郎先生独自の語呂合わせが紹介されていまして、
合格するために覚えておくべき重要ポイントを
覚えやすくする工夫がされています。
本番の試験を意識した作りになっている点が
優れています。
過去問のテキストは解説を読んで力がつくものがよい
参考書については2冊目も3冊も勿体ないという方でも
過去問などの問題集については妥協しないほうがいいです。
宅建士に独学で合格するのは難しいことです。
予備校に通うのと同等の効果を出すには、
問題を解くだけではだめで、
解いた後に納得できるわかりやすい解説がついている
過去問集や問題集を活用することです。
良書を活用すれば、間違えてしまった問題や分野についての
- 宅建士問題の出題の狙い
- 過去の出題傾向の把握
- 解法のポイント
について基本的な理解が深まります。
また、どのように考えれば出題者が合否を分けようとしているポイントをつかむことが
できるのかが理解できるのが日建学院の過去問問題集です。
問題解法、正解を得る為の考え方を身に着けるなら
日建学院のテキストはお薦めです。
また、項目別に出題された年度が記載されているなど、
受験対策本として、実践的です。
宅建士に独学で合格できるレベルに到達するため過去問テキストは?
宅建士に独学で合格するには、過去10年分の問題をすべて
解いておくことをお薦めします。
(日建学院宅建士一発合格! シリーズ) には
過去10年分500問の問題が収録されています。
独学で必要なのは効率のよいポイントを押さえた
基本のマスターや徹底理解の上に、
問題量をこなすことが必要です。
私の経験では、過去10年分の問題をすべて解いて、
その年の合格ラインと比較して合格ラインを上回る
正解になったかを確認する方法です。
合格ラインに到達するまで繰り返し挑戦して、
最終的に過去10年分の問題で合格ラインを
大きく上回るレベルになれば本番では
合格ライン上にのぼれる実力が発揮できます。
過去10年分の問題をすべて解き切るなど
しなくてもテキストの完全理解があれば
不要かもしれないのですが、
時間がある方は合格ラインにいるかどうかを
把握するうえで必要な勉強法であり勉強量です。
宅建士試験のライバルは過去10年分の問題すべて
合格ラインに到達するまで繰り返し解くような人は、
少ないです。
やり遂げられたら独学合格の確率は高いでしょう。
そもそも、過去10年分の問題集を持つ人も少ないのは、
10年分も解けないという甘えがあるからです。
過去問中心での学習ではなく、あくまでも、
基本をCDや基本書でインプットし、マスターした上で過去問を
10年分解きまくるのが効率がよく正しい使い方です。
合格するぞという方は、ライバルに差をつける意味でも、
是非、10年分の過去問も手に入れてみてください。
宅建士に独学で合格を目指す人にお薦めしたいテキスト5選一覧
まずは、基本書、参考書ですが、
宅建太郎講師のマル秘テクニックの
集大成とも呼べる
宅建太郎先生の「激ラク 宅建士」(新星出版社)
がおすすめです。
また、宅建士の学習分野の権利関係(民法)を極めるためには
六法を参照しながらなぜ正解なのか、間違いだったのかを
反省することが正答率を高める方法です。
宅建六法を活用すれば、
民法の条文に照らし合わせて宅建士に
どのような法的知識が求められているかも
理解ができ知識が深まります。
宅建六法の利用法は、過去問を解いた上で、理解が不十分である箇所について、
条文や判例を確認するという使い方で
合格力がついていきます。
今後、行政書士を目指そうとか、管理業務主任者などを
目指そうとする方にとっても有効な学習法になります。
問題集は先ほど紹介した、
「一発合格!宅建士どこでも過去問」シリーズと
「とことん宅建士 本試験問題ズバッ! と10」です。
民法、宅建業法、法令上の制限、その他の分野について、
独学するうえで役立つお薦めテキストです。
不動産業界の方で講習を受講する方は「その他の分野」についての
5問免除があります。
宅建業法と法令上の制限をパーフェクトにできるだけの
学習量が上記テキストでできます。
民法は宅建業法のように全問正解を狙う必要はありませんが、
民法についてもパーフェクトを狙うなら、
六法と併用しながら、
を完全マスターしてください。
宅建士の参考書ではないのですが、この本を
活用して宅建士試験で50点満点中40点越えの
高得点を獲得した人を知っています。
私も、一通り解いてみた経験がありますが、
非常にいい本です。実力がつきますね。
法学検定試験問題集 中級は行政書士レベルで、
ここまでやれれば、宅建士の民法でもパーフェクトに
近づくでしょう。
勿論、ここまでは必要ないですが、法学検定試験問題集は
宅建士の民法を独学でマスターするためのお薦めテキストです。
まとめると、
- 「激ラク 宅建士」 (宅建太郎著)
- 住宅新報社の「宅建六法」
- 「一発合格!宅建士どこでも過去問」シリーズ
- 「とことん宅建士 本試験問題ズバッ! と10」
- 「法学検定試験問題集ベーシック〈基礎〉コース」
以上、5選です。
是非、独学で宅建士合格の一助に
してください。
⇒宅建は独学で学習は難しいが、合格を可能にする勉強方法とは?
を参照いただき、独学の難しさが何処にあるのかを確認して
学習計画を立ててみてください。
もしも、宅建の基本書として、
住宅新報社の「パーフェクト宅建シリーズ」を使い倒して、
合格を目指したいという方は、
参考記事⇒パーフェクト宅建 基本書を活用した合格できる勉強法とは?
では、
上位15%に入って、確率高く合格できる学習法を
紹介していますのでご参照ください。