中学受験を控えて夏休みに旅行をするメリットは?



中学受験を目指す人達にとっては、

夏休みは塾の合宿や夏期講習への

参加を重視してしまいがちですけれども、

時々は、受験勉強から離れて休養をすることにも

意味があります。

 

特に、大型の休みがとれる夏休みは、

首都圏や関西など特定の場所から離れて

遠くへ出かけるチャンスです。

 

ライバルはひたすら自宅で勉強に励むのかもしれませんけれども、

旅行をしてくることで、

むしろ机上では学べなかったことや

好奇心を刺激することで、

長期的に良い学びになる可能性のほうが大きいはずです。

 

 

旅行に出かけることで、社会科が受験科目の場合は旅行は各地の地理、歴史を学べる

予習シリーズの5年生の社会科テキストでは、

日本全体について、工業、農業など、

幅広く学ぶ内容になっています。

 

九州・沖縄、四国、東海、関東、甲信越、

北陸、東北、北海道と、

 

各エリアごとに地理や歴史も学びます。

 

受験科目に社会科があるかどうかは別として、

いつも暮らしている東京や神奈川、埼玉、千葉という

特定の場所にいると視野が広がりません。

 

思い切って、旅行へでかけることで、

リアルに各地域のことを理解できるようになってきます。

 

地図上や教科書上でいろいろと書かれてあることが、

立体的に映像となって眼の前に現れてくるのですから、

旅行にでかけた地域に興味が湧いてくることは

大きなメリットです。

 

旅行で受験に役立つ知識を学べるというよりは、

今後、学ぶべき対象に興味や関心が出てくることの

効果は絶大ではないでしょうか?

 

地域の特産品や景勝地で地形なども学べる

社会科などでは扇状地では水はけの良さを利用して、

果樹園が盛んであることなどを学びますけれども、

地方へ旅行へ行くと、

実際に扇の形をした扇状地が

山際に広がっているのを目にする機会があったりします。

 

地域の果物などの特産品と地形との関連を

実感できたりもします。

 

参考記事⇒秋田県湯沢市 三関のさくらんぼ直売所一覧!野菜や漬物も買える?

 

 

また、温泉地で知られる鳴子温泉郷は秋の紅葉の名所として

知られていますけれども、

「V字谷」という地形が織りなす景観だったりします。

 

 

地域によって屋根など家の作りが違うことで気候風土、地域性を学ぶ

東京を離れて地方へ出かけると気がつくのが、

マンションが少なくて、戸建てが多いことです。

 

しかも、地域によって家の雰囲気がかなり違って見えます。

 

雪が降る日本海側の豪雪地帯と呼ばれる山奥へ出かけると、

トタン屋根が多いです。

 

かと思うと、同じ日本海側でも、

海辺に行くと瓦屋根の家が多くて、

風力発電のプロペラが回っていたりします。

 

首都圏では瓦の屋根の家はあっても

トタン屋根の家はほぼみることはありまんし、

 

トタン屋根の急勾配で雪が自然落下するような

家々が多いのをみていると、

 

「冬場は相当に雪がふるのだろう」と

想像したりするのも楽しかったりします。

 

屋根の形状や材質が受験で問われることはないにしても、

日本海側の東北、北陸、山陰などの学習をするときも、

興味をもって学べるようになるはずです。

 

理科が受験科目の場合にも旅行の効果はある

 

理科の天体観測など地学的な分野での学びには

ズバリ旅行が役立つと言えるかもしれません。

 

天体観測編

東京でもある程度は星空も見えますけれども、

田舎での夜空の美しさには感動します。

 

参考記事⇒中学受験の理科で地学参考書 予習シリーズに勝る光害がない星空の天体観測!

 

受験でも出題される星座についても、

受験参考書での学びと実際の天体観測をつなげることで、

お勉強から、興味関心の対象へ移ることも期待できます。

 

宇宙飛行士の油井亀美也さんは、子供の頃の趣味が、

長野県の実家付近でおこなっていた天体観測です。

 

子供の頃の体験がおとなになっても大きな影響を与えていることが

わかります。

 

化石

化石や地層が見学できる場所も旅先にあったら

見に行くのも有益かもしれません。

 

参考記事⇒夏休み 子供と温泉で自然満喫!木の葉石・化石や地層で地学を学べる避暑地は?

 

昆虫

都内のマンションや飲食店が多いエリアを歩いていると、

夏はゴキブリが歩道を走り回っていたりします。

 

北東北や北海道方面ではゴキブリ(シロアリの仲間)が少なかったりしますし、

生息する昆虫が違います。

 

京都大学ではシロアリの研究者もいますし、

天才たちは何に興味を持つかは読めません。

 

 

自然が豊かな場所で昆虫採集などは

子供にとっては楽しいものですし、

もしかすると、子供の才能を発掘する機会になるかもしれません。

 

著名作家の生家を観光して国語学習に役立てる

本を読む機会が少なくなっていますけれども、

子供に読書のきっかけや習慣を持ってもらう意味では、

著名作家の生家周辺の観光を旅行へ組み入れる方法もあります。

 

著名作家は田舎出身であったりしますので。

 

森鴎外は島根県津和野町町田 出身

グーグルアースでみても、津和野町は山々に囲まれた小さな町であることがわかります。

 

東大医学部卒業の作家、森鴎外の生誕地です。

 

動画を見ても、首都圏や関西などの都会とは大違いの

観光ルートのつです。

 

大江健三郎

大江健三郎の生家は兄が建築した立派な

邸宅です。

 

参考記事⇒愛媛県内子町 竹細工工房「武工房」は明治の街並みの古民家!購入法は?

大江健三郎の才能を見出した兄が将来、

弟がノーベル文学賞を受賞するかもしれないと考えて、

ノーベル文学賞作家の生家に相応しい

住宅として建築されたとして知られています。

 

大江健三郎の生家がある内子町は明治の町並みが残されている

観光地でもあります。

 

その他、斎藤茂吉は山形県上山市の出身で、さくらんぼなど

果物の産地で、温泉もあるなど、

 

探せば、全国各地に著名作家の生家と観光地が

沢山あります。

 

旅行の観光ルートは場合の数の学びに

旅行へ行って算数の勉強に役立つことは少ないかもしれません。

 

予め、でかける場所や観光名所など決めておいたら、

子供に、どのルートで回るかを

計画させてもいいかもしれません。

 

A、B、Cというルートを回るときに、

  • Aからスタートするルート
  • Bからスタートするルート
  • Cからスタートするルート

 

など、子供に計画をいくつか発案してもらうことで、

「場合の数」の実践になりますね。

 

旅行にはリフレッシュ効果!やる気を引き出す

実際には旅行中は中学受験に直接役立つようなことは

ないのかもしれません。

 

しかし、休養をしっかりととって

肉体的にも精神的にもリフレッシュすることで、

自宅へ帰ってからの学習に対する意欲が

前よりも高まる効果も期待できます。

 

大人でも仕事ばかりでは能率が上がらないのと同じで、

長期休暇を取り入れることで、

その後の仕事に好影響を及ぼすのと同じではないでしょうか?

 

1年を通じてがむしゃらに勉強し続けるのは辛いことではありますけれども、

途中で休憩を入れることで、

なんとか、長期間努力が継続できるというものです。

 

また、難関中学へ入学するような子どもたちは、

視野が広い点も見逃せません。

 

日本だけではなく、世界、宇宙へと考えを巡らせて、

 

いくきっかけとして、

旅行は有益なチャンスです。

 

長期の旅行中でもネットで学べる

塾のカリキュラムに縛られている人は

あまりの長期間の旅行は難しいかもしれませんけれども、

 

Z会 小学生向け講座 ならタブレットなどを活用して、

どこにいても学ぶことができます。

 

場所にとらわれずに学べる環境が整っているので、

ゆったりと旅行を楽しみながらも

学習習慣は継続したいものですね。

 

 





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