繊維壁にカビキラーを噴射してカビ除去ができた口コミ!
和室によく使われている繊維壁は年月の経過とともに、
当初の塗りたてのような鮮やかな色合ではなくなって、
色あせてくるのは仕方がありません。
しかし、部屋の湿度をうまくコントロールできずに、
繊維壁にカビが生えてしまうこともあります。
住んでいる住人は、カビが毎日じわじわと増えていくので、
気が付きにくいのですが、
ある一定のところまでくると
流石に黒ずみが目立つようになります。
長年住んでいる家なら繊維壁が黒ずんできても仕方がないとは思いえるのですが、
カビは単なるホコリやゴミではありません。
カビは胞子を空気中にばらまいてくるので、
住んでいる人の健康被害にも繋がりかねないのです。
実際に、繊維壁に生えたカビを除去するために、
カビキラーを噴射してみた結果、
うまくカビが除去できたので
口コミを紹介していきます。
壁掛けの絵画を外すと繊維壁と絵の裏側にカビが!
最初は、繊維壁の黒ずみは長年住んでいる家だから
仕方がないと感じていました。
繊維壁の黒ずみがカビではないかと思い始めたのは、
部屋に飾っている絵画2点を外して、
断捨離しようと思ったのがきっかけです。
絵画を外してみると、絵画の裏側にはカビが生えているのが確認できましした。
更に、絵画の影に隠れていた繊維壁についても、
他の部分よりも黒ずみが強いことが確認されました。
つまり、絵画をかけていた部分の繊維壁にカビが生えていることが
ほぼ確定できたとも言えます。
全体的な繊維壁の黒ずみすすけや単なる汚れではなくカビ
絵をかけていた部分の壁は長時間、太陽光の紫外線が当たらなかったことで
余計にカビが生えやすかったのは理解できます。
そして、繊維壁全体をみてみると、他の部分も黒ずんでいます。
最初は、他の部分は、ちょっとすすけただけなのかと思っても見たのですが、
カビが壁全体へ広がっていったのではないかと思い始めました。
そして、カビキラーを使ってカビを除去しないとまずいと
思うようになりました。
カビが胞子を部屋中に撒き散らしすことが原因で、
咳が止まらなくなったことがあるので、
カビくらいと、侮れません。
参考記事⇒夏でも痰が絡む原因はエアコンにも!治らないときにはカビ取り掃除を
繊維壁にカビキラーを噴射するとあっという間に黒ずみが除去
カビキラーはカビを除去するパワーが強いので、土壁を劣化させることが心配でした。
ただし、カビが生えているような繊維壁は全部剥がして、
塗り替えるか、ボードを張ってクロスにしてしまうかなどの
リフォームが必要です。
ですので、カビキラーで劣化したとしても
仕方無しと判断しました。
実際に、気になるところからカビキラーを噴射してみると、
あっという間に、表面の黒ずみがなくなって、
きれいな色に戻っていきました。
画像の左側がカビキラーを噴射した部分で
明るいエメラルドグリーン色になっています。
右側はカビキラーを噴射していない部分で、
黒ずんでいますけれども、
繊維壁の表面にカビが生えていると思われる
状況がわかるかと思います。
部屋の壁ですので、お風呂のように、カビキラーを噴射してしばらくしてから
水で洗い流すということはできません。
換気を良くする必要があります。
繊維壁にカビキラーを使ってみたデメリットは?
カビキラーは泡状の液体を噴射するので、
壁全面に短時間で一気に吹き付けるというのが
難しいです。
更に、匂いがきついです。
浴室などのように普段人がいない場所の使用なら
長時間換気してから使用するのでいいのですが、
リビングであったりすると、日中にカビキラーを噴射するわけにはいきません。
人が8時間以上はいなくなるタイミングで噴射して、
換気をしておくという手間がかかります。
匂いがきついので壁全面には噴射できない
泡状なので、短時間で壁全面に噴射できないだけではなく、
匂いがきついですし、
塩素による人体への影響を考えると、
部分的に少しずつ時間をかけて繊維壁の表面のカビを
除去していく必要があります。
部分的に噴射すると色がまだらに
最終的に壁全面にカビキラーを噴射しおえれば、
繊維壁の色が統一されてくるはずです。
しかし、カビキラーを一気に壁全面に吹きかけないで、
少しずつ部分的に実施していくと、
きれいになったところと黒ずんだところの色が
まだらになってしまいます。
本当は一気にやりたいところですが、
匂いが酷いですし、
健康面を考えると、大量にカビキラーを
部屋に充満させるのはよろしくない気がします。
カビキラーの匂いは換気しておけば取れる
繊維壁に噴射したカビキラーは泡状の液体が繊維壁の表面部分から浸透して、
カビを除去してくれますので、
使用直後は塩素の匂いが部屋にも充満します。
私の場合は、家族が寝静まっる頃にカビキラーを噴射して、
寝ている間に換気をしておくと、
朝起きてみると匂いはなくなっていました。
もちろん、カビキラーを噴射した部分も乾いています。
カビキラーでカビを除去できても洗い流す訳にはいかない場所なので、
匂いが心配ではありますが、
狭い面積に限定しながら、少しずつ噴射して、
半日程度換気すれば大丈夫なようです。
カビホワイトの方が使い勝手はいい
カビキラーは液体を霧吹きのように噴射するのではないので、
吹きかけた部分だけにとどまって効果を発揮しています。
裏を返せば、壁全面に一気に吹きかけるには効率が悪いです。
その意味では、カビホワイトを使えば、
液体を霧状に噴射できるので
壁全面に吹き付けるのはより簡単です。
繊維壁に漆喰で塗装する場合も、カビをカビキラーで除菌する意味はある
汚れた繊維壁を漆喰で上塗りして見た目をきれいにしてリニューアルしたいという場合に
使えるのが、うま~くヌレールという
DIY用の練済みの漆喰です。
「うま~くヌレール」のいいところは、古壁(繊維壁・砂壁・京壁・しっくい・土壁)の上に塗るときには、
シーラーでの下塗りや、「下塗り用のうま~くヌレール」が不要で
仕上げ用の「漆喰うま~くヌレール」を古壁に直接、塗っていける点です。
ただし、カビが生えている繊維壁や聚楽壁の場合は、カビを落としてから
塗るのが原則です。
繊維壁を漆喰で上塗りしたいという場合にも、カビキラーでカビを除菌することは
塗装前の下準備としての意味があるというわけです。
参考図書⇒簡単!住まいのDIYマニュアル 壁塗り[珪藻土・漆喰]
まとめ
繊維壁は湿度を一旦溜め込んで、放出することを繰り返してくれる
優れた素材です。
湿度を溜め込ませるだけではなく、
しっかりと換気を心がけるようにすれば、
カビが生えることはなくなるはずです。
繊維壁の除菌後、カビの再発を予防していくためには、漆喰で壁塗りをすれば
漆喰のカビ予防効果が期待できます。
古壁にカビが生えてしまったら、カビキラー、
カビホワイトなどを使って除去してみるか、
全部剥がした上で、塗り替えるなどのリフォームをすることを
おすすめします。
特に、室内の湿気が原因ではなく、雨漏りが原因である場合は、
雨漏りを修理することが先決です。