ボート漕ぎ体操が肩甲骨の可動域を広げる!肩こりの名医 遠藤健司氏が紹介
東京医科大学病院の整形外科医である遠藤健司先生が、
TBS系テレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」(2017/6/11)に出演し、
肩こりで悩む人の特徴を指摘しました。
特徴の1つは、猫背でうつむき姿勢の習慣があること。
もう一つの特徴は、スマホなどをずーっとみていて
動かないこと(姿勢を変えないこと)です。
猫背のままで、スマホやPCを操作し続けると、
どうしても肩こりがひどくなりがちなのです。
結果的に肩甲骨の可動域が狭くなってしまい、
両腕が真上まで上がらないという状況に陥ってしまいます。
肩甲骨の可動域を広げる方法として、遠藤先生が推奨しているのが、
ボート漕ぎ体操です。
肩こりがひどい人は肩甲骨の可動域が狭くガチガチ!健康カプセル!ゲンキの時間で紹介
肩こりがつらいと悩む人達の肩甲骨の動きを確認する方法が紹介されています。
肩甲骨の動きがいいかどうかは、
壁を背にして、まっすぐに立ちます。
(後頭部、肩、尻、かかとを壁につける)
その上で、壁に沿うようにして、
腕を横からゆっくりとあげていきます。
このとき、
- 水平から60度以上上がれば肩甲骨の動きが正常
- 45度から60度は肩甲骨の動きはややがちがち
- 45度未満は肩甲骨がガチガチが可動域が狭すぎ
という判断をします。
特に、肩こりがひどい人は、肩甲骨の動きが悪くなってしまいがちですから、
肩こりを解消する為にも、
肩甲骨の可動域を広げることが必要になります。
肩甲骨の動きを改善するために、遠藤先生が推奨するのは、
ボート漕ぎ体操です。
遠藤健司先生が肩甲骨の可動域を広げる「ボート漕ぎ体操」のやり方
遠藤先生が推奨したボート漕ぎ体操を行うと、
肩胛骨の動きが良くなったためなのか、
両腕が真上まで上がるほどにまで、
改善するケースが見られました。
ボート漕ぎ体操のやり方は次の通りです。
椅子に座って、ボートを漕ぐように
腕を前から後ろに回す。
(呼吸を止めないように注意)
腕を回すときのポイントは、肩胛骨を寄せながら、
両肘を肩の上まであげることです。
両肘を肩の上まであげてから、
肘を背中の後ろの方に回すようにして回転させます。
以上の体操を10回行います。
ボート漕ぎ体操と言っても、
両肘を手前に引くのではなく、
両肘を肩の上まで引き上げて
回転させるのが大切です。
「ボート漕ぎ体操」のポイントは腕を上にあげて、後ろから回す!動画でポイント説明!
ボート漕ぎ体操ズバリの動画がないので、
参考になる動画を紹介します。
この動画でも、肘が方の上まで上がっていることがわかりますし、
大きくゆっくりと回すことが大切であることが
説明されています。
実際に、遠藤先生推奨のボート漕ぎ体操をやってみた所、
腕が真上まであがるようになりました。
しかも、即効性があるので素晴らしい体操法です。
肩がこってる方は、
試してみてはいかがでしょうか?
遠藤健司先生在籍の東京医科大学病院 整形外科
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1
電話:03-3342-6111(代表)
URL:http://www.tmuortho.com/
肩こりの名医=遠藤健司先生の本
肩こりには、糖尿病や心疾患などの重大な病気が隠されている場合も
指摘されています。
肩こりの原因はストレスなのか、病気なのか、骨の異常なのかなどについて
整理されています。
肩こりを解消する意味でまずは原因を知った上で解決法を知りたい方には
参考になる一冊です。