北原雅樹医師は膝痛など関節痛の名医!針でトリガーポイント治療!
TBS系「予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!」では、
膝痛など各種関節痛の名医である
北原雅樹医師が診療した患者さんの例が
紹介されました。
北原先生は海外留学をへて、日本に筋肉内刺激法(IMS)という
針をトリガーポイントに打ち込む治療法を
初めて導入した第一人者としての
経歴も持ちます。
膝痛の名医=北原雅樹医師が予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!で紹介!
膝痛の名医である北原雅樹先生は問診を重視して
原因はどこにあるのかをヒアリングすることを
重視していることが紹介されました。
原因がわからない医師がこじつけに病名をつけるのではなく、
現在の病状と患者さんから聞き出した情報から、
因果関係を見つけていく手法です。
その上で、鍼(はり)をつかって治療を行っていきます。
ペインクリニックに来院した患者さんが針をトリガーポイントに打ち劇的に改善!
東京慈恵会医科大学附属病院ペインクリニックに相談に来た女性は、
介護の仕事をする49歳の女性で
3年くらい前から膝の痛みが出てきたといいます。
両膝が痛む状況の中で特に痛むのが左膝であると
訴えています。
北原先生のところへ
来る前には、他院で、
変形性ひざ関節症と診断を受け、ヒアルロン酸などを
膝に注入したりされたそうですけれども、
一向に良くならなかったそうです。
一般的には、変形膝関節症の場合には、
ヒアルロン酸を注入するのが一般的な医療行為として
行われています。
北原先生は膝周辺を触ったりすることで
痛む場所を確認したり、筋力を確認したあとで
熱もないし腫れていないので変形膝関節症という
症状ではなく、筋肉が硬いのが原因と判断しました。
左膝周辺にあるトリガーポイント(痛みの原因となる筋肉の凝り固まった場所)
に対して、針を刺していく治療を施しました。
針をうつということですが、
東洋医学の鍼灸と同じ針の打ち方です。
違いは、鍼灸による鍼治療はツボに対して、
鍼を打つというやり方なのに対して、
北原先生の場合は、トリガーポイントに対して、
針をうち、筋肉を柔らかくするという治療法です。
両足の膝痛を訴えて、特に左足の膝が痛むと訴えた
女性に対しては、
過去に右足を痛めた経験があることを問診で聞き出したことを利用して、
右足のふくらはぎと太ももの部分のトリガーポイント20ヶ所に対して、
鍼を打ちました。
結果として、左足の痛みも消えてしまうという奇跡的な結果が
針をうった直後に現れました。
膝関節そのものに治療をしていないで、
症状が劇的に改善しています。
参考記事⇒いとうまい子 膝痛の原因は半月板損傷ではなかった!加茂淳先生の注射で痛み解消!
(こちらは、トリガーポイントへの注射をする例です)
北原雅樹医師の本でも針で治療するトリガーポイント治療法も紹介
北原先生は「肩・腰・ひざ・・・どうしても治らなかった痛みが消える!」
という本の著者でもあります。
予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!でも紹介された
トリガーポイント治療法についての説明もされていますし、
専門書ではないので、一般の人も
スラスラ読める内容になっています。
北原雅樹医師の経歴
1960年生まれ。1987年東京大学医学部卒業。
医学博士。専門は難治性慢性疼痛。
帝京大学医学部附属市原病院麻酔科、帝京大学医学部附属溝口病院麻酔科勤務後、
米国ワシントン州立ワシントン大学集学的痛み治療センターに臨床留学。
帰国後、筋肉内刺激法(IMS)を日本に紹介する。
2006年より東京慈恵会医科大学附属病院、
ペインクリニック診療部長及び麻酔科准教授。
東京慈恵会医科大学附属病院でも予約がなかなか取れない
先生でしたけれども、
2017年4月から横浜市立大学付属市民総合医療センターへ
移籍することが報告されました。
横浜市立大学付属市民総合医療センター
所在地: 〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町4丁目57番地
電話: 045-261-5656
外来については、地域のクリニックなどからの紹介状がないと
受診できません。
担当の先生に相談の上で紹介状を書いてもらいましょう。