ノーベル賞候補 本庶佑京大名誉教授はオプジーボ開発で慶応医学賞受賞!



ノーベル賞受賞候補者としても期待が大きいことで知られている、

本庶佑(ほんじょ たすく)京大名誉教授が慶応大学から、

 

オプジーボの開発に貢献して、がんの免疫療法の道を開いたという理由で、

慶応医学賞を受賞することになりました。

 

本庶佑教授ががんを死滅させるメカニズムを創薬に託した、

オプジーボはこれからの抗がん剤を変えていくでしょう。

 

また、まだまだ、副作用や未知の部分を抱えているオプジーボですけれども、

がんから生還した人たちも出てきているのです。

 

 

本庶佑京大名誉教授が慶応医学賞受賞!オプジーボ開発で!

慶応義塾は12日、医学や生命科学の優れた研究者をたたえる慶応医学賞に、

がんの免疫療法に関わるタンパク質を発見した京都大の本庶佑名誉教授(74)ら

2人を選んだと発表した。

 本庶氏はタンパク質「PD1」を見つけ、免疫にブレーキをかける役割を

持つことを解明した。

この働きを制御してがんを治療できることを明らかにし、全く新しいがん免疫療法の道を切り開いたと評価された。

研究を基に開発された抗がん剤「オプジーボ」は皮膚がんや肺がんなどの治療に使われている。

出典:がん免疫療法に貢献の本庶氏に慶応医学賞 「オプジーボ」開発の基に

 

本庶佑京大名誉教授はがんが人間が持つ免疫細胞の動きにブレーキをかけて

増殖しようとする動きを解明していました。

 

小野薬品と開発したオプジーボは、がんが発生することで

免疫細胞にかけられたブレーキを解き放ち、

 

逆に、免疫細胞を活性化してがん細胞を攻撃し、

死滅させるという仕組みを持った世界初の

抗がん剤なのです。

 

世界中からオプジーボのニーズが高まり、

2016年3月期の小野薬品の業績は急拡大しています。

 

オプジーボの薬価については、

⇒森喜朗元首相は肺がんを抗がん剤オプジーボで克服か?1回200万円する?

もご参照ください。

 

本庶佑京大名誉教授がノーベル賞に近いといわれる理由は多くの受賞歴!

本庶佑先生は、慶応医学賞受賞以前にも、

多くの受賞歴があります。

 

列挙すると次のようになります。

 

  1. 1978年日本生化学会奨励賞
  2. 1981年野口英世記念医学賞
  3. 1982年朝日賞
  4. 1984年大阪科学賞
  5. 1984年木原賞
  6. 1985年ベルツ賞
  7. 1988年米国免疫学会名誉会員
  8. 1988年武田医学賞
  9. 1991年フォガティースカラー(NIH)
  10. 1992年ベ-リング北里賞
  11. 1994年上原賞
  12. 1996年恩賜賞・学士院賞
  13. 2000年文化功労者
  14. 2001年米国科学アカデミー外国人会員
  15. 2016年京都賞

 

2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治教授も、

1993年に朝日賞を受賞しています。

 

iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授も

本庶佑先生同様に武田医学賞と京都賞は受賞しています。

 

本庶佑先生のこれまでの受賞歴からしても、

ノーベル賞に近い日本人科学者であることがわかります。

 

また、基礎研究に携わってきたことが、実際の社会に貢献できる

創薬として小野薬品からオプジーボが開発されてことでも、

 

世界的な貢献度は高いと言えるのです。

 

2016年以降、ノーベル賞受賞の可能性はあり得るのではないでしょうか?

 

 

 





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