グリーンフラッシュと地震との因果関係は?父島の西方向 阿曽山大噴火!
太陽が西の水平線に沈むときに見られる夕日が
赤ではなく、緑色(グリーン)に見える現象を
「グリーンフラッシュ」と呼びます。
日本では、小笠原諸島の父島で見られることがある
ということが知られています。
発生する確率が非常に低い「グリーンフラッシュ」を
見られるのは幸運な気もしますが、
地震発生の予兆かもしれません。
というのも、同じ日に阿蘇山が大噴火をしているからです。
2016/10/8阿蘇山が噴火!
阿蘇山の噴火の兆候を観測する研究施設「京都大学火山研究センター」
(熊本県)の大倉敬宏教授によると、
今回の噴火は、火山の地下水がマグマの熱によって温められ、
沸騰して爆発する「水蒸気爆発」とみられる。
今月に入り、火山性地震や微動が活発化するなど、
水蒸気爆発が起きる兆候が確認されていたという。
気象庁などによると、8日未明の噴火が起こる約4時間前の7日午後9時50分頃、
噴火が発生。この噴火により、いったん岩盤が割れて火口が開いたが、
8日未明になり、何らかの原因で火口が再びふさがった。
これによって地下の圧力が急速に高まり、今回の爆発につながった可能性がある。
今回のように、大きな空気の振動を伴う爆発的噴火は1980年以来となる。
阿蘇山から出た火山灰は広範囲に広がって、
四国にも届いている状況です。
2016/10/8父島で「グリーンフラッシュ」が観測!
小笠原諸島・父島の高台にある三日月山展望台で8日夕、
太陽が沈む直前に緑色に輝く「グリーンフラッシュ」
という珍しい現象が見られた。
この日は澄みきった青空が広がり、
夕焼けを見に多くの観光客らが展望台に詰めかけていた。
水平線に太陽が沈む瞬間、緑の閃光せんこうが見え、
高台は歓声に包まれた。
水平線に沈んでいく太陽の光は、色により屈折率が違う。
まず赤い光が届かなくなり、その後、青い光が大気で弱められると、
中間の緑だけが一瞬残ることがある。
国立天文台の家正則名誉教授は
「珍しい現象で、見ることができるのはとても幸運だ」と話している。
父島は、グリーンフラッシュが比較的観測しやすい場所
として旅行ガイドなどで紹介されている。
グリーンフラッシュは、ほんの一瞬で、
沈む最終局面で偶然が重なって、
緑色に見えるという現象です。
父島は太陽が沈む西方向には阿蘇山がある!
光の屈折によって、グリーンフラッシュが起きることが分かっています。
10/8未明に阿蘇山の噴火による空気中の浮遊物質が原因で、
光の屈折が起きたと考えられないでしょうか?
勿論、証拠などはありませんけれども、
阿蘇山は、父島から見ると西方向に位置していて、
太陽が沈む方向にありますので、
可能性はあるのではないでしょうか?
グリーンフラッシュと地震との因果関係は?
阿蘇山の噴火はおそらく、熊本地震との関連が
あり得るだろうと推測ができます。
熊本地震が断層のずれによって発生していますし、
益城町から南阿蘇村方向に延びる断層が大きく動いたのが、
熊本地震の発生メカニズムです。
そして、阿蘇山は断層の延長線上にあるのです。
熊本地震の断層については、
⇒阿蘇大橋 俵山トンネル崩落は布田川断層帯至近!地図上で熊本地震 危険地域は?
をご参照ください。
阿蘇山の噴火と父島で観測できるグリーンフラッシュとの因果関係
があるなら、
グリーンフラッシュと地震との因果関係も十分に
あり得るという仮説は立ちます。
地震研究者は是非、研究をしていただければと思います。