カニカマがまずいと感じる理由は?色素成分の着色料は安全性が大丈夫?



 今日の食事の献立を考えながら、スーパーの店頭で

カニカマを見るといかにも本物

 

カニが食べられそうで手に取って

しまうのですが、

 

成分表示を見るとがっかりすることがあります。

 

それは本物のカニを使ってないからです。

 

なーんだ、カニもどきかよ!

 

という感情が沸いてくるので買うのをためらったことがある人が

多いのでは?

 

値段が安いのでつい買って帰るのですが、

食べてみると、本物のカニを期待しているために

まずいと感じてしまいます。

 

カニカマの成分を見ると本物の蟹ではないことがわかりますが、

カニカマに使われている色素(=着色料)の安全性について評価していきたいと思います。

 

 

カニカマは本物のカニじゃないと理解されたことで世界の反応は高評価!

 

日本が発祥のカニカマは世界中で食べられるようになったのは、

本物のカニじゃないことを告知して販売したから

 

期待が大きくなく、

 触感はカニなので、受けているのだと思います。

 

本物のカニじゃないけど、

見た目は綺麗な本物のカニの様で、

 

視覚的にも美味しそうですし、

触感は本物のカニみたいで

お値段は本物のカニの様に高くない。

 

カニカマ単品でも美味しいし、

サラダなどに入れても相性があうので、

人気が出ているのです。

 

ただ、気になるのは本物のカニではないので、

カニカマの成分ですね。

 

 

カニカマの成分に着色料があるけど、大丈夫か?本物の蟹ではないだけに色素の安全性は?

 

カニカマの原材料は

 

  • 魚肉すり身
  • 食塩
  • でんぷん
  • 卵白
  • 着色料
  • 風味原料
  • 調味料
  • 保存料

 

などです。

 

保存料は使用されていないケースも多いようですが、

気になるのは、着色料です。

 

カニカマの特徴である赤い色は

食欲をそそる色ですけれども、

どんなものが使用されているのかが気になります。

 

メーカーによっても違うようですが、

着色料として利用されている成分は

 

  1. カロチノイド
  2. 紅麹(べにこうじ)
  3. ラック

 

の3種類です。

 

カロチノイドからみていくと、

 

カロテノイド(カロチノイド,carotenoid)は黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群である。

微生物、動物、植物などからこれまで750種類以上のカロテノイドが同定されている。

たとえばトマトやニンジン、フラミンゴやロブスターの示す色はカロテノイド色素による着色である。

自然界におけるカロテノイドの生理作用は多岐にわたり、

とくに光合成における補助集光作用、光保護作用や抗酸化作用等に重要な役割を果たす。

また、ヒトをはじめとする動物の必須栄養素であるビタミンAの前駆体となるほか、

近年ではがんや心臓病の予防効果も報告されている。

引用元https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89

 

天然色素であって、むしろ健康にはいい成分ということで

一安心です。

 

つぎに、ラックという着色料ですが、

この着色料はカイガラムシが原料です。

 

カイガラムシ(介殻虫、学名:Coccoidea)は、カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科に分類される昆虫の総称。

果樹や鑑賞樹木の重要な害虫となるものが多く含まれるとともに、

いくつかの種で分泌する体被覆物質や体内に蓄積される色素が重要な経済資源ともなっている分類群である。

 

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

 

つまり、ラックという着色料も人口着色料ではないので、

健康については安全性が高いことがわかります。

 

最後に、紅麹ですが、

紅麹という色素はベニコウジカビから抽出されています。

 

ベニコウジカビ(紅麹黴、学名:Monascus purpureus)は糸状菌の一種である。

この菌は古来から中国や台湾および沖縄において、紅酒や豆腐ようなどの発酵食品に利用されている。

また、近年では、この菌が生産するモナコリンK (Monacolin K) などが血清コレステロール降下や血圧降下といった作用を持つことが分かり、

健康食品としても注目を集めている。

さらに、この菌が生産する赤色色素(紅麹色素またはモナスカス色素と呼ばれる)も

天然着色料として注目を集めており(主要成分はアンカフラビンおよびモナスコルブリン)、

主にかまぼこなどの練り製品などに用いられている。

しかし、この菌と共に用いられる近縁種のM. ankaはシトリニンという動物に対し毒性を有する物質を生産しており、

シトリニンが製品に極微量ではあるが混入していることを懸念する声もある。

このため、シトリニンを生産しないこれらの菌の選抜が行われている。

医薬品のロバスタチンが近縁種のM. rubberから発見されている。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%93

 

紅麹についても、健康にいいという情報の他に、

紅麹色素の 安全性については、毒性を有する物質の存在が

ある可能性があるので要注意ではあります。

 

本物の蟹と比べて、まずいと思っていたカニカマも馬鹿にできない!

 

以上の様に、カニカマに使用されている

着色料は化学的に作られたものではなく、

 

昆虫や菌類などから抽出しているので、

色素についての安全性は高いことがわかりました。

 

カニカマを美味しく見せる色素にまで

健康に配慮された成分を利用してきたからこそ、

世界での反応も前向きに評価されたのでしょうか?

 

そもそも、本物の蟹と比較してまずいと判断するのではなくて

カニカマが良くできているということを

前向きに評価したいですね。

 

カニカマは通販でも買えるので最寄りのスーパーでは買えないものも

取り寄せて味や食感を比較してみてはいかがでしょうか?

 

 





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