愛媛県「じゃこ天」が大腸がんを抑制? 県別死亡率ランキングに影響する県民食!
大腸がんの発症率は年々増加傾向にあるのですけれども、
大腸の役割を考えると、
日頃の食生活や食べ物が影響していることは
明らかです。
また、厚生労働省が発表したSMRと呼ばれる、
県別死亡率ワーストランキングでは
地域性が明らかになっています。
大腸がんの死亡率と県民食との因果関係や
その他の原因についても見ていきます。
また、サタデープラスでは愛媛県の大腸がんにかかりにくい
県としてその一つの理由として、
じゃこ天をという県民食を紹介しています。
TBSテレビ「サタデープラス」では、県別死亡率ワーストとベストランキングの1位の県民食を紹介!
TBS系テレビ番組「サタデープラス」では、
この40年間で患者数が7.4倍にもなった
大腸がんについて、その原因を探ります。
TKOの2人が大腸がんになりにくい県ワーストと
ベストの県へ赴き、徹底調査した結果が
紹介されます。
明日のサタプラは「日本全国健康ピンキリランキング第4弾!」今回は”大腸ガンになりにくい都道府県”を発表!さらに勝間和代さんの2016年買ってよかったものランキングも発表します!!
— サタデープラス@土曜朝8時生放送【公式】 (@saturdayplus) 2016年12月2日
大腸がんの県別死亡率ワーストランキング
厚生労働省は、角度道府県別に、
平成8年~12年の5年間について、
「該当する自治体で実際に大腸がんで死亡した総数」を
「大腸がんの全国平均死亡率から推測される死亡者数」と
比較することで、
死亡率が高い県、低い県をランキングしています。
大腸がん死亡率ワーストランキング 男性
- 青森県
- 東京都
- 秋田県
- 神奈川県
- 北海道
- 岩手県
- 大阪府
- 鳥取県
- 長崎県
- 埼玉県
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/rouken/tdfk-d2/pref.html#dai-m
となっています。
ワーストランキングには、東北や日本海側の地域という傾向と
東京、大阪、神奈川など、都市部にも
多いことが特徴ですね。
大腸がんになりにくい県のランキング(男性)
逆に、全国平均と比較して、
大腸がんになりにくい県のランキングは次のようになります。
- 香川県
- 熊本県
- 岡山県
- 宮崎県
- 山梨県
- 徳島県
- 愛媛県
- 滋賀県
- 大分県
- 長野県
大腸がんになりにくい県に四国の4県中
3県(香川、徳島、愛媛)も入っています。
大腸がんになりやすい県別ワーストランキング(女性)
女性についても、男性とやはり
共通した県が上位に入ります。
- 秋田県
- 山形県
- 青森県
- 東京都
- 岩手県
- 愛知県
- 北海道
- 岐阜県
- 京都府
- 新潟県
男性と共通する大腸がん死亡率ワーストランキング上位の県は、
秋田、青森、東京、岩手、北海道です。
北海道・東北地方+東京というのが、
大腸がんで死亡率が高まる傾向があるように
見えます。
東北地方の青森、秋田のように医療に恵まれない地域
とは違って、
東京都は名医が多いはずなので
東京都は実質ナンバーワンなのかもしれません。
大腸がんになりにくい県ランキング 女性
- 沖縄県
- 愛媛県
- 高知県
- 熊本県
- 山梨県
- 鹿児島県
- 福井県
- 大分県
- 宮崎県
- 香川県
- 徳島
大腸がんの死亡率が低い県別ランキングの女性編も
男性とほぼ似た県になっています。
やはり、四国は大腸がんの死亡率が低い傾向が
ありますね。
沖縄の女性が最も大腸がんでなくなる率が
低いのは特徴的です。
男性も全国平均よりは低い傾向が出ています。
大腸がん発症と食べ物との原因とは?
一般的には食事が西洋化していることが
言われていて、肉食が多くなっていることとの
因果関係がWHOでも指摘されています。
参考記事⇒肉食系男子、今井雅之、大腸がん原因は?加工肉は危険!
また、大腸がんのリスクを高めているのは、
「飲酒、肥満、運動不足」と言われています。
その意味では、肥満や運動不足からくる糖尿病も
大腸がんとの関連が深いことになります。
糖尿病を予防する成分が意外にも
みかんに含まれる成分であることが
報告されています。
参考記事⇒ミカンに糖尿病予防効果は本当?効能成分β-クリプトキサンチンを含む食べ物とは?
大腸がんを予防するには、糖尿病や肥満を予防する
必要もあるのです。
大腸がんの死亡率が低い県に、
愛媛が男女とも上位に入っているのは
愛媛みかんやポンカンの効果なのかもしれません。
参考記事⇒みかんの外皮=陳皮はβクリプトチサンキンを含むがん予防サプリ!
サタデープラスで大腸がんになりにくい県と発表された愛媛県、県民食はじゃこ天!
サタデープラスでも、統計上、愛媛県が大腸がんになりにくい
県として紹介されました。
男女の総合としては日本で最も食生活が優れていると
言ってもいいかもしれません。
先ほど紹介したように、愛媛県ならではの
みかんやポンカンの柑橘類が豊富で
筋も薄皮もすべて食べる習慣があるので、
中身だけ食べるよりも食物繊維が4倍多く取れると紹介されました。
みかんやポンカンだけであればスーパーで手軽に買えるのですけれども、
愛媛県ならではの県民食としては、
じゃこ天が紹介されています。
確かに、じゃこ天とは、愛媛ならではの特産品で、
その他の地域ではあまり食べることがない
食品です。
肉食を避けて、魚介類中心に栄養を取るという
生活習慣の1つとして、
じゃこ天をよく食べるというのは
大腸がんを予防するのはなぜでしょうか?
じゃこ天が大腸がんを予防する理由とは?
じゃこ天が大腸がんを予防する効果があるのは、
じゃこ天の製造工程にもありました。
じゃこ天の原料になるのは「ほたるじゃこ」という
魚で、頭部のみを取り除いて、
骨ごとすり身にされた上で、
じゃこ天に加工されているわけです。
最近の研究ではカルシウム(Ca)が大腸がんを予防するという
データがあるのですけれども、
じゃこ天には、魚の骨がそのまま入っていますから、
カルシウムも豊富です。
科学的にも、じゃこ天を日常的に
食べている愛媛県の人たちは
大腸がんリスクを軽減させているわけですね。
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