「館山市殺人事件」の背景は生活排水の近隣トラブル?農地が多い調整区域で住宅購入は排水先に注意!
千葉県館山市の住宅敷地内の池で
2015/11/8に73歳の男性の遺体が
見つかりました。
「生活排水などを巡って口論になり、暴行した」
「口論になって殴り合いの喧嘩になり、暴行した。動かなくなったので池に転がした」
などと自首してきた76歳の男が
殺人の疑いで逮捕されました。
殺人事件が近所付き合いのある人通しで
発生したので、他人事ではない事件です。
住宅から排出される生活排水のことがどういうリスクがあるのでしょうか?
近隣トラブルの事例として推測してみたいと思います。
千葉県館山市で発生した殺人事件の発生現場どこで、どんなところ?農地に流入する排水による近隣トラブルの事例か?
まず、どういう近隣トラブルが発生したのかを
推測するうえでは、場所を特定しないと
ならいのですが、
千葉県館山市の石渡さんという方
自宅の池で殺害されていた
というニュースの映像に、
「石渡建設」という文字が写っていました。
敢えて、住所は表示しませんが、
館山市大戸という場所にある住宅
であることがわかります。
また、場所としては周辺は農地が多い立地です。
住宅街で家が密集して立っているような場所ではなく、
農業をする農家の人たちが中心の集落です。
ですから、市街化区域ではなく、市街化調整区域に
指定されている可能性が高く、
排水については農業集落排水が整備されていなければ、
下水道の整備はなく、
各家庭からの排水については、
浄化槽を使って川、水路、側溝などへ排水する
のが一般的な地域と推測されます。
ですから、
排水の仕方や排水の経路によっては、
近隣同士で、土地に関するトラブル発生する
可能性がある事例として
みることができます。
殺人を犯した人は近隣で農業を営んでいた!殺害動機は排水先に農地が関連した可能性がある!
殺人を犯し逮捕された人の職業は農業であると
公表されています。
動機は排水をめぐるトラブルで、以前から
二人は口論をする様子が近所の人から
目撃されていたといいます。
殺害された石渡さんの自宅は北側に県道が
走っている道路に面しています。
家庭からの生活排水とは、トイレから流れ出る汚水と
台所と洗面所、浴室から流れ出る雑排水の
合計をいいます。
下水管が整備されていなければ
直接排水できないので、
浄化槽を経由して
県道の側溝に排水するのが
普通のイメージです。
若しも、県道に側溝がなくて、
排水できない場合は、
別の水路などに排水をする必要が出てきます。
殺害された石渡さんの場合は、
どういう排水経路をとっていたかは
確認がとれていませんが、
石渡さんが農家の方から殺害された
ということは、
農地に流れる水路に排水先があった可能性が
高い気がします。
関東地域の農地からとれるお米や
その他農作物がイマイチ、
美味しさの点でレベルが低いのは、
農地周辺に
住宅が多く建設されるようになって
排水先に水路が農地につながっていることも
多いので、
農地が汚染される可能性が高いです。
綺麗な水で育った野菜や果物、お米は
美味しいですが、
周辺に住宅が多くなると、
生活排水に農地が汚染される
リスクが高まります。
農業を行う人たちが住宅から流れてくる
生活排水による農地の汚染に悩まされていたとしても
関東でならおかしくはありません。
殺害の動機は、農業と生活排水による
影響だったかもしれません。
今回千葉県館山市で起きた
殺人事件は、突発的な事件というよりも
長年の農民が抱えてきた近隣住民への
不満の様なものが背後にあって、
現実の近隣トラブルに発展してしまった
事例なのかもしれません。
館山市の殺人事件から学ぶことは、住宅購入には排水先に問題がないか近隣とのトラブルがないかを確認すること!
今回発生した殺人事件を教訓に、
住宅探しを考えてみると、
中古住宅を探す人にとっては、
殺人があった物件に注意すると同時に、
殺人が起きるようなトラブルが
近所に潜んでいないかを
確認することです。
このあたりを説明しないまま不動産会社が物件を仲介すると
後で問題が発覚すると訴訟問題になります。
殺人があったので本来は1000万円で販売するところを
仮に、500万円で販売されていたとしても、
安かろう悪かろうの物件になります。
なぜなら、排水についての問題が解決されておらず、
近隣とのトラブルを抱えた物件であるからです。
このトラブルも解決できるような人に
買い手になってもらう必要があります。
殺人があっても気にしないし、
排水のトラブルも解決できる技量がある方なら、
格安で取得できるタイプの
物件になるでしょう。
農家の人が殺人を犯してしまうような
痛ましい事例でしたが、
排水の仕方は時として
人間関係を悪化させますので
注意が必要です。