秋田県東成瀬村の仙人修行に参加しているのは、どんな地域・年代の人なのか?
2015年6月2日NHKラジオ、ここはふるさと旅するラジオ
で秋田県東成瀬村が紹介されていました。
秋田県東成瀬村は、
主に夏に観光客が訪れる地域ですが
「仙人修行」と呼ばれる珍しい行事があります。
仙人修行とは聞きなれないが、
東成瀬村に伝わる仙人伝説によるものです。
東成瀬村役場の所在地にも
「仙人下」(役場は仙人の下にあるという意味合いもあるのか?)
という表示があります。
仙人修行って、どんな地域から、どんな年代の人たちが参加しているのでしょうか?
実は、北は北海道、南は沖縄まで、
全国から参加者が集まってくるといいます。
その仙人修行とはどんなものなでしょうか。
簡単に言ってしまうと、村にある不動滝という滝の下で、
男性2分、女性は1分間、念仏を唱えながら、
夏とはいえ、冷たい滝に打たれる修行をします。
なんと、滝に入るときに
本人がはいていくワラジを
自分で編むといいます。
このワラジを編む方法は
村の80歳~90歳の年配の方の指導があるということです。
ワラジを編むという無駄にも思えるようなことだが、
どうにかこうにか、出来上がったワラジを完成させて、
そのワラジをはいて、滝に打たれるという経験を経て、
想い出深いお土産になるといいます。
そして、ワラジを作る方法を教える地元の老人も、
出来上がると、
「ああ、えがったな!」(ああ、よかったなという意味)
と思うということです。
このような、地域の人との交流をしながら、
お寺での断食なども経て、
その後に食するオカユを食べることで、
食べ物に対するありがたさを再認識していくのだといいます。
このようなイベントに参加する人たちは、
全国の地域から集まってきますが、
年代としては20代~30代が多いのだとか。
一方で60代の年配のリピーターもいるそうです。
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