テレビが映らない時の対応で不動産屋の良し悪しが!中古住宅に引っ越し直後の場合
住宅を購入して引っ越しをした直後というのは、
テレビが映らないトラブルというのが
頻繁に発生しています。
賃貸ではなく自分の持ち家であるので、
自分自身で解決する必要が出てきます。
新築であれば、最初からアンテナなどついていないのがわかっているので、
電気屋さんを手配してテレビを設置するので、
何ら問題はありません。
問題があるのは、中古住宅を購入したケースで、
テレビを持ち込んで同軸ケーブルに差し込んだら
すぐにテレビが見れるはずだと思いきや、
全く反応しないケースあるわけです。
不動産屋からテレビがしっかりと見えるかどうかは
説明を詳細にするべきなので、
不動産会社の説明責任もありそうです。
中古住宅の売主がブースターについて説明が曖昧、引越し後テレビが映らないことがある
中古住宅を購入する場合では、一般の方が引き渡し直前まで
住んでいた物件や、
空き家になった期間が短い中古物件の場合では、
テレビがしっかりと映るのかどうか、
あるいは、ブースターなどを設置しないと
電波障害がある地域で見えないのかという点が
はっきりしています。
なにせ、中古物件の売主はテレビを設置して見ていたわけですから。
しかし、テレビのアンテナのことや、テレビのブースターについての知識について
あまり関心がなく、うまく説明できない人も存在します。
「テレビは、普通にみていたけど、テレビは引越し先に移動した。
おそらく、みえるはずだけど」
というような曖昧な説明になる物件の売主もいるでしょう。
ブースター付きのアンテナが設置されているお宅なら、
引越し後にブースターがなくて、
テレビが映らないと慌てることはなさそうです。
しかし、前所有が、テレビとブースターを合わせて
撤去した場合では、
新たに購入した買主は、自分でブースターを購入して、
設置をしなければ、
テレビが映らないということがよくあります。
もしも、売買契約のときに、ブースターが必要であるにもかかわらず、
「電波障害なし」という説明で、
テレビが普通に見られるはずだと説明を受けた場合には、
不動産会社へ、契約時に受けた説明と違うと
主張することができます。
中古物件の買主はブースターを購入する費用がかかるわけですから、
説明がなかったことについては
損害賠償請求ができるかどうか
検討することにもなります。
ただし、一般的には、中古物件の売主なら
アンテナの有無や
ブースターが必要かどうかは
問題なく明確に説明されることのほうが
多いと言えます。
問題は、中古物件に以前住んでいた人が、
競売になるなどして、夜逃げしたようなケースです。
競売で落札されたリフォーム済み物件を購入!引越し後はテレビが見えないかも!
競売物件は不動産会社が落札することが多いです。
不動産会社が競売によって落札した物件をリフォームをして、
一般の人へ売り出している物件はきれいなので人気があります。
ただし、競売で落札された物件というのは、
落札した不動産会社が前所有者から十分な住宅の説明を受けて
購入しているわけではありません。
ですので、テレビがしっかりと見えるかどうかなどの
ヒアリングを競売になった人から確認しているケースは
稀と言えます。
競売で物件を購入した業者としても、テレビを物件に持ち込んで、
テレビが見えるかどうかまで、
チェックをしていないことのほうが多いです。
つまり、競売物件をリフォームして販売している物件については、
引越し後にテレビが見えるかどうかは
かなり怪しいと思っていたほうが無難なのです。
リフォーム済み中古物件で実際にテレビが見えなかった事例
不動産会社が競売を通して落札した物件がきれいにリフォームされ、
仲介業者を通じて、
購入したケースで、
売買契約のときには
物件の売主である不動産会社も電波障害はないし、
テレビも普通に見られるはずだと告知していました。
仲介業者は電波障害がある地域では、
ブースターなどが必要になると
重要事項説明書に記載はしてあって、
不動産業者としては一応の逃げ道を作っていました。
ですので、仮に、テレビを設置して映りが悪いようなことがあったとしても、
最悪、ブースターを購入するという負担だけをすれば、
テレビが見えるはずです。
しかし、引越し後、実際にテレビが本当に映らず、
ブースタの有無というレベルではない状況で
一切反応しないという症状が起きました。
物件を仲介した不動産会社へ連絡して調査してもらうと、
なんと、競売になった前所有者は、
ケーブルテレビを利用してテレビを見ていたことが
ご近所への聞き込みで判明してしまいました。
つまり、リフォーム済み中古物件には
アンテナすらついていなかったのです。
物件の設備欄には、テレビアンテナに「有」という
チェックが入っていたので、
仲介した不動産会社の説明ミスということが
判明しました。
ケーブルテレビや光回線を利用してテレビを見ていたことに
競売物件であったために気が付かず、
また、仲介業者や物件の売主はアンテナが立っているかどうかを
確認しなかったために、
物件の購入者は、引っ越し直後、テレビが映らないという
状況に直面して、悲しみに暮れました。
(高額な物件の購入は失敗できないはずだったのに、悔しい!)
不動産会社はキッチン、トイレ、浴室、洗面所といった
部分のリフォームにはリフォーム業者を活用して、
十分に対応しているのですが、
電気屋さんの知識が必要なテレビの受信については、
十分な知識や対応力が不足していることを露呈した事例です。
非常によくあるケースなので
テレビをどうすれば見られるようになるのかを
とことん購入前に確認しておきたいところです。
売主も仲介業者も何もしてくれず、1週間待ちで、自費でアンテナ設置
本来は、仲介業者や中古物件の販売業者に責任がある
事例にもかかわらず、
責任がどこにあるのかが有耶無耶にされて、
仲介業者は近くの大手電気店に連絡をして、
アンテナの設置の段取りをしてくれただけで、
費用負担はしてくれなかったそうです。
(原因がわかってよかったでしょ、みたいなごまかされ方なのでしょうね)
アンテナ設置の費用負担が必要であるとは
説明を受けてないのですから、
本来は、売主や仲介業者へ責任を問うことができるケースです。
さらに、大手電気店にアンテナ設置の予約を入れたために、
1週間も待たされるというストレスも抱えることになっています。
もっと地元の小さいな電気屋さんで良心的な価格で
即日、テレビが映るようにしてくれるところを
紹介してくれるなら
少しはマシだったといえるでしょう。
不動産会社といえども、内外装のリフォーム工事については
すぐに業者を派遣することができても、
テレビの受信については、電気屋産になるので、
大手の、ケーズデンキ、ヤマダ電機といった
選択しかできなかったわけです。
中古物件の売主にはアンテナを撤去してテレビアンテナ設置を前提にしてトラブルを回避する業者も
リフォーム済み中古物件を購入すると、
リフォームはしてあるけど、アンテナはわざわざ
撤去してある物件があります。
つまり、引越し後に新築のように
電気屋さんへ設置依頼をしなければなりませんし、
費用もかかります。
入居後にテレビが映らないというクレームを受けたくないために、
あえて、撤去してしまうという
不親切な行為をしているわけです。
仲介業者へは手数料を支払った分、責任の追求も
不動産屋は、テレビが見えるかどうかは、
不動産会社の範疇ではなく、電気屋さんの
守備範囲だといいます。
しかし、引っ越す側にとっては、
引越し後、テレビが映るようにサポートできるような
物件の売り主が買主にとっては理想と言えます。
引越し後にテレビが見れないトラブルは頻発していることを
理解した上で、
不動産会社に過失がありそうなときは
しかたないと諦めずに、
仲介業者へは仲介手数料を支払ったわけですから、
責任を問う姿勢があってもおかしくはありません。
たかがテレビではあるものの、
しっかり面倒をみてくれる不動産屋に
お世話になりたいものですね。