熊本地震 倒壊率が低いのは大手ハウスメーカー?ツーバイフォーで新築が震災対策か



震度7クラスの地震が初めて九州で2度連続して発生した熊本地震ですが、

阪神大震災が発生するまでは

 

関西地方では70年間も地震がなかったので、

地震については安全と言われていました。

 

今後はどの地域で熊本地震クラスの震災があってもおかしくは

ありません。

 

これからマイホームを新築する人は大手ハウスメーカーでは

高すぎるというのであれば

 

阪神大震災で倒壊率が低かったツーバイフォー2×4工法の

 

新築注文住宅を建築しているハウスメーカーに相談するのも

1つの選択肢になります。

 

 

震度7を記録した熊本地震をも越える東日本大震災にも耐えた大手ハウスメーカーとは?

熊本地震よりも大きな地震では津波も発生した東日本大震災ですが、

福島県いわき市の海辺の地域で津波に1軒だけ流されずに済んだ

 

住宅は外観を見ると一条工務店の一戸建てに見えました。

 

木造住宅に詳しい専門家の説明では

耐震等級3を満たすための項目の1つである

 

住宅の基礎と柱を金具でしっかりと止めていたことが

津波にも流されなかったと分析しています。

 

因みに基礎と柱を止める金具をホールダウン金物と

いいます。

 

一条工務店の住宅は在来工法と呼ばれる工法で

木造住宅では最も多い建築工法です。

 

在来工法の住宅新築で施工の良し悪しはハウスメーカーの大工の腕にかかっている面も!

大手ハウスメーカーでは一定の品質を保つための家づくりの

技術やノウハウが全国どこでも提供できる点が強みです。

 

実際に一条工務店の住宅を何件かみたことがありますが、

安っぽさがありません。

 

築年数が10年くらい経過している一条工務店の住宅は

量産されている新築建売物件よりも

しっかり感があります。

 

難点なのは、いいものは高いということです。

 

一条工務店の建築費、坪単価は安くはありません。

 

勿論大手ハウスメーカー以外はでも大手ハウスメーカーより

もっと高級な家を建築する会社もありますが、

 

一条工務店のような在来工法で建築する場合には

大工が建築します。

 

やはり大工の技量、腕の差が家づくりには

関係してきます。

 

今の建築基準法で金具を使用することは

義務づけられていますが、

 

神社を建築するような宮大工と呼ばれるクラスの

いい大工では金具などなくても、

しっかりした家を建てらえると語っています。

 

「金具がないと家が建てられないの?」と

言わんばかりの自信ですね。

 

ですから家の施工の良さは大工の力量によって

左右されます。

 

大工の力量に左右されないような

地震に強い家を新築するには

どんなハウスメーカーを選んだらいいのでしょうか?

 

熊本地震と同じ震度7を記録した阪神大震災で倒壊率が低かったツーバイフォー住宅

熊本地震で経験したような震度7クラスの地震に

耐える家を新築するには

いろいろな考え方や方法があります。

 

いい家を作るにはいい名工と呼ばれるような大工に

依頼する方法が挙げられます。

 

大工という職業は熟練が必要ですし、

力量に差が出やすいので施工にも差が出ます。

 

地震に強い家を新築する方法の1つに

ツーバイフォー工法で家を建てる方法があります。

 

ツーバイフォーも在来工法と同じ木造住宅ですが

在来工法の様に大工ではなくても建築できます。

 

名工からみれば、熟練の技が必要ない

ツーバイフォー工法ですが、熊本地震と同規模の阪神大震災では

評価を高めました。

 

 

 

 

 

また、在来工法の様に、

いい大工に当たったとか、

 

大手ハウスメーカーではなかったから

失敗したということが少なくて済みます。

 

また東日本大震災でもツーバイフォー住宅の95%が

居住に支障がなかったという統計もでています。

 

 

ツーバイフォー住宅は大手ハウスメーカーでの新築は坪単価が高い!ローコストの会社もある

ツーバイフォー住宅といえば三井ホーム、三菱地所ホームが有名です。

 

資金的に余裕のある方なら大手ハウスメーカーは安心感があります。

 

しかし、先ほども指摘しましたように木造軸組み工法と呼ばれる

在来工法のように名工が建築しなくても

 

十分な強度がある商品ですから

本来はコストパフォーマンスがいい工法です。

 

また、併せて耐震等級は確認するべきでしょう。

 

参考記事⇒熊本地震でも倒壊しない新築マイホームを建売で選ぶなら耐震等級を確認!

 

ツーバイフォー住宅を建築している

安心できる地元の工務店やハウスメーカーで

 

大手との比較でローコストで提供している会社を探してみるということも

熊本地震を教訓にして1つの選択肢になるのではないでしょうか?

 

熊本地震の倒壊率に影響したものは何か?

熊本地震では、倒壊率を考える時に、耐震基準が

旧耐震基準(~1981年6月)なのか、

新耐震基準(1981年6月~)なのか

 

さらには、新耐震基準の中でも2000年以降に建築された

2000年基準と呼ばれる耐震基準があります。

 

建築時期によって倒壊率が高い順に

旧耐震基準>新耐震基準>2000年基準

 

という結果となり、2000年基準の物件は

倒壊が7棟と、最も低い結果になりました。

 

日経ホームビルダーから出版された、

なぜ新耐震住宅は倒れたか 変わる家づくりの常識

という本では、

 

熊本地震の倒壊状況を検証して、

新耐震基準や2000年基準の住宅がなぜ

倒壊してしまったのかを具体的に説明しています。

 

ハウスメーカー選びと合わせて、

住宅建築や既存住宅の耐震リフォームには

非常に参考になる1冊として一読をお薦めします。

 

そして、工務店やハウスメーカー選びをする段階では、

ハウスメーカー選びの本

 

などを活用して、ヘーベルハウスなどの大手ハウスメーカーや工務店の特徴を

比較してみましょう。

 

自分たちの望む新築住宅に近い住宅の特徴や安全性などを確認することが

いい家造りの一歩になります。

 

 

 

大手ハウスメーカー施工の中古住宅を購入するという選択も

地震に備えて、住宅購入を考えるときに、

大手ハウスメーカーで新築をするとなると

ある程度費用がかかります。

 

築浅の2000年以降に建築されたハウスメーカー施工物件であれば、

中古住宅であっても

比較的安心感は高いといえるのではないでしょうか?

 

もちろん、ハウスメーカー施工物件は中古住宅であっても、

お値段はそこそこだったりしますけれども、

土地付きで新築価格と比較するとお値打ち感があります。

 

 

 





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