仮想通貨で億り人になるため全財産+借金投資は破産への入り口?



仮想通貨バブルにのって、少額の投資資金を30倍にも大きく出来た人は

億り人になれました。

 

一旦、ピークを付けたかのように見える仮想通貨相場ですけれども、

経済の専門家や著名投資家は仮想通貨について、

明るい未来を描いてはいません。

 

一方で、仮想通貨はまた高値を奪回して

大相場になるという期待を持っている人達も

多くいます。

 

いずれにしても値動きの激しさは株式投資の比ではありません。

 

値動きが大きいボラティリティの高さが魅力で

トレードには向いている商品とも言えます。

 

注意点は、チャートのテクニカル分析も無視して、

感だけで取引をするような投資法が確立されていない投資家です。

 

安くなったからというだけの理由で、全財産をはたいて

仮想通貨を買い、資金が枯れると、キャッシングという

借金で仮想通貨を買うようになると

 

まともな判断ができなくなって、

最終的には破産への道を歩むことにもなりかねません。

 

仮想通貨取引で冷静な判断ができなくなったときに

どんな結末がまっているのでしょうか?

 

 

仮想通貨取引は30倍高も夢じゃない?

ビットコイン価格に代表されるように、

20倍、30倍高になった仮想通貨は夢があります。

 

株式投資でも10倍になったような株はテンバガーと呼ばれて、

時々、短期暴騰する株もあります。

 

株式投資の場合には銘柄が数千もあってそのうちのどれを買えば

10倍になるのかが簡単にはわかりません。

 

しかし、仮想通貨の銘柄が少数で、同じような値動きになっているので、

連想買いが入りやすいです。

 

ビットコインチャートを見ると、

短期で急騰してきた背景もすぐにわかりますし、

安く買って高く売ればかなりの利益が短期間で

確定できる動きに惚れ込むのは当然です。

 

実際に億り人になった人がいることで乗り遅れたくないという気持ちにも

ネット上では、億り人になった人達がメディアで紹介されることもありましたし、

自分で億り人になったとPRする人もいます。

 

1年間で資産を20%増やす(1.2倍)ということですら

非常に高パフォーマンスなのが

資産運用の世界です。

 

そんな金融の世界にあって、30倍というのは

ロマンです。

 

1億円のお金を手にするには、300万円の元手を

およそ34倍にすれば、1億円を突破します。

 

手元に現金や預金で300万円を所有する会社員はザラにいますし、

若手でも300万円程度のお金ならためられるレベルです。

 

300万円を1年間かけて、株投資などで、20%増やしても、

360万円にしかなりませんけれども、

 

仮想通貨に投資すれば、

 

もしかすると、1億円に到達するかもしれないという

期待があるわけです。

 

あの人も億り人に、そして、その他大勢の人が億りたいという

心理が働いて、

みんながやるなら、乗り遅れたくないという

気持ちに拍車がかかってきます。

 

頭の中は、1億円、2億円所有して会社員をリタイアするような

妄想がスタートしています。

 

億り人に早くなりたいという焦りで全財産を仮想通貨を購入

仮想通貨バブルにのって富裕層への仲間入りをするためにも、

10万円を投資して、30倍にしても、300万円にしかなりません。

 

100万円を投資して、30倍にできれば、3000万円にできます。

 

でも、億り人になるには、

 

350万円を投資して、30倍にする必要がある、

と取らぬ狸の皮算用をしてしまいます。

 

350万円✕30=1億500万円です。

 

人によっては、2億にするには、700万円まで

投資資金を増やそうとするかもしれません。

 

もしも、これまでどおりのチャートパターンを

繰り返してくれるなら、

 

いつか何かのきっかけで、

仮想通貨の暴騰が止まらなくなることが期待できるという

期待感があるために、

無一文になる怖さを直視していません。

 

本当に億り人に慣れるかもしないという

楽観が心の中をしめて冷静な判断ができないからこそ、

全財産を仮想通貨になげうってしまうのです。

 

株式の場合はスタンスによって、

投機、投資とありますけれども、

 

仮想通貨の場合は投資というより、投機的な

動きであることも理解できていないかもしれません。

 

仮想通貨の全体的な暴落で日本円換算での資産が半減

若手の会社員でも1000万円単位の預金を所有するケースは稀で、

通常は、100万円単位であることが多いはずです。

 

少ない資産だからこそ、短期で大きく増やしたいという年齢です。

 

そんなときに偶然やって来た仮想通貨バブル。

 

 

2018年1月以降は

コインチェックの問題などもあって、

NEMをはじめとした仮想通貨が暴落しています。

 

暴落して、引き返せないのが人間の心理です。

 

いままで描いてきた億り人になるための努力や

考え方を自分でひっくり返すことが出来ません。

 

生活費を除いた余剰資金を全額仮想通貨に投入したあとで、

再度、安値を買い増し、難平買いをしたいという

欲求すら残っているわけです。

 

どうするかと言えば、借金です。

仮想通貨での損失を取り返そうとして借金で追撃買い

暴落して、目先的に短期的な反発が期待できそうな気分になると、

安くなった仮想通貨を追撃買いしたくなります。

 

しかし、全財産を使って仮想通貨を買っているので

手元資金はありません。

 

会社員であればクレジットカードの1枚や2枚は持っていますし、

作ろうと思えば作れます。

 

クレジットカードには使いみち自由なキャッシング枠が

30万円~50万円程度はあります。

 

レジャーに使ってもいいし、

投資に使ってもOKです。

 

日本がかつてバブルの全盛だった時には、

キャッシングの金利は40%もの水準です。

 

それでも、バブル相場の株を買って儲けるために

サラ金を利用した人達がいたといいます。

 

最近の仮想通貨バブルは借金をしてでも

買わなければならないという心理が働きやすいのです。

 

かつての株式市場を賑わせた仕手株の場合でも、

「この銘柄は女房を質に入れてでも買わなければならない」

という触れ込みで

暴騰予告が入ったことがあります。

 

仮想通貨の場合にも、誰かに煽られると、

借金してでも買いとなってしまいかねません。

 

なんたって、目標は億り人ですから。

 

仮想通貨取引はギャンブルのように冷静な判断ができなくなる

キャッシングをしてでも仮想通貨を買った段階では

ギャンブル依存症であることが理解できていないかもしれません。

 

24時間、365日、相場が動いていますので、

頭の中は常に仮想通貨相場です。

 

パチンコにハマって勝つ楽しみを知った人が

負けては取り返そうとして

パチンコ中毒に陥るのと似ています。

 

パチンコがきっかけでキャッシングを重ねて、

多重債務になり、

家を売り飛ばした人は数知れません。

 

キャッシングの上限金利に勝てるか?

株式投資でも年率20%も増やせたら、

大成功といえる水準なはずです。

 

キャッシングの上限金利は利息制限法で

  • 10万円未満が20%
  • 10万円以上100万円未満が18%
  • 100万円以上が15%

 

ときまっています。

 

グレーゾーンがなくなって上限金利が引き下げられたといっても

高金利です。

 

この金利を上回るようなリターンを仮想通貨で

得られるかどうかは時の運です。

 

キャッシングをするのは短期間だけなら安いという

計算があるでしょうけれども、

 

短期で勝負がつくという保障はありません。

 

さらに、キャッシングで投資をする人は、

一旦返済した後も、

 

再度、お金を引き出して同じことをする傾向がある点も

注意です。

 

仮想通貨は値上がりして儲かるという妄想が消せずにしがみつく

キャッシングという借金をしてまで仮想通貨を取引するのは、

手元資金が少ないというだけではなく、

 

下落傾向にある相場ですら、

自分自身の頭のなかから

 

再度、暴騰がスタートして、

何倍にも値上がりする利益が手に入るという

妄想から抜けられないからです。

 

もちろん、短期的にうまくトレードできる人は

問題ないのですが、

 

テクニカル分析も、手にクカル指標も使えないし、

デイトレードの手法もわからないという

場合には、

負ける確率が高いことには注意を払う必要があるのです。

 

暴落が起きて、現金を失って借金だけが残る 失意の中で労働で日本円を稼ぐ

暴騰してきた相場というのは終わりがあります。

 

バブル相場にも終わりがあります。

 

仮想通貨への熱狂も資金が枯渇して

相場ができなくなると冷めてしまう時が来ます。

 

億り人になるのは妄想だったと気がつく時、

それは、投資していた仮想通貨の急死(サドンデス)

などで、急落したときです。

 

信用取引という借金を活用した取引手法では

投げが出て、元手がなくなるのはあっという間です。

 

信用取引を利用しなくても、仮想通貨がゴミのような価格になってしまうと、

当初、1億円を狙って350万円を投入した円預金は

あっという間に、10万円いかになることも考えられます。

 

残るのはキャッシングで作った借金返済というだけなら

まだなんとかなります。

 

再起をかけて、あとは借金返済を着実に返済をするために、

労働市場でより多くを稼ぐように頑張ることに

改めて目覚める瞬間です。

 

借金グセがついて、自己破産で再スタート

失意の中でキャッシングを返済するために、

仕事に専念する中でも、

 

一度ついてしまった借金グセはなおるものではありません。

 

本当は短期間で返済する予定だった少額の借り入れなのに、

気がつくと、キャッシングに全く抵抗がなくなり、

多重債務に陥っていたりします。

 

毎日質素に暮らしていく中でも、

キャッシング総額が200万円を越えると、

年収やその他のクレジットやローンの有無によっては

もうギブアップということになる人も

でてきます。

 

自己破産をして、借金を0にしてもらうかわりに、

持ち家がある人は、家も競売にかかります。

 

仮想通貨からは足を洗ったはずなのに、

再度、試練が襲い掛かってきます。

 

根っからのギャンブル好きは解消されないまま、

いつか仮想通貨での失敗を取り返したいいいう気持ちだけが

残ります。

 

やっぱり投資ではテクニカルが大切と気がつく。

仮想通貨では負けたけれども、

再度、失敗の要因を検証してみると、

 

相場、トレードについての知識不足があることに

気がつくかもしれません。

 

値動きが激しい仮想通貨でも、為替取引でも、

株式投資でも

チャートを極めること、

売買のテクニックを身につけることに気がつけば、

自分なりの必勝法が確立できます。

 

例えば、ラジオに系にも出演している

相場師朗先生の手法で基本を身につけるというのも

1つの方法です。

 

 

仮想通貨には借金までして勝負をして、

預金が0になり、借金も背負ったけれども、

 

相場では負けてはならないという教訓を

学んだはずです。

 

負けないための投資法を確立していく過程で、

今後は今までの負けを取り返すことができるようになります。

 

 

 





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