ハイターでトタン屋根の苔を自力で除去できる？
私の実家は屋根がトタン屋根なのですが、
屋根は塗装をしたばかりのときはゴミもつきにくくて、
雨水の流れる音まで変わってくるほどでした。
ところが、屋根の塗装をして３年ほど経過した頃から
苔（コケ）が目立つようになりました。
近くに杉林があったりして日当たりが弱いことも影響しているいので
仕方がないと諦めていたのですが、
苔がモルタルの外壁について、
外壁に亀裂が入りつつあるのを見ると
このまま放置しておけない気持ちになりました。
そして、塗装をしてから5年も経過段階でサッシの窓に付着した苔を除去してみて
思い立ったのが、ハイターを使って
トタン屋根に生えている苔を除去することです。
実際にキッチンハイターを使って苔がすんなりと除去できるのかを
トライしてみましたのでシャアしていきたいと思います。
トタン屋根のコケ退治に用意した道具は？
ハイター
まずは、トタン屋根に付着したコケを退治するために用意したものは
- キッチンハイター
- 空のペットボトル（２リットルサイズ）
- ブラシ
の３点です。
キッチンハイターをそのままの原液の濃度で屋根にフルかけるほどの度胸はありません。
食器を漂白するときと同様に、水で薄めてコケが生えている屋根に振りかけるという
方法をとります。
屋根に希釈したハイターを振りかけるのにペットボトル（２リットル）が大きさ的にも、
持ちやすさの点でも、また、コケの部分に無駄なく命中させる意味でも、
適しているかと判断しました。
屋根の上にバケツを持ってあるくのは不安定な気がしますし、
空いたペットボトルってどの家庭にも置いてあるかと思うので、
すぐに取り組みしやすい点もいいですね。
また、ブラシは、歯ブラシのような小さなものでは力が入らないですし、
屋根という大きな面をブラッシングするので、
大きめの車を洗う時に使うような洗車用ブラシ
ハイターの濃さは？
ハイターの希釈濃度は適当です。
私の場合は、キャップで５杯程度のハイターを２リットルサイズのペットボトルに入れて、
水で薄めました。
ハイターを使って苔を取ろうとした理由
ハイターを使ってトタン屋根に生えている苔を取ろうとした理由は、
サッシとサッシの付近のモルタルの壁に生えている苔を除去したことです。
サッシにカビキラーを噴射して苔が除去できた
サッシと網戸に付着していた苔はカビキラーを噴射してみたら
あっさりと除去できました。
そうか、苔はカビキラーで除去できるのかと気がついたことで、
それなら、同じ塩素系であるハイターという液体を使うと
カビキラーよりは費用がかからずに苔を除去できるかなと
思いついたわけです。
ハイターを使ってモルタルの外壁の苔を退治
そして、ハイターの希釈液を作ってモルタルの壁にふりかけて、
ブラシでゴシゴシこすってみると
見事に苔が除去できました。
サッシのガラス部分に苔が付着しているのを見ると
どうも気分が悪いのでガラスを磨いて掃除をする感覚で
苔を落として見ると、窓の先に見える屋根の苔も気になりだしました。
トタン屋根の苔
トタン屋根は金属ですからモルタルのようにヒビが入るようなことはないとしても、
屋根の劣化が進行するのは困ります。
また、屋根に雨があたった跳ね返りの水分に苔が付着して
窓にも苔が付着してしまったことを考えると、
元から苔を除去する必要性も感じました。
ハイターによるトタン屋根へのダメージを少なくするためにとった方法
塩素系のハイターは金属を錆びさせるリスクがあります。
また、ハイターがトタン屋根を保護している塗料にダメージを与えかねません。
ハイターによるダメージを少なくするために、ハイターを希釈してつくった
液体をふりかけてブラッシングして苔を除去したあと、
水をふりかけてブラッシングもして、
屋根に付着したハイターを取り除くようにしました。
さらに、ハイターをふりかけて苔を除去する日は、
天気予報では、夜から翌日にかけて雨が降るという日を選んで
実行しました。
自分でハイターの希釈液を水で洗い流しただけではなく、
天然のまとまった雨水で屋根に不可着した塩素系の液体が流されるように
配慮しました。
ハイターを使って屋根の苔はすんなり除去できた
ハイターで苔を除去したトタン屋根
先程の画像では、屋根に苔が付着して緑色になっていたのですが、
ハイターをふりかけてブラッシングしただけで
見事にきれいになりました。
ハイターでトタン屋根の苔を除去する手順のまとめ
- ハイターをペットボトルに入れて水で薄める
- 苔が生えている部分にペットボトルに入っているハイター希釈液をふりかける
- ブラシでこすって苔を除去する
- 水洗いをしてブラッシングする
- 雨が降るのを待つ（ハイターを洗い流すために）
以上になります。
ハイターを使って自分で苔を退治するときは屋根材にも注意を
ハイターも２リットルのペットボトルも自宅にあるかと思うので、
ブラシだけはなければ準備して取り掛かりましょう。
ただし、これはトタン屋根の場合に自力でできる方法です。
コロニアルやスレート瓦の場合には、下手に屋根に上がると
瓦屋根が割れたりずれたりすると雨漏りの原因になりかねません。
また、屋根の傾斜がきつい場合は落下の危険性があるので
プロに任せるべきです。
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