理容師・美容師が独立開業で失敗しないための土地選定方法とは?
理容師や美容師として活躍している方は
いつか独立開業して自分の店をもちたいと考えている方が
ほとんどではないでしょうか?
都会でなくても田舎でも床屋や美容室は
ニーズがあるので独立開業は
簡単ではないかと思ったりもします。
実際に、人口がそこそこ多い立地で
1人だけで切り盛りしている床屋さんが
億万長者であったりもします。
もちろん、店舗併用住宅も3階建ての豪邸であったりも
します。
しかし、美容師や理容師が実際に独立開業をして
億万長者になるのはほんの一握りです。
成功するためには技術が最高水準であることはもちろんですけれども、
床屋をスタートする時の土地選び、
立地選びも重視しています。
本当は教えたくない失敗しないための
床屋さん、美容院の土地選びの方法について、
説明していきます。
理容師・美容師が独立開業し失敗するのは立地が悪いから
理容師や美容師は資格を持っているので、
独立開業は資金があれば簡単だと錯覚しがちです。
先ほどもコメントしたように、
床屋さんとして億単位の土地建物を購入できるようになるほど
繁盛するような人達は一握りです。
美容院で働く人たちは日々、技術を向上させるために、
仕事が終わった後でも練習をしたりと、
皆さん勤勉です。
そんな中でも、顧客が技術の高さに惚れて、
リピーターになってくれるだけの力量を身につけるのは
楽なことではありません。
独立開業して自分のお店を持って、
来店してもらえたら必ず次回も来てくれるほどの
技術を持っていることがまずは独立開業の条件と言えるでしょう。
カットやお顔そりなどの技術だけではなく、
ファンが付くような人間味のある対応力も含めての技術が
必要です。
その上で、お店を出すことで
一定の集客が見込める立地にある
土地を探していくことが必要です。
マクドナルドはどのお店も好立地にあるから
集客に成功しています。
いい商品やサービスがあることはもちろんなのですけれども、
土地の持つパワーを侮ることはできません。
独立開業しても失敗しない土地探しの基準とは?
では、床屋や美容院を開業する時の土地はどのように
選ぶべきなのでしょうか?
大規模なお店を建てる場合ではなく、
あくまでも自分ひとりで開業して、
自宅兼店舗として利用するような
小さいお店を想定して説明していきます。
土地の道路付けは幅員6メートル以上の道路に接すること
一定の人口があって、畑のど真ん中のような場所では
人通りがありません。
どの市町村でも独立開業はできるものですが、
ある程度の活気は必要です。
その上で、土地を選ぶ時には、道路付けが大切です。
車で来店することも考えて、6メートル以上の幅員のある
道路に面している土地を選ぶ必要があります。
正方形で良い形状をしている100坪の土地が
格安であったとしても、前面道路が4メートル程度では、
車の通行もあまり期待できません。
また、お店へのアクセスもしづらい道路ということになります。
車でアクセスするときもスムーズに道路から
駐車場へ入れるように
道路の幅員は重視です。
国道より生活道路路
道路の幅員が狭いよりも広いほうがいいのですが、
国道に面する必要はありません。
ど田舎では国道でもいい場合もありますけれども、
住宅を兼ねる店舗を想定するなら、
あまり住みたい環境でもありません。
それに、ゆっくりと歩いて来店してくれるお客様のことを
考えると、
国道の交通量の多い立地よりも
人にやさいし生活道路のほうがいいといえます。
つまり、人通りの多い道路のほうがいいということです。
国道は車の通行量は多いですけれども、
人通りは多いとは言えません。
人通りが多い、人の目に付きやすい立地のほうが
いい立地と言えるでしょう。
道路付けで大切な方向は?
土地の道路付けで大切なのは幅員の他に、
東西南北のどちらの方角に面しているのか
という点も大切です。
一般的に住宅用地として人気なのは
南道路と呼ばれる
南方向に面した道路が人気ですし、
価値も高めです。
では、美容院や床屋さんが選ぶべき道路の方角はどうなのでしょうか?
実は、西道路は駄目です。
午後、日差しが入りすぎることで、
ハサミなどがキラキラ光りすぎます。
調髪をするときに、ストレスなく仕事をすすめるには、
もっと店の中はギラギラする光ではなく、
落ち着いた光が入ってくるほうがいいです。
方向としては
東方向や北方向の道路付けの方が良いといえるでしょう。
床屋さん、美容室の立地は意外と、
西側や南側の道路とういより、
東側、北側の道路に面して営業している
繁盛店が多いのは偶然なのでしょうか?
道路付けは角地や二面道路がよい
さらに、お店の道路付けで大切なのは、
角地であるか非角地で2方向接道を持つ
土地です。
例えば、
- 北東の角地
- 東南の角地
あたりは、北や東方向に面する道路付けであり、
2方向からアクセスされるので、
集客に向いている土地といえます。
角地でパスしたいのは
南西の角地
のみです。
北西の角地は北方向をメインに利用すれば、
OKでしょう。
以上のように、
道路付けは6メートル以上の道路で
東方向か北方向に面する角地がよいことに
なってきます。
実際に、以上のような視点で床屋や美容院を眺めてみましょう。
角地が非常に多いことに気がつくはずです。
非角地であるときには、二面道路もOKです。
駐車スペースは3台分確保できる間口のある土地
土地を探すときに、土地の形状は
もちろん、不整形ではなく、四角い形状の土地を
選ぶことになります。
お店を運営する以上、
縦列で3台駐車スペースがあっても意味がありません。
並列で3台の駐車スペースは
1人だけで独立する場合でも
備えておきたいところです。
車の車幅を考慮して、1台あたりの幅を2.5メートルとると、
2.5✕3台分=7.5メートル、
約8メートルの間口のある土地は最低でも必要です。
縁石があると駄目
土地選びをするときに、車がスムーズに駐車場の入るためには、
道路と歩道の間に縁石があるような土地では駄目です。
もちろん、商売をするときに、撤去できるようであれば
いいのですけれども、
別途費用もかかることになります。
床屋さんは駐車場がなくてもやっていけないことはありませんけれども、
遠方からのファンが付くためにも、
スムーズに駐車場に入れることには
配慮するべきです。
駅から近い場所ならなお良い
先ほど、国道より生活道路で人通りの多いほうを
選択するべきであると説明しました。
土地の立地は田舎でもいいので、できれば
駅に近い立地のほうが人通りは多くなる傾向があります。
店舗付き住宅を計画する上ではあまり多額の費用もかけられない
場合もあるでしょうから、
駅近とは言わないものの、
歩いて駅に行ける程度の近さ(徒歩20分程度)があれば
OKといえるでしょう。
スーパーが近いことも大切
美容師や理容師が独立開業する場合は
女性がお店を構えるケースも多いはずです。
自分が暮らしながら仕事をする立地として、
女性として大切にしたいのは、
買い物の利便性です。
歩いて買い物に行けるような場所に
土地を見つけたいものです。
スーパーが近い立地であれば、
買い物も便利ですし、
仕事上も、お店が人通りが見込める場所に立地することになります。
女性が暮らしていく上で、快適であると感じるような場所で
独立開業するという点は非常に重要です。
美容師や理容師が失敗しない独立開業をするための土地の基準 まとめ
6メートル以上の角地か二面道路の土地
北か東方向の角地か二面道路
国道ではなく生活道路で人通り重視
駅に近く、スーパーにも近い立地
縁石がない駐車スペースが3台並列で採れる間口がある
以上のような土地となります。
「そんな土地、あるわけ無いだろう!」
と不動産会社が聞いたら呆れるほど、
好立地です。
しかも、土地の大きさは60坪以上でなおかつ
一定の予算内で収めようとしたら
余計に難しい選択です。
でも、この点を妥協するから失敗するわけです。
独立開業をするからには、細々とやっていければいいということではなく、
できれば、億万長者になりたいものです。
成功する美容師や理容師は腕がいいだけではありません。
不動産会社の情報収集には熱心です。
土地探しは建築会社もあわせて検討を
土地探しをする時には、予め、1階部分の店舗の間取り、
2階部分、3階部分の住宅部分の間取りを予め
想定しておきましょう。
最終的なプランは土地が決まらないとできませんけれども、
理想的な間取りや建築プランを描いておくことで、
土地探しで、土地の良し悪しもすぐに判断できるようになります。
また、土地購入後にすぐに建築に着工ができます。
予算に見合う建築会社を
探しておきましょう。
また、家を建てたくなったら
という本は、家造りの参考図書として
一読をおすすめします。
明日の成功を夢見て是非がんばりましょう。
独立開業を実現するには、不動産の集客パワーも重要ですが、
顧客を魅了するコミュニケーション能力を
あげることも必要になってきます。
遠方からでも来店してくれるような魅力的な
店主がいるお店は強いです。