ダッシュ島がある由利島の所有者を特定する方法とは?
日テレ系「ザ!鉄腕!DASH!! 」(2015年12月30日放送)では、
「DASH島開拓史2015」が放送されます。
電気もガスも水道もない無人島での開拓生活を放送すると言っても
所有者への許可を得て、土地の使用をしているはずです。
ダッシュ島(=DASH島)が瀬戸内の離島、由利島を利用したように
所有者が誰なのか、特定する方法についてみていきます。
ダッシュ島がある由利島の場所を地図で確認!
ダッシュ島がどこにあるのか場所を最初に確認していきます。
ダッシュ島は、由利島で検索すれば、愛媛県松山市に属する
瀬戸内海に浮かぶ無人島であることが分かります。
地図でダッシュ島の場所を確認してください。
由利島の面積は約0.45㎢(136,125坪)しかありません。
日テレのダッシュ島の撮影に際して、所有者の許可のもとに
無人島生活を実践しているのでしょうから、
所有者を特定する方法を確認していきます。
瀬戸内海の無人島 由利島の所有者はもともと誰だった?
由利島の所有者が誰なのかを推測することは可能です。
過去の歴史を振り返ると、
由利島には近くにある有人島の二神島(ふたがみじま)からの移住者が
住んでいて、最終的に二神島へ帰っていくという
経緯がありました。
由利島に移住する目的は漁業を行うためです。
由利島を離れて二神島へ帰った理由も
不漁になったのが原因といわれています。
ですから、由利島を所有していた人たちの多くは
二神島の人たちではないかと推測されます。
そもそも、二神島という島も、1500年頃に藤原鎌足の流れをくむ
豊田家が長門国(山口県の西半分)から移住して
二神の氏を名のったとと言われています。
今でも、愛媛県松山市には「二神」という姓の人が
います。
(余談ですが、あなたのまわりに「二神」とういう方がいたら、
愛媛県松山市にゆかりがあるかもしれません。)
二神島は、二神さん一族が移住してきて、元からいた
原住民よりも勢力を伸ばしましたので、
二神一族が二神島のかつての所有者であり、
二神氏の子孫が由利島に移住していった
という歴史的な背景があります。
つまり、由利島の最初の所有者は二神氏の子孫であることが
推測できます。
二神島にはまだ、由利島の一部を所有している人たちが
残っている可能性があるのですが、
由利島の一部は松山市や国の所有に変わっている土地が
あると推測します。
なぜなら、由利島を所有していても利用価値が
小さくその割に固定資産税だけが徴収されるとなれば
買い手がない中で、土地を相続する権利があった人はどうするかといえば、
相続放棄をするという方法をとった可能性があるからです。
由利島を所有していた人が亡くなって、子供が
大阪や東京に住んでいるような場合、
無人島で暮らす夢のある人は別ですが
普通は、由利島をもらっても管理不可能です。
親にほとんど財産がないようなケースでは
相続を放棄する方が由利島の固定資産税を徴収されることもなくなります。
今現在の由利島の所有者を特定する方法とは?
日テレがダッシュ島の放送をするうえで、由利島の所有者の承諾を
とりつけて撮影をしているはずですから、
日テレの担当者に聞いてみるのも方法の1つです。
最も正確な情報として由利島の所有者を特定する方法は
最寄りの法務局で謄本を閲覧することです。
由利島の所有者が単独であるとは限りませんから、
何人も所有者がいる可能性があります。
法務局に行かない方法で所有者を特定する方法として、
松山市役所へ行って、土地台帳の閲覧をさせてください
とお願いしてみてください。
法務局で閲覧するよりも安い費用で、
土地台帳の閲覧ができます。
台帳には土地の面積(地積)、所有者の名前と住所、
所有権が移った日、所有権が移った理由(相続や売買等)
土地の地目(畑、田、山林など)が記載されています。
由利島を手に入れる為には所有者を特定する必要がある!
由利島を購入したいという考えがある人がいてもおかしくありません。
瀬戸内海の海でとれる海産物はきっとおいしいでしょう。
釣り好きならきっと毎日が楽しいでしょうね。
海の幸を楽しんで、日々暮らすなど最高です。
約136,125坪の面積がある由利島を購入する方法は
まず、所有者を特定することです。
所有者が何名いるかわかりませんが、
20名いるようであれば、20名から売却してもいいという
承諾をとりつけて、売買契約を締結して
売買代金を支払えば、由利島は手に入ります。
価格は所有者の希望と買いたい人の希望が
マッチした水準になりますが、
仮に1坪あたり、100円としたら、
全部を買い占めるのに必要な金額は
約1361万2500円となります。