糖質ダイエットが末期がんの8割に効いた?古川健司先生が薦めるケトン食とは?
通常のがん治療といえば、手術も抗がん剤も、放射線治療などが
定番です。
抗がん剤も日進月歩で進化していますので、今後には期待が持てる
治療方法です。
一方で、がん細胞が炭水化物から生成されるブドウ糖を
エネルギーにして増殖していることを
逆手にとった
糖質ダイエット(糖質制限)で末期がん患者の8割の人に
何らかの治療効果の実績を持つのが
多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)です。
これまで甘いもの、糖分はがん細胞を増殖させるので
良くないとは言われてきましたけれども、
ケトン食と呼ばれる糖質ダイエットで
実際に効果を実証した例はまだ少ないのではないでしょうか?
「ケトン食ががんを消す」の著者 古川 健司先生は末期がん患者に糖質制限で実績
古川先生は、がん細胞が正常な細胞の3~8倍ものブドウ糖を消費することを
逆手にとって、ブドウ糖をを断つことで、
がん細胞の増殖を抑制できないかと考え、
実際に末期がん患者さんに糖質ダイエットを
行うことで治療効果を上げています。
著書「ケトン食ががんを消す」は
実際の臨床研究から生まれた一般の人に向けて書かれた本です。
NEWポストセブンでも
具体的な実績が紹介されています。
19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、
糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、予想以上の効果が出た。
がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、
進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。
出典:「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果
ケトン食とは?
断食という健康法もあるのですけれども、
がん患者さんにとっては断食は実用的ではありません。
ブドウ糖を断食する食事療法がケトン食と
考えて良いでしょう。
正常細胞のほうはと言えば、ブドウ糖の供給が途絶えても、
緊急用のエネルギーを皮下脂肪から作りだすことができます。
このブドウ糖に代わる緊急用のエネルギーが、
私ががん治療の鍵としている「ケトン体」という物質です。
出典:ケトン食ががんを消す
ケトン食レシピはどうする?
ケトン食によるダイエットを実際に行いたい場合にも
レシピが紹介された本「ケトン体ダイエットレシピ (扶桑社ムック)」
がありますので、実際に家庭で実践したい方は
参考にしてみても良いのではないでしょうか?
糖質ダイエットと超高濃度ビタミンC療法と組み合わせる
古川先生は糖質ダイエットでブドウ糖をカットし、
がん細胞に栄養分を提供しないことと合わせて、
超高濃度ビタミンCを点滴することで、
がん細胞があやまってブドウ糖と構造が似ている
ビタミンCを取り込むと、
ビタミンCが過酸化水素を発生させて
がん細胞を破壊するという効果も
併用しています。
糖質ダイエットはがん予防に効果があるとされてきた
石原結實先生は「食べない健康法」という過激なタイトルの
本を書いています。
石原結實先生自身は、朝食は食べず、
1日2食のプチ断食を推奨しています。
胃袋に食べ物がない断食は脳や体全身に血液が循環するようになって
むしろ体全身の体温が上昇することで、
免疫力もアップするという仕組みを重視しているのです。
ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!
多摩南部地域病院外科医の古川健司先生と同じ発想で、
治療を実践しているのが福田先生です。
福田先生はケトン食の他にも漢方薬を活用した
医療を実践しています。
参考記事⇒小林麻央 米飯の食欲に注意!ステージ4だった樹木希林さんの食事療法とは?
もご参照ください。