仙台市荒浜地区 集落解散や消滅で住民の絆まで引き裂いた大津波
仙台市荒浜地区は東日本大震災の発生で巨大津波に
集落ごと流されてしまいました。
荒浜地区には荒浜小学校がありましたが、
2016年3月末で閉校になりました。
東日本大震災から5年経過して、
仮設住宅が閉鎖されることで
集落解散という事態にもつながってしまいました。
実質的に仙台市荒浜集落の消滅を意味します。
仙台市荒浜地区 荒浜小学校が閉校!大津波は小学校が築いてきた絆まで引き裂くのか?
2011.3.11に発生した東日本大震災の大津波によって
仙台市荒浜地区は集落ごと流されてしまいました。
荒浜小学校も2016年3月で閉校しています。
仙台市立荒浜小学校の閉校跡に来ました。子供たちが津波から屋上に逃げてヘリで救出された海沿いの学校です。毎年、僕はこの場所にきて、復興支援に対する気持ちのチューニングをしてます。まだまだこれからだな。 pic.twitter.com/syAjlcy2ZJ
— 岡山県総社市長片岡聡一 (@souichikataoka) 2016年5月9日
荒浜小学校で開催される運動会や学芸会など、
地域の人たちの絆を結んできた小学校です。
津波の被害によって児童数が急速に減ってしまったこともあって、
2016年3月をもって閉校です。
荒浜小学校の最後の卒業式は2016/3/19に
90名いた児童が16名になってしまい
七里小学校と統合することになりました。
仙台市若林区荒浜字新堀端32-1に
ある荒浜小学校は現在、震災遺構にするかどうかが
検討されています。
仙台市荒浜地区は災害危険区域に指定され住めない場所になったことで集落解散へ
仙台市荒浜地区の集落解散のきっかけは、
東日本大震災の大津波です。
大津波で集落全体が流されることで災害危険区域に指定されて
しまい住めなくなってしまいました。
東日本大震災発生前に1700人もの人たちが
住んでいたとは想像もできない状況です。
荒浜地区にあった荒浜小学校閉校は集落消滅の象徴!他の限界集落も廃校は避けるべき
日本全国で過疎地で小学校の廃校、閉校、統廃合が
実施されています。
仙台市荒浜地区は大津波が原因で児童が急減して、
閉校となりました。
東日本大震災の影響とは関係なく子供の数が減り続けている
限界集落周辺地域では閉校する動きがでていますが、
学校を閉校することは集落解散という荒巻地区のような
悲しい状況を将来生み出すことにもつながりかねません。
地方活性化についての考え方を
よく考えるべきでしょう。
仙台市荒浜地区の住民はかさ上げを希望したが、集団移転で集落解散へ
仙台市は荒巻地区についてはかさ上げ工事をすることはなく、
集団移転の方針をとりました。
荒浜地区の住民にとっては愛着のある土地です。
仙台市が38.8haを買い上げて、
荒浜地区については新たな活用方法を今後
検討することになりました。
仮設住宅も2016年に閉鎖されることで、
荒浜地区の人たちの一体感が
失われてしまう可能性があるでしょう。
今後は荒浜地区の人たちは盆踊りを開催することは
あるのでしょうか?