小林麻央 治療法に選択肢があった?小林久隆先生の光免疫療法はがん細胞破壊
小林麻央さんのブログkokoroで、
今までいろいろな治療を行ってきて、
スタンダードな治療法を受診するという
選択肢が狭まってきていると
現状を正直に告白しています。
乳がんで苦しんでいる本人が厳しい現実を正面から受け止めている姿勢には
改めて精神的な強さを感じます。
ただ、悲観する必要はありません。
海老蔵さんも小林麻央さんも実は
極秘の治療法を実践中なのかもしれませんけれども、
まだまだ、
やれることをやっていないような気がしてなりません。
小林麻央さんが治療法の選択肢が狭まっていると告白したブログ
今日は、朝食を食べながら、
主人と治療について話をしました。治療の選択というのは
いくつも治療を重ねてきたあとは
どんどん難しくなると感じます。スタンダードというもののカードが
少なくなっていくからです。出典:おやすみなさい
私も、他人事ながらも、思わず、どうしたらいいんだろうかと
ちょっとため息が出ました。
でも、弱気は厳禁です。
医療技術は確実に進化しています。
新たな画期的ながん治療薬の開発が行われている
事例を紹介します。
がん治療の先端医療技術が開発され選択肢は今後たくさん出てくる!小林久隆先生の光免疫療法の例
京都大学医学部出身で、現在、アメリカ国立衛生研究所(NIH)に在籍している
小林久隆主任研究員は
がん細胞にくっつく抗体にIR700を付着させ、
近赤外線をIR700に照射すると
光エネルギーによって化学変化を起こしがん細胞のみにダメージを与えて
がん細胞を死滅させるという光免疫療法を
考案しました。
現在、第一相試験(フェーズ1)はスムーズに完了しています。
ちなみに、フェーズ1は安全性についての検証です。
現在は、フェーズ1で光免疫療法の安全性が確認され、
フェーズ2の効果を検証する段階へ移行していきます。
小林久隆主任研究員の光免疫療法は
2012年のオバマ大統領の一般教書演説でも紹介されるほどの
将来性がある治療法です。
あと数年で実用化が可能になるかもしれない画期的な
治療法になるかもしれません。
小林久隆主任研究員が開発した光免疫療法は
アメリカが国を挙げて取り組むがん治療法の1つですから
この他にも世界中で新しい治療法や薬が開発されつつあります。
なので、小林麻央さんがブログで語ったように、
現状ではスタンダードな治療の選択肢は少ないかもしれませんけれども、
世界の頭脳ががん撲滅のために、
研究開発を行っているので
希望をもってがん治療と付き合って欲しいと願います。
アスピリアン・セラピューティクス日本支社で光免疫療法の商業化も
楽天の創業者である三木谷浩史氏は、
光免疫療法の商業化を目指すアスピリアン・セラピューティクスに出資して、
取締役会長に就任していることが明らかになっています。
アスピリアン・セラピューティクスの日本支社も2017年3月に設立され、
日本での光免疫療法の商業化を目指しているといいます。
三木谷浩史さんは、Eコマースがスタートする兆しを感じ取り、
楽天を創業し、日本ではAmazonと双璧をなす企業となっています。
時代が変わる時には三木谷さんが動くと言ってもいいのかもしれません。
がん治療が根本治療に近づいて、抗がん剤や放射線治療のような
副作用もなくなり、
9割のがんは治る時代が到来しようとしているのかもしれません。
日本の関連企業としては島津製作所などの
技術力にも注目が集まるかもしれません。
小林久隆主任研究員 略歴
アメリカNIHで活躍する小林久隆主任研究員の略歴は
次のとおりです。
1961年、兵庫県西宮市に生まれる。
1987年、京都大学医学部卒。
1995年、京都大学大学院を修了。医学博士修得。NIH臨床センターフェローに。
2001年、NCIおよびNIHシニアフェロー。
2004年、NCI分子イメージングプログラムで主任研究員として基礎研究開発部門を主導する。
2012年、オバマ大統領の一般教書演説で紹介される。日本政府の国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として表彰される。
2014年、NIH長官賞を受賞。
2015年、頭頸部がん患者を対象にした臨床治験が開始される。出典:光免疫療法
小林久隆先生のような優秀な日本人研究者がアメリカへ頭脳流出しているのは
非常にもったいないです。
現在、アスピリアン・セラピューティクスの日本支社に
アドバイザーとして参加しています。
光免疫療法の日本の関連企業
日本の企業では島津製作所(7701)はがん光免疫療法についての、
計測技術を提供し、
共同研究するパートナーとなっています。
日本での光免疫療法を利用したフェーズ1臨床試験は
国立がんセンターでスタートすることになっています。
画期的な新薬開発で東レが「がん治療」に参入!
というタイトルで、
東レががん細胞に結合して攻撃するモノクロナール抗体製剤「TRK-950」の
臨床試験開始(フェーズ1)がアナウンスされました。(2017/2/28)
以上、今まさに臨床試験がスタートしたばかりの
夢の新薬について、2つの事例を紹介しました。
今はスタンダードではないかもしれませんが、
がん治療の選択肢が今後どんどん
広がっていくでしょう。
他社の例では、創薬ベンチャーのナノキャリアでは、
ノーベル賞候補とされる片岡一則教授が開発したナノマシンによる
乳がんなどのがん治療に期待が持たれています。
参考記事⇒片岡一則教授 ナノマシンでノーベル賞候補!がん治療法がスゴ腕の専門外来で紹介!
小林麻央、海老蔵は視野を広げると治療の選択肢は増える
海老蔵さんのブログでかつて、
「麻央は東京から離れるわけにはいかない」と
たしか、京都にある酵素風呂に入れてあげたいと
残念がっていました。
でも、確実に治るかどうかは別として、
東京から離れられないという考え方で
多くのがん治療の選択肢を捨てるのは
もったいないです。
アメリカで画期的な治療法が見つかったなら
アメリカへいくのも選択肢でしょうし、
国内なら、例えば、湯治場=玉川温泉の岩盤浴を
活用することもできます。
更に、治療方法の幅を広げるという意味では、
国内の病院でも古典的な漢方医療で奇跡を起こしている
例もあります。
がん研有明病院の星野先生は
著書「漢方薬でがん治療はもっと楽になる (健康ライブラリーイラスト版)」
の中で、
それほど多い症例ではないけれども、漢方薬の服用後に
免疫力が高まり、ガンが消えてしまった
事例もあるといいます。
今住んでいる場所に、家族の関係や
いろいろなことで離れられないという
考えにとらわれなければ、
より多くの選択肢はあるのではないでしょうか?