耳鳴りの原因は水分の取りすぎに!治す方法は?
夏も終わるころになると、ご婦人が
「急に耳鳴りがするようになった」
と悩む時期がスタートする季節でもあります。
女性だけではなく、男性でも耳鳴りを発症している人は非常に多いものです。
耳鳴りがひどくなると、セミが鳴いているのか耳鳴りがしているのかが
わからなくなるほどです。
また、耳鳴りをする人の特徴はむくみ(=水分代謝不良)
を感じる人が多い傾向にあることも
挙げられます。
耳鳴りの原因は漢方的には水分が体の中に多すぎるために起きる現象で、
水分の取りすぎを改めることで治すことができます。
メニュエル病などのような重病になる前に生活習慣を見直して、
治してしまうことが大切です。
耳鳴りの原因は水分の取りすぎと体内の水分代謝が悪いこと
耳鳴りは原因が不明と現代医学では治療法がない
といわれている症状です。
いわゆる不定愁訴には西洋医学は強くありません。
東洋医学の漢方は耳鳴りなどの不定愁訴に強い
療法となります。
エアコンに当たり過ぎたら、耳鳴りがひどくなってしまったと内科に
かかっても適切な薬が出ないまま治らないという結果になりがちです。
漢方では耳鳴りは体内の水毒と考えています。
体内に水分量が多すぎるために耳鳴りがするという考え方です。
水分を多く取っていても、汗や尿で放出していれば問題なのですが、
代謝が悪い水太りタイプの人は特に耳鳴りを発症しやすいともいえるでしょう。
体内の水分代謝が悪いと、足がむくんでパンパンに腫れたりしますし、
足にたまった水分が夜寝る時に体に戻ってきますので、
夜にトイレに起きる人も多くなる傾向があります。(夜間頻尿も)
耳鳴りの原因は運動不足にもある!
耳鳴りを発症するのはガテン系の仕事の人よりもデスクワーク中心の
事務系の仕事の人で夏の暑い時もエアコンで冷え冷えした環境で
快適に働く人が多いはずです。
汗を流さずに、夏なので喉は乾くし、熱中症対策にどんどん
水分を取りましょうと世間はアナウンスしています。
必要もないのに朝から夕方までオフィスで、デスクワークを涼しい環境で
こなしながら、汗はかくわけではないのに、
アイスコーヒー、アイスティ、紅茶、緑茶など
四六時中、机の上に何か飲み物がある環境で仕事をすると
気がついたら、体は冷えてるし、体内は水分過多になって、
いつしか、耳鳴りがするようになってしまいます。
解消法としては、体を過度に冷やさないこと。
むしろ温めるほうがいいくらいです。
夏ですから、汗が出るのが当然で、いい汗をかきながら
仕事をすることや運動をするように心掛けると
汗が流れます。
結果的に体内の水分代謝がよくなって耳鳴りが解消できるというわけです。
デスクワーク中心の人は同じ姿勢を続ける傾向にあるので、
30分毎にデスクを離れるようにするなどの
工夫が必要です。
アルコールをよく飲む人は耳鳴りの原因に!
仕事帰りに居酒屋やスナック、バーでアルコールをたしなむ人も多いのではないでしょうか?
飲食店は夏はエアコンが効いていて涼しいですし、
アルコールを飲み過ぎると、肝臓や腎臓に負担がかかるだけではなく
やはり体内の水分量が多くなりすぎてしまいます。
仕事柄、人とアルコールをよく飲むことが多い人に
耳鳴りが発生してしまいがちです。
アルコールが耳鳴りにわるいということではなく、
常習性があって、習慣になりやすいアルコールは
水分として考えると取り過ぎてしまうきらいがあるのです。
あまり仕事で汗をかかない事務系の事務員さんが
アルコール好きだと要注意でしょうか?
カフェイン中毒でコーヒーや緑茶好きもで水分を取り過ぎて耳鳴りの原因に!
アルコールと同様に、コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれています。
カフェインは中毒性があるので、
コーヒーは必ず飲まなければ気が済まないという
人も多いのではないでしょうか?
コーヒーも朝起きて1日1杯だけ飲むようにしているという人は
耳鳴りがひどいという人は少ないかもしれません。
逆に1日に、5杯、6杯とコーヒーを飲んだり、
お茶を飲んだりする人で、流す汗の量が少ない場合は、
耳鳴りが起きる場合があります。
コーヒーは利尿作用があって尿として出てくれますのでいいのですが、
お茶(緑茶)の場合はコーヒーほど利尿作用はありません。
しかも緑茶は体を冷やす作用があるので、
余計に体の中に余分な水分がたまって、
耳鳴りの原因になる場合があるので注意をしましょう。
あくまでも、運動や自然に流れる汗で不足した分を
コーヒーなり、お茶で補うのは大切なことです。
耳鳴りを発症しやすい原因はなぜ冷房の使い過ぎの夏なのか?水分の取り過ぎに注意
冷房を使いすぎると汗が出てきません。
夏だからという理由で熱中症対策やのどが渇くからということで、
水分を取り過ぎると、
エアコンが効いているために、
体内の水分代謝が悪化する原因を作ってしいかねません。
水分は真夏でも適度に、取ることが必要ですけれども、
耳鳴りを治すにはどうしたらよいのでしょうか?
耳鳴りの治し方は水分摂取の仕方にある!悪化した人は漢方薬で腎機能を改善する方法も!
耳鳴りの治し方は、
「水分を多くとることがいいことだという
やや偏った考え方をリセットする」
ところからはじめましょう。
例えば、夏の熱中症対策などで水分補給の重要性が
主張されますけれども、基本的には流した汗の分だけ
補給すれば十分なのです。
基本的に水分は必要以上にとるものではなくて、
汗をかいたり排泄した分を補うために補給するもの
という考え方が大切です。
風邪をひいたときは確かに汗をかいて、
体内の風邪ウイルスを
外に出す必要があるので体を温めながら水分を多くとることが
有効です。
しかし、平常時は、仮に真夏だとしても、
水分は補給するという考え方を持つべきでしょう。
汗をかいた分だけ水分をとるというようにしていけば、
漢方薬のお世話にならずとも回復します。
ただし、耳鳴りが辛い場合は漢方でいう水毒を
取り除く意味でも漢方に詳しい医師や
漢方薬局に相談することをお薦めします。
腎機能を漢方薬で回復させながら水分代謝がよくなれば、
耳鳴りも自然に治るものです。
医学博士で漢方の専門家の石原結實先生の著書
「水の飲みすぎが病気をつくる」では、
水分のとりすぎによっていかに多くの病気が発祥しているかが
東洋医学の考え方でわかりやすく説明されています。
耳鳴りのみならず、うつ病なども耳鳴りと関連があるといいます。
むくみなど、ちょっとした体調不良に悩む方は
医者にいくまでもないと思っているかもしれません。
医師もむくみや耳鳴りを治せる人は少ないかもしれませんので、
石原先生の著書を活用して自宅で体調を改善することを
おすすめします。
本を読んで、どうして水分のとりすぎが病気になるのかが
納得できれば、
耳鳴りを改善するための行動を
実際に取るようになるものです。
何はともあれ、仕事や運動で汗をどんどん流すようにすることで、
体内の水分を外に出すことができるだけではなく、
美味しいアイスコーヒーやアルコールを美味しくいただく
秘訣でもあります。
耳鳴りをサプリメントで和らげるには?
水分のとりすぎに注意をして、お茶やコーヒーなどの飲み過ぎを
辞められたとしても、すぐに体内の水分過多が改善できるわけでもなく、
半年くらいの時間がかかると考えたほうが良いです。
真冬から水分の取りすぎに注意をし始めて、耳鳴りが気にならなくなるのが、
夏頃とか、気長に取り組む必要があります。
目先的にすぐに薬で効果を上げたいという方は、
漢方に詳しい先生を探して漢方薬を処方してもらうという方法もあります。
医者にかかる時間がないとか、面倒だという方は、
ガングリオシドというサプリメントがあります。
ガングリオシドは、一般的には認知症の対策の健康食品の
1つとして利用されています。
そして、このガングリオシドは聴覚機能にも非常に関与している
物質であることが知られるようになりました。
薬ではなく健康食品として、耳鳴りを改善することが期待できるようで、
耳鳴りに悩む方が服用している例があります。
耳鳴りがつらいという方は試してみても良いかもしれません。
以上の耳鳴りの治し方を理解できて
実践し耳鳴りが治るまでは、
をご参照いただき、気にしないで付き合っていくことも
仕方がないかと思います。