尾道丸の船会社はどこ?だんぴあ丸の船会社だった第一中央汽船は2015年倒産!
「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」(2015年12月24日(木)放送)
では、「船首折れた!日本の貨物船の救出劇」
というテーマで、
1980年12月30に発生した海難事故の軌跡に救出劇が放送されます。
真冬の季節風が吹き荒れる巨大波が次々押し寄せる「魔の海域」と呼ばれる
千葉県房総半島の野島崎沖で
石炭を積んだ「尾道丸」の船首が折れ、沈没します。
救出したのは日本船の「だんぴあ丸」でした。
野島丸とだんぴあ丸の船会社について、見ていきます。
だんぴあ丸の船会社は第一中央汽船、尾道丸の船会社はどこ?
だんぴあ丸の船会社は第一中央汽船という会社で、
2015/10/30まで東証一部に上場をしていました。
1980年の海難事故で尾道丸の乗組員29名全員を救助した
だんぴあ丸の船会社が第一中央汽船ですが、
2015/9/29に民事再生法を申請して事実上の倒産をしてしまいます。
船のかじ取りは難しいですが、経営のかじ取りも難しくなっているのでしょう。
なんとか経営再建してほしいものです。
1980年12月30日に海難事故に遭遇した
尾道丸の船会社は「昭和郵船」という会社でした。
昭和郵船という会社は今は存在していません。
昭和郵船は郵船という名前が付いている様に、当時は三菱系の
日本郵船という巨大企業の系列会社でした。
海運業界は長らく不況が続きましたので、
業界再編の動きの中で、
日本郵船は系列の会社であった
「昭和郵船、千代田汽船、岡田商船」の3社を
1989年に経営統合させて、「オリオンシツピング」とういう会社を作り、
更に、「オリオンシツピング」を社名変更して、マリテックマネージメントという
会社にしました。
残念ながら、マリテックマネージメントも2001年に解散することになり
いまでは、尾道丸の船会社は存在していません。
尾道丸の沈没とうい海難事故で、乗組員を全員救助した
だんぴあ丸という構図を、船会社にあてはめると、
昭和郵船(日本郵船系)の船員が第一中央汽船の船員によって
救助されたとも言えるでしょう。
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商船三井が筆頭株主で住友系各社と緊密な関係にある
「第一中央汽船」は2015年に経営上の危機を迎えましたが
救助されることなく、
民事再生法を申請しました。