本庶佑教授がオプジーボでノーベル賞受賞!関連銘柄は?
本庶佑京大名誉教授はノーベル賞候補者24人のうちの一人として
米調査会社トムソン・ロイターから発表されました。
本庶佑教授は2016年の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を
受賞したことになります。
いかに多くの世界中の免疫療法研究者、抗がん剤研究者などが、
本庶佑教授の論文を引用していることが理解できます。
本庶教授がノーベル賞クラスの研究者であると判断されたのは、
「プログラム細胞死1 ( PD – 1 )およびその経路の解明により、
がん免疫療法の発展に貢献」による受賞となりました。
本庶佑教授のアイディアは世界中で新薬の臨床試験が行われるきっかけになり、
日本企業では小野薬品がオプジーボという
免疫療法をベースにした抗がん剤として商品化されています。
そして、予想どおり、2018年に、本庶佑教授が今後ノーベル賞受賞したことで、
関連銘柄が改めて注目されます。
本庶佑京大教授がノーベル賞候補になった免疫療法!
本庶佑教授はがん細胞を攻撃する免疫にブレーキをかけてしまう
たんぱく質「PD―1」を発見して、がん免疫療法の開発につなげたことは、
抗がん剤開発の新しい発想になってくるでしょう。
本庶佑教授と小野薬品は抗がん剤オプジーボ開発
本庶佑教授のアイディアは小野薬品と共同でオプジーボという
抗がん剤となって、
肺がん、皮膚がんなどに対して効果を上げています。
腎がんについても日本で承認がされていますし、
今後も使用範囲の拡大が期待されます。
実際に森元首相のように、
末期の肺がんから生還したとされる人たちも出ています。
本庶佑教授の関連銘柄は小野薬品だけではない!ライバル企業に注目も!
本庶佑教授の関連銘柄をピックアップしていきます。
関連銘柄本命 小野薬品
小野薬品(4528)はオプジーボを開発して販売している企業です。
日本の製薬メーカー大手である武田、第一三共、アステラス
などより企業規模が小さい会社に
これから長期間にわたって収益を上げてくれる新薬が承認されたことの
インパクトは大きいです。
現在承認されている適応症は
- 悪性黒色腫
- 非小肺細胞がん
- 腎細胞がん
となっています。
また、申請済みのものとしては、
- ホジキンリンパ腫
- 頭頸部がん
となっています。
今後は胃がん、食道がんなどへも
申請をしていく可能性があり、
ますます適用は拡大しそうです。
NY株式市場で投資を考えている方は、
小野薬品と共同で臨床試験を実施している、
「ブリストルマイヤーズ」が投資対象になります。
オプジーボのライバルはペムブロリズマブでメルク社
オプジーボのライバルはアメリカのメルク社が開発した、
キートルーダ(一般名:ペンブロリズマブ)です。
メルク社は日本には上場していませんので、
NY株式市場での売買になりますので、
NY株式を取り扱う証券口座を準備する必要があります。
また、日本での製造販売はMSDが行っていますが、
抗がん剤販売に強い大鵬薬品とも提携しています。
大鵬薬品は未上場ですけれども、上場している
大塚HD(4578)の完全子会社です。
ロシュグループが開発中の「抗PD-L1抗体アテゾリズマブ」日本での開発は中外製薬!
今後、オプジーボと同じ仕組みで開発される抗がん剤としては、
ロシュグループが開発中の「アテゾリズマブ」があります。
日本では中外製薬(4519)が開発や申請を担当しています。
本庶佑教授の本「ゲノムが語る生命像」にも投資のヒントが!
本庶佑教授が専門書以外で、一般の人にわかりやすく、
どのページからでも気軽に読める本として
「ゲノムが語る生命像」という本があります。
がん治療のための今後の展望だけではなく、
幅広く、遺伝子、DNA、ガンの原因はなにかなど、
わかりやすく解説をしています。
本庶佑先生が書いた本の中にも、
今後の研究テーマや投資対象になる企業が
見えてくる1冊です。
また、中学生や高校生の読み物としても
生物学についての興味や関心を刺激する本として、
お薦めできます。
本庶佑先生がノーベル賞を受賞した結果、子どもたちが学ぶ意欲が高まる?
本庶佑先生は京都大学医学部のご出身です。
優秀な子どもたちは、今後、
本庶佑先生が薬の開発による特許収入で
莫大な資産を築いたことで、
憧れの的になるでしょう。
その意味では、優秀な頭脳を持った素質のある子どもたちは
医者を目指すのではなく、
研究者や薬を開発する仕事に目が向きそうです。
そして、東大や京大を目指して
高い学力をつくるために、
学習熱は高まりそうです。
首都圏で御三家中学への合格実績が高い
進学塾である
- 早稲田アカデミー
- 市進学院
などへも
注目が集まりそうです。