石坂産業の評判はどう?石坂典子社長の本に変化の理由が
埼玉県の所沢市の近くにある、
三芳町にある石坂産業という小さい会社と
経営者である石坂典子社長は各種メディアで紹介され、
経済産業省からの表彰を受けるなど高評価をうけています。
とはいうものの、中小企業ですし、大企業のような
レベルまでにはいろんな意味で発展途上にあるのは
前提としても、
リサイクル工場には、国内外からの見学者が増えていることからも、
評判がいいことの確かな証拠です。
本も出版している石坂典子社長のどんな考え方が社員から支持されるようになって
いい会社と言われるようになったのでしょうか?
石坂産業は所沢ダイオキシン報道でバッシングされた過去!
ニュースステーションでは所沢ダイオキシン報道(捏造)を思い出します。
ゴミ焼却場から出されるダイオキシンが大問題で、周辺の所沢のほうれん草などの葉物野菜は高濃度のダイオキシンに汚染されているという報道を行い、周辺の埼玉県産野菜が閉め出され、所沢の農家から訴えられたものでした。
— 由依@保守覚醒 (@yui_hosyu) 2015年2月11日
所沢ダイオキシン問題という誤報で産廃業者であった石坂産業は
バッシングを受けた経験もあり、
地元住民から石坂産業は出ていけと言われるところまで
追い詰められていました。
2014年に問題が解決してから、
「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記」
という社長の著書も高評価をうけました。
目次
はじめに 所沢「産廃銀座」を立て直した女
第1章 なぜ、職人肌の父は、30歳の娘へ社長を譲ったのか
第2章 荒廃した現場で50代不良社員に立ち向かい、どうやって会社を変えたか
第3章 「地獄の3年間」から「おもてなし経営」へシフトした瞬間
第4章 東京ドーム3.5個分の8割が里山! 2割が工場! 見えないブランドをつくる「新・里山資本主義 」
第5章 どん底からでも利益を生み出す方法
おわりに 世界中から人が集う会社へ出典:「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記」
産業廃棄物処理業者ということでダイオキシン問題が誤報であったとしても、
世間のイメージは、ダーティーさが付きまといます。
産廃業者で仕事をする社員も仕事に誇りを持てない状況で、
食うために仕方なく仕事をしているような状況だったのでしょう。
石坂典子社長はどうやって石坂産業の社風を変えていったのでしょうか?
産廃業者で仕事をする社員に石坂産業で仕事をする上で、
誇りとプライドを持たせる
という女社長の考え方が背景にはありました。
仕事に誇りを持てないことは、社内で不平不満につながるので、
大問題です。
評判をよくするために石坂典子社長がとった改善策とは?
勿論、一足飛びに今あるような、マナーのよい、挨拶がしっかりできている
社員が見学者を迎えるような社風になったわけではありません。
最初はマニュアルのようにルール化したところから
強制的にしつけをしているのですが、
ルールやマニュアルを社員へ押し付ける考え方ではなく、
社員の声をよく聞いて、
現場を改善していく方法です。
社員は社長が話を聞いてくれるという満足感で、
仕事へのやる気、モチベーションがアップしていったのです。
なんでも管理したがる経営者がいますし、
社員の話を聞くよりも、どこかの立派な先生が言っていることに
耳を傾けがちです。
わずかな差ですけれども、社員の声に耳を傾けて、
自主性を引き出す力があるかどうかが
内外から石坂産業がいい評判を生み出している原動力なのではないでしょうか?
石坂典子社長 石坂産業の工場見学を実施後に、口コミで発信されるようになった!
石坂典子社長の本
「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記」
では、工場見学会を実施して石坂産業が行っている工場でのリサイクル事業の
理解を深めてもらう取り組みが紹介されています。
産廃処理という仕事がどんなものか知らないからこそ、
反対運動をするのです。
人は知らないもの、わからないものに対し不安を感じるものです。
その不安がは反対運動につながっていきます。
ならば、もっと多くの人に産廃処理について伝えなくてはいけない。
それを伝える環境を整備する必要性を強く感じたのです。
お客様が見学にくることで外部との接点が少しずつ増え、
当社の知名度もわずかながら上がっていきました。
お客様自身も、口コミで発信してくれるようになりました。
その結果、工場見学に訪れる人がどんどん増えていったのです。
出典:絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!
外部に仕事ぶりを見せるというのは
やましいところがあればできないでしょうし、
工場見学がきっかけで、
「さいたま輝き荻野吟子賞」を受賞しています。
石坂産業会社概要
商号 石坂産業株式会社
代表者 代表取締役社長 石坂典子
本社・工場 〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富緑1589-2
創立 昭和42年7月
設立 昭和46年9月
資本金 7,000万円
従業員 約120名出典:会社概要
見学へ問い合わせ先は
電話:049-259-1177
石坂産業は歴史がある会社ではありますが、
大企業ではないことはわかります。
中小企業の経営者が社員に職場で仕事をすることに
誇りを持たせて、
意見を尊重できる経営者は現実的には
少数派ではないでしょうか?
自分のことを自画自賛する経営者が意外にも
ワンマンで社員を評価できず
社員にストレスを感じさせる職場にしている
現状があるからです。
石坂産業はカンブリア宮殿でも紹介されるほどの評判
~絶体絶命から会社を変えた2代目女社長の格闘記~石坂産業 社長石坂 典子(いしざか のりこ)
「この地域から出て行け!」…かつて産廃業者として、住民から反対運動が巻き起こった埼玉県の石坂産業。
そんな存続の危機にあった会社を父親から受け継ぎ、改革に乗り出したのは、当時30歳の女性だった。
社長に就任した石坂は、半年で社員の4割が辞めていく劇的な改革を断行し、
地域の迷惑施設と言われた会社を日本屈指のリサイクル企業に生まれ変わらせたのだ。
そして、本社の隣に里山を保全する公園まで作り上げ、地元に愛される会社に育ててきた。
父親の思いを胸に、企業を劇的に変えた女性社長の格闘の裏側に迫る!
カンブリア宮殿でも絶賛されていますね。
かつては、テレビメディアでは
「夢の扉+」へも出演しています。