大腸がんが少ない大分県はカボスの効能が理由?
メタボリックシンドロームやポッコリお腹が気になる人達には、
高血糖や便秘、更には、生活習慣病などの
健康を害するリスクが増大していきます。
特に下腹部の張りが気になる場合には、小腸や大腸付近の病気も気になるところです。
揚げ物を多く食べることが増えていたり、
暴飲暴食は大腸がんのリスクを高めてしまいます。
フジテレビ系「その原因、Xにあり!」(2017/5/12)では、
大腸がんが日本一少ないと言われている大分県の特産品である
カボスの効能について紹介されています。
「かぼす」には、大腸がんを予防する効果が
あるかもしれないのです。
大分県は大腸がんが日本一少ないと「その原因、Xにあり!」で紹介
その原因、Xにあり!では、
「2015年国立がん研究センター 全年齢年齢調整死亡率」を出典として、
日本で大腸がんが少ない県ランキングとして、
- 大分県
- 岡山県
- 奈良県
を紹介しています。
大分県は都道府県別 標準化死亡比で 大腸がん死亡率が低い!
都道府県別の標準化死亡比において、大分県は、
男性が全国で9番目に低く、
女性は8番目に低いこともわかっています。
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/rouken/tdfk-d2/pref.html#dai-m
大分県の特産品、カボスと大腸がん予防の効能に関連がある?
その原因、Xにあり!では、大分県の特産品であるかぼすが
大分県臼杵市の人たちの食生活に浸透していることが紹介されています。
大分県はかぼすの生産量が日本一で、
出荷量の98%を占めるほどです。
臼杵市の人たちは、かぼすを味噌汁に入れたり、
刻んで、刺し身にもかぼすを利用するなど
あらゆる料理にかぼすをちょい足ししていることが
紹介されています。
メタボや糖尿病などは生活習慣病と呼ばれたりしますので、
大腸がんについても、食生活との関連は十分に考えられます。
大分県においては、たしかに、柑橘類の1種であるかぼすの存在は
大腸がん予防の効能と関連があるかもしれないという
連想が働きます。
西台クリニック医院長も、かぼすの大腸がん予防効果を指摘
西台クリニック医院長の済陽高穂先生は食べ物によって
がんを消滅させる治療法を実践している医師として知られています。
済陽高穂先生によると、かぼすには、「ナリンジン」という
活性酸素を減らす成分が含まれている食材で、
大腸がん予防になる食べ物であると指摘しています。
ナツミカンなどの柑橘(かんきつ)類の未熟な果実、外皮などに含まれる苦味物質。
有機化合物のフラバノン配糖体で、ベンゼン環を2個もつ構造をしている。
柑橘類の苦味は特有の風味であるが、多すぎると非常に苦く味を損なう。
グレープフルーツ、ナツミカンなどの内袋に多く、果汁やシロップ漬け缶詰、
マーマレードなどに加工するときに苦味が入り、ときには味覚上問題となる。
そのため、ナリンジンを分解する酵素、
ナリンジナーゼnaringinaseが苦味取りに利用されている。
出典:ナリンジン
ナリンジンはかぼすの皮の部分に多く含まれていますし、
かぼすは皮も食べられるので、
大分県の人たちの健康維持に一役買っているのかもしれません。
カボスを利用した特産品が大分は目白押し!
大分県ではかぼすを人間だけが食べるのではなく、
ぶりの養殖をするのに、餌として用いいています。
かぼすを食べて育ったぶりは、「かぼすブリ」と呼ばれて、
「満天☆青空レストラン」でも紹介されたことがあります。
大分県では、かぼすを利用した「かぼすパイコ」
という唐辛子調味料も販売されています。
辛いのは苦手な方には、
大分県産かぼす果汁は
いろいろな料理にふりかけて利用できます。
カボスは愛媛県でも生産されていますけれども、
愛媛県も大腸がんの発症率は低い県として知られています。
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柑橘類の皮に含まれるナリンジンとの
関連があるのかもしれません。